大学生活が始まった
2014年03月14日 (金) #音大
小さい頃の「大きくなったら何になる?」と言う問いに、いつも「ハカセ」になると言っていた。
機械や電気工作が好きで、無線をやったり部品を買ってきて電子工作や、木材や金具を集めて模型やおもちゃをよく作っていたので、まわりや、自分もそういった進路に進むと思っていた。
しかし、高校生活や部活の中で、様々な出来事や出会い体験から、3年生になる少し前、無謀にもホルンで音大を受験する決心をした。
高校生から音楽を始め、ピアノもろくに弾けないし、音楽の専門的な教育は全く受けていない。
何人かの音大生の先輩やホルンのY先生に世話になり、ピアノの先生、ソルフェージュの先生を紹介してもらい、今までの数学や物理の授業はそっちのけで音楽の勉強や練習に集中することになる。
その時の入試のホルンの課題曲は、モーツァルトの「ホルンコンチェルト1番( 第2楽章:Rondo)」
ピアノは副科ピアノで、スケールとソナチネだけど、チェルニーも弾いた事が無いし、時間もないので、とにかく課題曲だけに専念して1年かけて練習した。
朝から晩まで音楽をしている(あたりまえだけど...)
教室が全て音楽室、学校の中にコンサートホールが大・中・小といくつもある。
ピアノ常備の練習用個室がたくさんある。
吹奏楽やオーケストラは部活では無く授業だ。
ホルンはオーケストラでは活躍の場所が多い、吹奏楽しか経験の無い僕にとっては、オーケストラの授業が一番楽しかった。
しかしオケのステージに乗るには競争が激しい、また、何番を吹くかも人やパートそれぞれに試練がある。
定期演奏会や演奏旅行、オペラや学園祭など、オケのイベントや行事もたくさんある。
音大と言っても想像していたより先輩達や学生は、まじめすぎたり。堅物的ではなかった。
学園祭では模擬店やビッグバンド、音楽コントや冗談音楽などで盛り上がった。
(もちろんオペラや正規のオーケストラコンサートもある)
いいことも悪い事もいろいろ教わり、何かに付けて学生街の飲み屋に集結、いかにも昭和的な学生街だった。
これから4年間、音大生の生活が始まることになった。