舞台裏・楽屋の雑談

I-Dur Virtual Orchestra's BLOG

フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル

2014年03月13日 (木) #音楽

高校2年生のある日、
仲間たちと上野に「フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル」のコンサートに行った。
初来日のコンサートだった。

ティールマン・スザートやガブリエーリやモンテヴェルディなど古楽の編曲から、楽しいアンコール曲まで、当時の5人編成のブラス・クインテット。
日本では最初の本格的ブラスアンサンブルの来日で、後発の金管アンサンブル団体の結成に影響を与えたこの演奏会は、僕たちにも非常に強烈なカルチャーショックであり、音楽生活の入口になった。

ホルンの「アイファー・ジェームズ(Ifor James)」が奏でる音色は、あのイギリスブラスの輝かしい響きと、信じられないようなテクニック、アンコールで披露したチューバの「ジョン・フレッチャー(John Fletcher)」の「熊蜂の飛行」の超、超絶技巧などなど。

ホルンやブラスアンサンブルの本物を始めて間近で聴き、可能性を知り目が覚めたと言うか、一緒に聴きに行ったメンバーは皆、触発されテンションが高まり、練習や取り組み方の態度が変わったと思う。

コンサート終了後、楽屋に行ってみんなプログラムや楽器ケースにサインをもらった、僕たちの詰め襟の学生服姿を興味深く見て、制服か?と聞いて来たアイファー・ジェームズを思い出す。

このあと、僕たちもにわかブラスカルテットを組んでレベルに合わせたアンサンブル曲のアレンジをして譜面を作り、文化祭や、県の音楽会に参加した。

写真は1975年ころのテレビ放送の画面?
左から、トロンボーンのジョン・アイヴソン(John Iveson)、ホルンのアイファー・ジェームズ(Ifor James)、チューバのジョン・フレッチャー(John Fletcher)、トランペットのフィリップ・ジョーンズ(Philip Jones)、エルガー・ハワース(Elgar Howarth)

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