note Debussy:From Children's Corner, No. 6 Golliwog's Cakewal

ドビュッシー 子供の領分より 6番「ゴリウォーグのケークウォーク」

ドビュッシー(1862〜1918)

フランス

印象派音楽

「子供の領分」の最後を飾る、陽気なピアノ曲です。この組曲は、愛娘クロード=エマ(愛称シュシュ)のために書かれました。ドビュッシーは彼女の遊びやしぐさから着想を得ており、この曲でも子どもの無邪気な笑いや想像力が弾けています。タイトルの「ケークウォーク」は、アメリカで流行したダンス音楽。跳ねるようなリズムや、わざとずっこけるようなアクセントがとても愉快です。途中には、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》の旋律をおどけたように引用し、大人の世界を茶化すユーモアも。ピアノの音がまるでおもちゃのようにきらめき、父親ドビュッシーの愛情といたずら心がたっぷり詰まった、微笑ましい名曲です。

Debussy France 印象派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏
Release:2007/06  Update:2025/10 Play:15,171

ドビュッシーについて(Debussy Claude)

印象主義音楽「印象派」と称されることもある。機能和声にとらわれない自由な和声法など特徴的な技法を用いて独自の作曲をした。全音音階の使用や長音階・短音階以外の旋法による独特のハーモニーは、規則的な律動にとらわれない先駆けでもあり、それまでの西洋音楽の概念からは異色と云われた。


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