note Dukas:L’Apprenti Sorcier Scherzo (The Sorcerer Apprentice)

デュカス 交響詩「魔法使いの弟子」

デュカス(1865〜1935)

フランス

ロマン派音楽

この曲は、ゲーテの同名の詩を基にした、オーケストラ作品です。物語は、魔法使いの留守中、弟子が自ら魔法を使おうと試みるところから始まります。水を運ばせるために箒(ほうき)に命を与えますが、制御不能になり、水浸しになる大混乱を引き起こします。最終的に帰宅した魔法使いが事態を収拾し、弟子を叱りつけるという筋書きです。デュカスは、このエピソードを生き生きとした音楽で描き出しました。序奏は魔法の神秘的な雰囲気を醸し出し、箒が動き始める場面では軽快で躍動感あるリズムが登場します。混乱が増すにつれ、音楽はドラマチックに高まり、最後には落ち着きを取り戻します。この作品は、巧みなオーケストレーションとストーリーテリングの妙で知られ、特にディズニー映画『ファンタジア』(1940年)に使用されたことで広く親しまれています。明確なキャラクター描写と物語の展開が特徴で、聴衆に鮮烈な印象を与える名作です。

Dukas France ロマン派音楽 交響詩 シンフォニックオーケストラ 躍動 にぎやか 楽しい 気まぐれ かわいい
Release:2005/09  Update:2024/12 Play:34,070

デュカスについて(Paul Dukas)

音楽の作曲に関しては完璧主義者で、時間をかけた作品が多く、気に入らないものはすべて破棄してしまった。今日残るのは13曲位と言われる。パリ音楽院の管弦科教授、作曲科教授。弟子としてはメシアンがいる。


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