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楽曲検索結果 (254/530)#ロマン派音楽 ✖ 検索をリセットする

 ▶︎試聴するベルリオーズ:幻想交響曲 第4楽章 断頭台への行進

ベルリオーズ Symphonie fantastique 4.Marche au Supplice.

Berlioz(1803〜1869)

フランス

彼は夢の中で愛していた彼女を殺し、死刑を宣告され、断頭台へ引かれていく。行列は行進曲にあわせて前進し、その行進曲は時に暗く荒々しく、時に華やかに厳かになる。その中で鈍く重い足音に切れ目なく続くより騒々しい轟音。ついに、固定観念が再び一瞬現われるが、それはあたかも最後の愛の思いのように死の一撃によって遮られる。

Berlioz France ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 幻想的 せつない 不気味 (Release:2004/11、Update:2016/11)

 ▶︎試聴するベルリオーズ:幻想交響曲第5楽章 ワルプルギスの夜の夢

ベルリオーズ Symphonie fantastique 5.Songe d’une nuit du Sabbat

Berlioz(1803〜1869)

フランス

「ワルプルギスの夜の夢」と訳される事もある。グレゴリオ聖歌『怒りの日』(Dies Irae)が主題に用いられ(Tubaのソロ)、全管弦楽の咆哮のうちに圧倒的なクライマックスを築いて曲が閉じられる。曲の終結部近くでは弓の木部で弦を叩くコル・レーニョ奏法が用いられている(高価な弓を使う奏者はそれを嫌い、スペアの安い弓をこの演奏で使うこともある)

Berlioz France ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2007/10、Update:2008/01)

 ▶︎試聴するデュカス:交響詩「魔法使いの弟子」

デュカス L’Apprenti Sorcier Scherzo (The Sorcerer Apprentice)

Dukas(1865〜1935)

フランス

この曲は、ゲーテの同名の詩を基にした、オーケストラ作品です。物語は、魔法使いの留守中、弟子が自ら魔法を使おうと試みるところから始まります。水を運ばせるために箒(ほうき)に命を与えますが、制御不能になり、水浸しになる大混乱を引き起こします。最終的に帰宅した魔法使いが事態を収拾し、弟子を叱りつけるという筋書きです。デュカスは、このエピソードを生き生きとした音楽で描き出しました。序奏は魔法の神秘的な雰囲気を醸し出し、箒が動き始める場面では軽快で躍動感あるリズムが登場します。混乱が増すにつれ、音楽はドラマチックに高まり、最後には落ち着きを取り戻します。この作品は、巧みなオーケストレーションとストーリーテリングの妙で知られ、特にディズニー映画『ファンタジア』(1940年)に使用されたことで広く親しまれています。明確なキャラクター描写と物語の展開が特徴で、聴衆に鮮烈な印象を与える名作です。

Dukas France ロマン派音楽 交響詩 シンフォニックオーケストラ 躍動 にぎやか 楽しい 気まぐれ かわいい (Release:2005/09、Update:2024/12)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:交響曲第8番 第3楽章

ドヴォルザーク Symphony No.8 3. Allegro grazioso-Molto vivace

Dvorak(1841〜1904)

チェコ共和国

この楽章は、軽やかでリズミカルな雰囲気で美しいワルツのリズムが特徴的です。冒頭の主題は明るく優雅なメロディーで、ホルンや弦楽器がそれを彩るように奏でます。明るい田園風のメロディーが、チェコの自然や民俗的な要素を感じさせます。 この楽章は、「8番」の他の楽章に比べて優美で穏やかな雰囲気を持ち、牧歌的な情景が浮かびます。 冒頭の旋律は、管楽器と弦楽器が交互にリードし、しなやかに展開されます。リズムとメロディーが徐々に変化し、時には悲しげな雰囲気も漂いますが、最終的には再び穏やかなトーンで収束していきます。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 優雅 情熱 気品 繊細 美しい (Release:2007/03、Update:2024/11)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:交響曲第8番 第4楽章

ドヴォルザーク Symphony No.8 4.Allegro ma non troppo

Dvorak(1841〜1904)

チェコ共和国

トランペットによるファンファーレの導入のあと、チェロによって主題が静かにゆっくりと提示される。次は力強く速く変奏され、主題を元に激しく展開し、輝かしいコーダに入る。通常の二管編成:Fl.2、Ob.2、Cla.2、Fg.2、Hr.4、Tp.2、Tb.3、Tu1、Timp、Str5

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2009/11、Update:2009/11)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」第1楽章 Adagio-Allegro molto op95

ドヴォルザーク Symphony No.9-1 From the New World

Dvorak(1841〜1904)

チェコ共和国

1893年に作曲された曲で、ドヴォルザークが、アメリカのナショナル音楽院の院長時代を代表する作品。最初は第5番と呼ばれていたが、その後作曲順に番号が整理され、現在では第9番で定着している。親しみやすいこの作品はクラシック音楽有数の人気曲となっている。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/04、Update:2021/03)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:弦楽四重奏曲アメリカ 第1楽章

ドヴォルザーク String Quartet No.12 AMERICAN op.96

Dvorak(1841〜1904)

チェコ共和国

1893年5月に交響曲第9番「新世界より」を書き上げ、アメリカでの最初の夏期休暇中に、友人一家が演奏するために、わずかな期間(2週間程度)で完成させた曲。ドヴォルザークの室内楽作品中最も親しまれている作品のひとつである。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 室内楽 弦楽四重奏 (Release:2010/11、Update:2010/11)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:スラヴ舞曲 10番 ホ短調

ドヴォルザーク Slavic dance No.10

Dvorak(1841〜1904)

チェコ共和国

元はピアノ連弾のために書かれたが、ドヴォルザーク自身によって全曲が管弦楽用に編曲された。各8曲からなる第1集作品46と第2集作品72がある。この第10番は第2集の2曲目で、アレグレット・グラツィオーソ ホ短調 8分の3拍子。哀愁を帯びたメロディーが魅力的。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 舞曲 シンフォニックオーケストラ 優雅 美しい やさしい せつない ロマンチック (Release:2013/09、Update:2013/09)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:母が教えてくれた歌 《ジプシー歌曲集》作品55の第4曲

ドヴォルザーク Songs My Mother Taught Me

Dvorak(1841〜1904)

チェコ共和国

ドヴォルジャークの歌曲の中では最も有名で、フリッツ・クライスラーが、《ユーモレスク 変ト長調》《遠き山に日は落ちて》《スラヴ舞曲 ホ短調》と同じくヴァイオリンとピアノのために編曲したことによって、いっそう有名になった。 歌詞 母がこの歌を教えてくれたあの日、 母は涙を浮かべていた。 今、子供にこの歌を教える私の目から、 涙が溢れ出す。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 歌曲 バイオリンとピアノ せつない やさしい 懐かしい 卒業式 結婚式 (Release:2013/10、Update:2013/10)

 ▶︎試聴するエルガー:行進曲「威風堂々」 March

エルガー Pomp and Circumstance March No.1 Op.39

Elger(1857〜1934)

イギリス

『威風堂々』の原題「Pomp and Circumstance」とは、シェイクスピアの戯曲「オセロ」第3幕第3場のセリフから取られたタイトル。中間部の旋律は特に有名であり、日本では単に『威風堂々』と言った場合は第1番あるいはその中間部の旋律を指すことが多い。イギリスでは、この中間部の旋律は『Land of Hope and Glory(希望と栄光の国)』と題され、第2の国歌として愛唱されている。

Elger United Kingdom ロマン派音楽 行進曲 シンフォニックオーケストラ 堂々 荘厳 雄大 入学式 卒業式 (Release:1994/12、Update:2020/09)

 ▶︎試聴するエルガー:愛のあいさつ Liebesgruss

エルガー Salut d’amour Op.12

Elger(1857〜1934)

イギリス

エルガーが、1888年にキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った曲。日本でも人気の高い小品の一つである。エルガーはピアノ独奏用、ピアノとヴァイオリン用、小編成の管弦楽などいくつかの版を残した。 エルガーの作品の中では『威風堂々』に次いで有名なものに入る。優美な曲想が幅広い支持を集めている。

Elger United Kingdom ロマン派音楽 室内楽 バイオリンとピアノ かわいい ロマンチック 暖かい 入学式 卒業式 (Release:2008/02、Update:2012/11)

 ▶︎試聴するグリーグ:2つの悲しき旋律より 過ぎた春

グリーグ Two elegiac melodies、The Last Spring Op.34

Grieg(1843〜1907)

ノルウェー

メランコリックな美しいメロディーの曲。ヴァイオリンの美しく悲しげな旋律、ヴィオラ、チェロの哀愁をそそるハーモニーやオブリガート、コントラバスの支え、心を落ちつく音楽です。

Grieg Norway ロマン派音楽 弦楽 チェンバーオーケストラ (Release:2010/09、Update:2010/09)

 ▶︎試聴するグリーグ:ホルベルク組曲より前奏曲 Op.40

グリーグ Holberg Suite、Praeludium Allegro vivace

Grieg(1843〜1907)

ノルウェー

元はピアノ用に作曲された曲、グリーグ自信によって弦楽合奏に編曲された。 演奏は弦楽合奏の方が多い。リズミカルな印象を与えダイナミックで音の重なりがはつらつとした盛り上がりに富んでいる。

Grieg Norway ロマン派音楽 組曲 チェンバーオーケストラ (Release:2010/11、Update:2010/11)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「火星」 戦争(戦い)をもたらす者

ホルスト Mars, the Bringer of War. from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)

イギリス

「火星」は、戦争の恐怖と緊張感を表現することを意図して作曲された。この楽章は非常に重厚で力強く、軍隊の行進のようなリズムや緊迫した和音が特徴。ホルストは第一次世界大戦が勃発した時期にこの楽章を作曲し、当時の社会的な不安や不穏な雰囲気を音楽を通じて表現した。 「火星」は、宇宙の神秘的な側面と共に、戦争と破壊のテーマを探求する魅力的な作品として、ホルストの最も有名な楽曲の一つとなっている。その力強い音楽は、聴衆に深い感情と考えを呼び起こすことができる、印象的な作品である。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 力強い 不気味 (Release:2004/09、Update:2022/07)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「金星」 平和をもたらす者。

ホルスト Venus, the Bringer of Peace from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)

イギリス

第2曲「金星」。中間部には夜空を感じさせるヴァイオリンやチェロのソロもあり、ゆっくりと優しく、少しずつ展開していく。グロッケンシュピールの音が、効果的に使われている。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/01、Update:2022/07)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「水星 翼のある使者

ホルスト Mercury, the Winged Messenger from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)

イギリス

第3曲「水星」。ホルストは、この曲を「心の象徴」と述べている。フルスコアを書いたのはこの曲のみで、曲の調がホ長調と変ロ長調の復調が用いられていて、楽器の持ち変えや交代が多く、演奏者には技術が要求され、腕の見せ所である。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/01、Update:2022/07)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「木星」 ジュピター、快楽をもたらすもの

ホルスト Jupiter, the Bringer of Jollity from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)

イギリス

第4曲「木星」。組曲中、最もよく知られている曲。 特に中間部「Andante maestoso」のメロディーが非常に有名。様々なシーンで使用され、ダイアナ元皇太子妃の葬儀に教会オルガンアレンジでで演奏されり、平原綾香がデビュー曲で、吉元由美により歌詞が付けられたものを『Jupiter』としてリリースした曲が流行った事があった。また、組曲として、冨田勲の「惑星」は当時のアナログシンセサイザーの多重録音で仕上げた物であり、世界的に評価された。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 雄大 躍動 軽快 落ち着き (Release:2003/07、Update:2022/06)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「土星」 老いをもたらす者

ホルスト Saturn, the Bringer of old Age from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)

イギリス

組曲中で最も長い。ハ長調ではあるものの、第3音にフラットが付くなど調性は不安定である。ハ音上の付加六の和音や七度の和音が多用される。 ホルスト自身この曲が最も気に入っていたといわれ、組曲中でも中核をなす曲と考えられる。自身でも何度かこの作品を指揮し、録音も残している。 前半の美しいトロンボーンのコラールが印象深い。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2006/10、Update:2022/06)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「天王星」 魔術の神

ホルスト Uranus, the Magician from The Planets

Holst(1874〜1934)

イギリス

第6曲「天王星」。デュカスの『魔法使いの弟子』に影響を受けたといわれている。G、 Es、 A、 Hの4音が様々な形で執拗なまでに取り入れられているのは、ホルストの名前(「G」u「s」t「a」v 「H」olst)を表していると言われている。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ ほのぼの やさしい 気品 癒し (Release:2005/02、Update:2022/05)

 ▶︎試聴するホルスト:海王星-神秘なる者 組曲「惑星」より

ホルスト Neptune, The Mystic from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)

イギリス

第7曲「海王星」。静かな曲、後半から女声合唱も演奏に加わり、消え入るように終わる。楽譜の最後の1小節に反復記号が記され、「この小節は音が静寂の中に消え入るまでリピートせよ」(This bar to be repeated until the sound is lost in the distance.)と書いてある。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 神秘的 せつない ゆったり 不気味 祈り (Release:2006/10、Update:2022/05)

 ▶︎試聴するホルスト:吹奏楽のための組曲 第一番 1 . シャコンヌ (Chaconne )

ホルスト First Suite No.1-1 Chaconne

Holst(1874〜1934)

イギリス

ホルストの吹奏楽曲の中でも初期の作品で、吹奏楽における古典的な演奏会用作品としてきわめて重要な位置を占める。オプションパートが多く設けられ、多様な編成に対応できるようになっている。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 吹奏楽 ブラスバンド (Release:2011/12、Update:2011/12)

 ▶︎試聴するホルスト:吹奏楽のための組曲第二番(イギリス民謡組曲) 1.行進曲 (March )

ホルスト Second Suite No.2-1 March Op.28b

Holst(1874〜1934)

イギリス

吹奏楽のオリジナル曲としては草分け的存在として知られる組曲。 イングランドの民謡や舞曲に基づいており、この第2組曲1楽章は、「グローリシャーズ」と呼ばれるモリス・ダンスの旋律、「スワンシー・タウン」と呼ばれる水夫の歌、「クローディ・バンクス」が用いられる。途中のソロはユーフォニアムが活躍することで有名な旋律。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 吹奏楽 ブラスオーケストラ 明るい 楽しい 牧歌的 素朴 軽快 (Release:2007/04、Update:2020/06)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:美しき青きドナウ

ヨハン・シュトラウス2世 An der schonen blauen Donau Op.314

Johann Strauss II(1825〜1899)

オーストリア

1867年に作曲した有名なウィンナ・ワルツです。ゆったりとした美しいメロディーが特徴で、オーストリアのドナウ川の風景や文化を感じさせるものとなっています。 曲は、徐々に盛り上がる序奏から始まり、いくつかのワルツの部分が連続して演奏される構造を持っています。曲全体が流れるようなリズムで、華やかさと優雅さを持ち合わせています。ウィーンの音楽と文化の象徴となり、ウィンナ・ワルツの代表的な作品とされています。特に毎年1月1日にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するニューイヤーコンサートでの演奏が有名です。その美しいメロディーと優雅なリズムによって、今でも多くの人々に愛され続けています。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ワルツ シンフォニックオーケストラ 躍動 優雅 気品 NewYear 入学式 (Release:1994/05、Update:2024/07)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:ピッチカート ポルカ

ヨハン・シュトラウス2世 Pizzicato Polka

Johann Strauss II(1825〜1899)

オーストリア

ヨハン・シュトラウス2世とヨーゼフ・シュトラウス兄弟の2人によって作曲された。ロシア旅行の際、サンクトペテルブルクか、パヴロフスク駅舎でピアノの連弾をしてこの作品が生まれたとされている。 弦楽器のピツィカートだけで演奏されるユーモラスな曲で、ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートでは、3番目に登場回数が多い作品。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ポルカ シンフォニックオーケストラ 軽快 楽しい かわいい やさしい NewYear (Release:1997/07、Update:2020/05)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:ウィーンの森の物語 Op.325

ヨハン・シュトラウス2世 Tales from the Vienna Woods G’schichten aus dem Wienerwald

Johann Strauss II(1825〜1899)

オーストリア

1868年作曲のウィンナワルツ。オーストリアの民族楽器チター(ツィター/Zither)が使用されている。 チターは映画「第三の男」のテーマソングをアントーン・カラスが弾いた楽器としても知られている。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ワルツ シンフォニックオーケストラ のどか 華麗 優雅 NewYear (Release:2011/01、Update:2021/09)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲

ヨハン・シュトラウス2世 Kaiser-Walzer Op.437

Johann Strauss II(1825〜1899)

オーストリア

『皇帝円舞曲』は、1889年作曲のウィンナワルツ。シュトラウス2世晩年のワルツの中では最も人気のある楽曲だった。当時のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が,ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世を表敬訪問した際に作曲された。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ワルツ シンフォニックオーケストラ 華麗 優雅 気品 NewYear (Release:2011/01、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:こうもり序曲 オペレッタ『こうもり』より

ヨハン・シュトラウス2世 Die Fledermaus Overture Op.367

Johann Strauss II(1825〜1899)

オーストリア

『こうもり序曲(Die Fledermaus Overture)』は、1874年に初演された全三幕のオペレッタ(喜歌劇)「こうもり(Die Fledermaus)」で用いられる楽曲。数あるウィンナ・オペレッタの中でも最高峰とされる作品で、「オペレッタの王様」とも称される。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 陽気 楽しい 優雅 NewYear (Release:2011/10、Update:2011/10)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:ウィーン気質 Op. 354

ヨハン・シュトラウス2世 Wiener Blut

Johann Strauss II(1825〜1899)

オーストリア

オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の娘ギーゼラとバイエルン公との結婚を祝して作曲された。後に同名のオペレッタが製作されている。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートでしばしば演奏される。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ワルツ シンフォニックオーケストラ 陽気 楽しい 明るい 優雅 NewYear (Release:2013/01、Update:2013/01)

 ▶︎試聴するメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 第一楽章 ホ短調 Op.64

メンデルスゾーン Violin concerto 01 inE minor Op.64

Mendelssohn(1809〜1847)

ハンブルク

3大ヴァイオリン協奏曲と称されるこの曲は、「メン・コン」の愛称で親しまれている。オーケストラによる序奏が無く、ヴァイオリンが有名な哀愁を帯びた感傷的な美しい第1主題を奏で、続けて技巧的なパッセージ、力強い経過主題を奏で、オーケストラと対話しながら華麗に展開して行く。

Mendelssohn Hamburg ロマン派音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ (Release:2012/07、Update:2012/07)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:ピーターと狼(全曲) 子供のための交響的物語

プロコフィエフ Peter and Wolf Symphonic Tale for Children

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

この曲は1936年プロコフィエフ自身が書いた物語用に作曲され、その年の5月にモスコーの少年劇場で初演された。 子供たちにオーケストラの楽器を楽しく理解させ親しんでもらえるように登場する人物や動物たちを楽器で表した。 ピーターは弦楽器、小鳥はフルート、アヒルはオーボエ、猫はクラリネット、狩人と鉄砲の音はティンパニとグランカッサで表現されている。 (YouTubeに物語テキスト付きの簡易スコア動画をアップしてあります)

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2021/10、Update:2021/10)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より アヒルが来た

プロコフィエフ Peter and Wolf ducks came

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

そこへアヒルがよちよち歩いてきました。アヒルは野原の深い池で気持ちよく泳ぎをしようと思っています。 アヒルを見て小鳥は草の上に飛び降りアヒルのそばに来て肩をそびやかし...

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 小鳥とアヒルのけんか

プロコフィエフ Peter and Wolf birds and ducks Kano Ken

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

「君は鳥のくせに飛べないのかい」と言いました。アヒルは「君は鳥のくせに泳げないのかい」と答えて池の中に飛び込みました。アヒルは泳ぎながら、小鳥は岸を飛び回りながら言い争いました。 ふと、ピータが気づいたとき、一匹の猫が草の上を這って行きます。

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 猫に襲われる

プロコフィエフ Peter and Wolf attacked by a cat

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

「あぶない!」ピーターは叫びました。小鳥はすぐに木の上に飛び上がりました。池の中でアヒルが猫に向かってガアガア怒ります。猫は木の周りを回りながら考えました、「のぼって行っても無駄かな...」

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より ピーターと小鳥の作戦

プロコフィエフ Peter and Wolf Bird Peter and strategies

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

ピーターは、門の後ろで、この有様を見ていました。 ピーターは走って家から大きな縄を持って来て、高い石の塀に上りました。 狼のいる木の枝が一つ塀の上に届いています、その枝をつかまえてピーターは身軽に木に上り、小鳥に言いました。 「狼に捕まらないように頭の周りを飛び回りなさい」

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 罠にかかって、もがく狼

プロコフィエフ Peter and Wolf Trapped wolves struggle

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

狼のしっぽを引っ掛けて力一杯引きます。狼は罠から抜けようとして乱暴に飛び跳ねます。 狼が飛び跳ねると、ますます強くしっぽが締め付けられます。ちょうどその時.......

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 狼は狩人の手に

プロコフィエフ Peter and Wolf Wolf is in the hands of hunter

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

ピーターは、勝ちどきの行進曲を、思い浮かべました。 ピーターの後ろから、狩人達が狼を連れて歩いて行きます。行列の最後に、おじいさんと猫がいます。

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より アヒルが狼のお腹の中から...

プロコフィエフ Peter and Wolf ducks from the belly of a wolf ...

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

もしも誰かが注意深く聴くなら、狼の腹の中でアヒルが鳴くのが聞こえるだろう。 狼があわてて生きたまま飲み込んだのだから.......(終わり)

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 楽器と登場人物の紹介

プロコフィエフ Peter and Wolf Introduction

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

ピーター(弦楽合奏)、お祖父さん(ファゴット)、小鳥(フルート)、アヒル(オーボエ)、猫(クラリネット)、狼(3本のホルン)、猟師の撃つ鉄砲(ティンパニやバスドラム)&ナレーター

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」第2組曲より モンタギュー家とキャピュレット家

プロコフィエフ Romeo and Juliet Op.64tar Montagues and Capulets

Prokofiev(1891〜1953)

ロシア

組曲第2番の1番目の曲。1937年4月15日、レニングラードで作曲者の指揮により初演され、現在でもこの第2番が一番多くコンサートで演奏される。ソフトバンクのCMなどで使われた。

Prokofiev Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2007/12、Update:2021/01)

 ▶︎試聴するプッチーニ:オペラ・トゥーランドットより 「誰も寝てはならぬ」

プッチーニ Nessun Dorma From the opera "Turandot"

Puccini(1858〜1924)

イタリア

歌劇『トゥーランドット』(伊:Turandot)のアリア。テノールのための名アリアとして有名。世界的には歌い始めの歌詞から『Nessun dorma』の題で親しまれている。日本でも「Nessun dorma」の和訳である『誰も寝てはならぬ』が通称となっている。フィギュアスケートの演技によく使用され、日本ではトリノオリンピックの演技で荒川静香が金メダルを獲得したことによりこの曲の人気が高くなった。

Puccini Italy ロマン派音楽 歌曲 シンフォニックオーケストラ 入学式 祝典 結婚式 (Release:2006/03、Update:2020/08)

 ▶︎試聴するサン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 (ヴァイオリン コンチェルト)

サン=サーンス Introduction and Rondo Capriccioso op.28

Saint-Saens(1835〜1921)

フランス

1863年に作曲され、当時の人気ヴァイオリニストであったサラサーテに献呈された曲。ソロと伴奏の役割がはっきりしており、ソロは常に伴奏の上に浮き立つようになっている。全日本フィギュア選手権2021で、フィギュアスケートの羽生結弦選手がショートプログラムで使用した曲としても有名。

Saint-Saens France ロマン派音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ (Release:2005/06、Update:2022/02)

 ▶︎試聴するサン=サーンス:「バッカナール」サムソンとデリラ

サン=サーンス Bacchanale - Samson et Dalila

Saint-Saens(1835〜1921)

フランス

バレエ音楽「バッカナール」サムソンとデリラは、現在でも上演されることの多いサン・サーンスを代表するオペラのひとつ。オリエンタルでエキゾチックな旋律が大きな特徴で、これを中心にたたみ掛けるように音楽が進行していく。 この曲は、フィギュアスケートの浅田真央選手や安藤美姫選手など、多くの選手がプログラム曲として使っている。

Saint-Saens France ロマン派音楽 バレエ音楽 シンフォニックオーケストラ (Release:2011/10、Update:2021/04)

 ▶︎試聴するサン=サーンス:動物の謝肉祭より 07.水族館

サン=サーンス Le carnaval des animaux Aquarium

Saint-Saens(1835〜1921)

フランス

この曲は、心を優しく包むような幻想的な曲です。静かに流れるピアノのアルペジオは、穏やかな水面をそっと揺らす波紋のよう。音の一つひとつが、透明な水の中を漂う光の粒や、気まぐれに泳ぐ魚たちの姿を思わせます。 日常の喧騒から心を解き放ち、時間がゆっくりと流れる場所へと導いてくれます。弦楽器の柔らかな透き通る響きが、深い静寂の中にも美しさと生命が息づいていることを教えてくれます。 「水族館」は、儚くも美しい感情を呼び起こします。それは、どこか懐かしい夢の断片に触れるような、そして現実からほんの少し逃避したくなるような、不思議な安心感。この曲を聴くと、そっと水のように浄化されていくのを感じるでしょう。

Saint-Saens France ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ せつない 不安 甘美 繊細 卒業式 (Release:2005/09、Update:2024/10)

 ▶︎試聴するスーザ:自由の鐘 Marche

スーザ The Liberty Bell

Sousa(1854〜1932)

アメリカ

演奏機会の多い人気の曲で、ビル・クリントン大統領やブッシュ大統領、オバマ大統領などの就任式にもアメリカ海兵隊軍楽隊によって演奏されている。当初はオペレッタ「The Devils Deputy」のために作曲された楽曲だったが、オペレッタ自体が無くなりお蔵入りになったが、シカゴ・コロンブス万国博覧会で楽曲のタイトルを「自由の鐘」にする事を思いついた。 イギリスの伝説的コメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」でオープニング曲として使われた。

Sousa USA ロマン派音楽 行進曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 軽快 楽しい 明るい (Release:1998/11、Update:2019/05)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 1楽章 Allegro non troppo e molto maestoso - Allegro con spirito

チャイコフスキー Piano Concert No1-1 Op.23

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

チャイコフスキーの3曲のピアノ協奏曲中、あまりにも有名なこの曲は,他の2曲の存在を薄くしてしまった。 力強いホルンから始まる印象的な出だしは印象的で、壮麗な序奏は、だれでも一度は聴いたことのある非常に有名なモチーフだが、このモチーフは、なぜか以降二度と再現されない。第2主題はクラリネットに美しい旋律が現れ展開部ではこれらの第2主題がピアノを中心にと変転し、オーケストラで第3主題が奏され、そのまま短いコーダに入って雄大に曲が閉じられる。 最もポピュラーなピアノ協奏曲の一つとして、多くの人々に喜んで聴かれ、多くのピアニストによって好んで演奏されている。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ 重厚 躍動 優雅 情熱 繊細 (Release:2008/02、Update:2017/01)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48 第1楽章

チャイコフスキー Serenade for Strings In C 1. Pezzo In Forma Di Sonatina

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

1880年に作曲した弦楽オーケストラのための作品。チャイコフスキーの代表作の一つ。モーツァルトへの敬愛から書いたもの。ドラマチックな冒頭部分が印象的で、TVやCMなどで使われたため多くの人の耳になじみがあると思う。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 弦楽 チェンバーオーケストラ 荘厳 躍動 軽快 重厚 華麗 (Release:2005/02、Update:2022/02)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:弦楽セレナード 第2楽章 Moderato、tempo di Valse

チャイコフスキー Serenade for Strings Op.48

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

ト長調 4分の3拍子、ワルツ、Moderato、tempo di Valse   第2楽章はワルツではあるが、普通のワルツ形式ではなくロンド形式をとっている。非常に優雅な主題と中間部の少し翳りをもった部分の対比が美しい楽章である。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 弦楽 チェンバーオーケストラ (Release:2005/03、Update:2012/04)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:クルミ割人形組曲より 第8曲 花のワルツ

チャイコフスキー The Nutcracker Suite Op.71a Valse des fleurs

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

Tempo di Valse、ニ長調、4分の3拍子(複合三部形式)。クラシック音楽の中でも非常にポピュラーな曲であり、単独で演奏されることも多い。ホルンによる主題、弦による有名なワルツの旋律、そして情熱的な旋律がヴィオラ・チェロに続き、クライマックスでまとめられ、大交響楽的に終わる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 雄大 優雅 華麗 xmas クリスマス (Release:1994/08、Update:2022/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ

チャイコフスキー Andante cantabile Op.11

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

冒頭の有名な旋律は、チャイコフスキーがウクライナで聴いた民謡に題材を得ている。 そのテンポを指示する速度用語である「アンダンテ・カンタービレ(歩く速さで歌うように)」がそのまま愛称として親しまれている。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 室内楽 弦楽四重奏 牧歌的 懐かしい 暖かい 甘美 卒業式 (Release:2011/06、Update:2014/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」より ワルツ

チャイコフスキー Sleeping Beauty Op.66 Waltz

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

チャイコフスキーのバレエ音楽の中で最も演奏時間が長い。ディズニー映画としても有名。 ヨーロッパの古い民話・童話、さまざまなストーリーパターンがある。 「眠れる森の美女」オーロラ姫に呪いをかけた邪悪な妖精マレフィセントを主人公とするダークファンタジー。 2014年7月5日公開予定のディズニーアニメの実写版ではマレフィセントをアンジェリーナ・ジョリーが演じ、彼女の封印された過去とオーロラ姫を永遠の眠りにつかせる呪いをかけた理由が明かされる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 バレエ音楽 シンフォニックオーケストラ 雄大 優雅 甘美 華麗 入学式 (Release:2005/04、Update:2014/06)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第4番 第3楽章 Scherzo Allegro

チャイコフスキー Symphony No.4-3

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

弦楽器は終始弓を持つことなくピチカートで演奏する。 木管楽器のアンサンブルは非常に演奏の難しい旋律の掛け合いで中間部主題が演奏される、主題の断片と金管楽器の行進曲の断片が絡まりながら静かに消えるように終わる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2010/07、Update:2010/07)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第5番 第2楽章 Andante cantabile, con alcuna licenza

チャイコフスキー Symphony No.5-2 Op.64

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

静かな弦の序奏から始まり、主要主題である旋律が、ホルンの美しい調べによって歌われる。 美しくもどこか悲しい主題と副主題、2つの主題が反復された後、中間部では、クラリネットが哀愁を帯びた旋律を奏で、「運命の動機」は、中間部のクライマックスと、主部が復帰してコーダに入る直前に激しく出て、やがて静かに終わる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2008/05、Update:2021/02)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第5番 第4楽章 フィナーレ

チャイコフスキー Andante maestoso-Allegro vivace op.64

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

序奏部の、「運命の動機」、ティンパニのロールのあと第一主題、さらに第二主題は木管楽器から弦楽器に移行され、コーダは再び運命の動機が堂々と演奏され終結していく。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2010/09、Update:2020/10)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第6番 「悲愴」第2楽章 Allegro con grazia

チャイコフスキー Symphony No.6-2 op.74

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

複合三部形式、ニ長調 4分の5拍子という混合拍子によるワルツ。スラブの音楽によく見られる拍子で、優雅でありながらも不安定な暗さと慰めのようなメロディーが交差する。中間部はロ短調に転調し、一層暗さに支配され、終楽章のフィナーレと同様の主題が現れる。 5拍子の曲と言えば、Jazzのテイク・ファイヴ、映画音楽のMission Impossibleのテーマ、「マルサの女」のテーマ。 小生はこの「マルサの女」のサウンドトラックのシンセサウンドと打ち込みの担当をやらせていただきました。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 軽快 優雅 気品 美しい せつない (Release:2008/06、Update:2019/05)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第6番 「悲愴」第4楽章 Finale.

チャイコフスキー Symphony No.6-4 op.74

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

Adagio lamentoso - Andante - Andante non tanto。ソナタ形式的な構成を持つ複合三部形式、ロ短調。 冒頭のメロディーは第1バイオリンと第2バイオリンが主旋律を1音ごとに交互に弾く独創的なオーケストレーションが面白い。曲は次第に高潮し、情熱的なクライマックスを経て曲は消えるように終わる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 重厚 繊細 静寂 落ち着き おごそか (Release:2008/10、Update:2019/05)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:イタリア奇想曲

チャイコフスキー Capriccio Italien op.45

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

イタリア様式の伝統的な奇想曲(カプリッチョ)スタイルの作品。 チャイコフスキーがイタリアに滞在していたとき、そこで見聞した様々な祭りや民謡、舞曲などのテーマがこの曲に盛り込まれている。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 奇想曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2009/02、Update:2009/02)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 第一楽章 アレグロ・モデラート - アッサイ ニ長調

チャイコフスキー Violin Concerto D-Dur Op.35 Allegro moderato - assai

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

メンデルスゾーン、ベートーヴェン、ブラームスの3大ヴァイオリン協奏曲にこの曲を加えて4大ヴァイオリン協奏曲と称されることもある。悠々とした第1主題、抒情的な第2主題、独奏ヴァイオリンは華やかな技巧で演奏を続け、カデンツァの後、オーケストラの重厚な響きと激しいリズムで楽章を閉じる。 ニ調(D-dur、d-moll)のヴァイオリン協奏曲が多い理由は、楽器の特性としてニ調(D)が一番よく鳴る構造を持っていることが考慮されていると言われている。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ 躍動 華麗 情熱 繊細 (Release:2013/11、Update:2013/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 第2楽章 カンツォネッタ アンダンテ

チャイコフスキー Violin Concerto 2nd mov. Canzonet Andante

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

序奏は、管楽器だけで始まり、ソロヴァイオリンが愁いに満ちた美しい第1主題を演奏する。第2主題は明るく動きのある主題で独奏が行われ第1主題に回帰し、最後はオーケストラだけになり、第3楽章に切れ目なく進む。 使用された主題にはロシア風のものが多く、特に第2楽章カンツォネッタの旋律は、彼の真骨頂ともいえる美しさだと思う。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ 華麗 情熱 甘美 美しい やさしい (Release:2013/11、Update:2013/11)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:大序曲1812年

チャイコフスキー Overture Solennelle 1812 op.49

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

タイトルの「1812年」はナポレオンのロシア遠征が行われた年。チャイコフスキーは特に精魂を込めて書き上げた作品ではなかったものの、歴史的事件を通俗的に表現したわかりやすさによって人気のある作品でTVやCMなどでもよく使われる。クライマックス付近では楽譜上に大砲 (cannon) の指定がある。この曲は「ラ・マルセイエーズ」と「神よツァーリを護り給え」を使用しているが、1812年にはどちらも、まだ国歌ではなかった。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 戦い 荘厳 躍動 重厚 (Release:2004/12、Update:2019/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:スラブ行進曲 変ロ短調 作品31

チャイコフスキー Slavonian March Bb minor op.31

Tchaikovsky(1840〜1893)

ロシア

セルビア民謡『太陽は明るく輝かず』の旋律から、か弱く悲しげに始まる。 中間部は、同じくセルビア民謡の『懐かしいセルビアの戸口』からの快活なメロディ、続いて同じくセルビア民謡の『セルビア人は敵の銃を恐れない』からの勇壮なメロディが繰り出される。その後、主題が情熱的に再現され、終盤では帝政ロシア国歌『神よ、皇帝を護りたまえ』が力強く奏でられ、祝祭的な響きののち、曲が締めくくられる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 行進曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 戦い 荘厳 軽快 重厚 (Release:2003/01、Update:2019/10)

 ▶︎試聴するベルディー(ヴェルディ):オペラ「運命の力」 序曲

ベルディー(ヴェルディ) La Forza del Destino Overture

Verdi(1813〜1901)

イタリア

「運命の力」は、ヴェルディが作曲した全4幕からなるオペラの有名な「序曲」は1869年に補作されたもので、それまでの原典版ではもっと短い「前奏曲」が用いられていた。それに対してこの序曲は7分を超える。現在ではこの序曲だけが単独で演奏される機会も多い。吹奏楽でもよく演奏される。

Verdi Italy ロマン派音楽 オペラ シンフォニックオーケストラ (Release:2012/11、Update:2012/11)

 ▶︎試聴するベルディー(ヴェルディ):レクイエムから 「怒りの日」冒頭

ベルディー(ヴェルディ) Dies Irae for Requiem

Verdi(1813〜1901)

イタリア

『怒りの日:Dies Irae(ディエス・イレ)』は、原題、Messa da Requiem per l anniversario della morte di Manzoni 「マンゾーニの命日を記念するためのレクイエム」の中の一曲、このレクイエム中最も有名な旋律。 モーツァルト、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられると共に、「最も華麗なレクイエム」と評される。 怒りの日とは、キリスト教の終末思想の一つで、世界の終末の日に過去の全ての人間を地上に復活させ、天国に行けるか地獄に落とされるか、その生前の行いに審判が下される日。 テレビのCMや、バラエティー番組などでこの冒頭部分は盛んに使用されている。

Verdi Italy ロマン派音楽 レクイエム 合唱とオーケストラ 力強い 華麗 厳粛 (Release:2014/11、Update:2014/11)

 ▶︎試聴するワーグナー:歌劇ローエングリーンより大聖堂へのエルザの行列

ワーグナー elsa’s Procession to the Cathedral

Wagner(1813〜1883)

ドイツ

白鳥の騎士(ローエングリーン)がエルザと婚礼の式の為に礼拝堂へ向かう時の入場の音楽。 木管の清楚な旋律が次第に高揚していく、吹奏楽による演奏がよく知られる。 ここではブラスバンド風に組み立ててみました。

Wagner Germany ロマン派音楽 歌劇 シンフォニックオーケストラ 荘厳 入学式 卒業式 結婚式 (Release:2004/12、Update:2014/06)

 ▶︎試聴するワーグナー:楽劇 ワルキューレの騎行 (第三幕の前奏曲)

ワーグナー Ride of the Valkyries

Wagner(1813〜1883)

ドイツ

楽劇 「ニーベルングの指輪」の第一夜 楽劇「ワルキューレ」の第三幕の前奏曲。 「ワルキューレ」とは、北欧神話に登場する「戦死者を選ぶ者」という意味(戦乙女、戦女神など)を持つ。 フランシス・コッポラ監督による映画「地獄の黙示録」でアメリカ軍のヘリコプター部隊が兵士の士気を高め、住民の恐怖心を煽るために、ヘリコプターに積んだスピーカーから大音量で流される場面は有名。

Wagner Germany ロマン派音楽 歌劇 シンフォニックオーケストラ 力強い 幻想的 荘厳 重厚 雄大 (Release:2005/01、Update:2020/05)

 ▶︎試聴するビゼー:カルメン組曲1より フィナーレ「闘牛士」

ビゼー Carmen Suite No.1 Final.Les Toreadors

Bizet(1838〜1875)

フランス

カルメンの護送役を命じられたホセは,カルメンに逃がしてくれとささやかれる。紐を緩めたホセは,カルメンに突き倒され,カルメンは高笑いを残して逃げ去る。第一幕の終了。 この曲はカルメンの中でも特に有名で人気があり、誰もが一回はきいた事のあるクラシックで、テレビ番組やCMでよく使われる便利な曲でもある。 「たけしのTVタックルのテーマ曲」としても有名。

Bizet France ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 軽快 (Release:1994/08、Update:2016/10)

 ▶︎試聴するビゼー:カルメン組曲2より 闘牛士の歌

ビゼー Chanson du Toreador Carmen Suite No.2-3

Bizet(1838〜1875)

フランス

題名の「闘牛士の歌」は通称、「友よ、祝いの酒を」(Votre toast、 je peux vous le rendre)でも知られている。 第2幕でエスカミーリョ(バリトン)が歌い、酒場の客たちの男声合唱が加わる。

Bizet France ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2012/12)

 ▶︎試聴するビゼー:アルルの女 第2組曲 第4曲 ファランドール

ビゼー L’arlesienne Suite No.2 Farandole

Bizet(1838〜1875)

フランス

フランス南部のプロヴァンス地方で踊られる舞曲『三人の王の行進』と『馬のダンス』種類の民謡をもとに作られている。 特に冒頭の主題は広く知られており、人気が高い曲のひとつ。

Bizet France ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 躍動 力強い (Release:1992/02、Update:2019/01)

 ▶︎試聴するブラームス:大学祝典序曲 ハ短調(ハ長調) Op.80

ブラームス Academic Festival Introduction (Akademische Festouvertüre)

Brahms(1833〜1897)

ドイツ

学生歌から適切な旋律を選択し、洗練された対位法や主題労作の技法、緻密に構成された音色を用いて、創意ある洗練された構成と音楽技法的に評価されるこの曲は、ブラームスが得意な毒舌やブラック・ユーモアで、「学生の酔いどれ歌のひどくがさつなメドレー」を作って『大学祝典序曲』と名づけたと語った。

Brahms Germany ロマン派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 雄大 躍動 力強い 卒業式 入学式 (Release:2010/10、Update:2022/03)

 ▶︎試聴するブラームス:交響曲第1番 第1楽章 Un poco sostenuto - Allegro

ブラームス Symphony No.1-1 Op.68

Brahms(1833〜1897)

ドイツ

ブラームスの交響曲第1番の第1楽章は、力強く荘厳な序奏から始まります。ホルンによる堂々とした旋律が印象的で、その後、木管楽器や弦楽器による美しい旋律が続きます。楽章全体を通して、情熱的で劇的な展開が広がり、荘重なクライマックスに至ります。ブラームスの特徴である豊かな旋律と堂々たるオーケストレーションが際立つ、壮大で感動的な楽章です。 1876年から1877年にかけて作曲され、初演は1876年11月4日にカラヤンの指揮で行われました。 小澤征爾指揮のサイトウ・キネン・オーケストラによるブラームスの交響曲第1番は、名演として知られています。

Brahms Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2006/11、Update:2006/11)

 ▶︎試聴するブラームス:交響曲第1番 第4楽章 Adagio - Piu andante -Allegro non troppo、 ma con brio

ブラームス Symphony No.1-4

Brahms(1833〜1897)

ドイツ

序奏部は堂々と威厳あふれ、木管楽器などを中心とした高揚感のある部分の後、有名なアルペン・ホルン的なホルンのソロの部分になる、このメロディは,ブラームスがクララ・シューマンに贈った情熱的な歌曲の一部。その後,トロンボーンにコラール風の美しい印象的なフレーズが出てくる。再現部を経てクライマックスであるコーダはリズム感ある晴れ晴れとした盛り上がりを見せながら力強く終わる。

Brahms Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2010/12、Update:2010/12)

 ▶︎試聴するブラームス:交響曲第4番 第1楽章 Allegro non troppo

ブラームス Symphony No.4-1 Op.98

Brahms(1833〜1897)

ドイツ

ホ短調。2/2拍子。ソナタ形式 哀切な表情を持ったヴァイオリンの旋律と、管楽器の三連音を含むリズミックな楽句に続いてチェロとホルンが伸びやかに第2主題的なメロディーを歌う、後に三連音の動機を繰り返しながら悲劇的に第1主題がカノン風に現れ、アーメン終止的に終わる。

Brahms Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 情熱 甘美 美しい せつない ロマンチック (Release:2013/11、Update:2013/11)

 ▶︎試聴するブラームス:交響曲第4番 第3楽章 Allegro giocoso

ブラームス Symphony No.4-3

Brahms(1833〜1897)

ドイツ

ハ長調。2/4拍子。ソナタ形式。 ブラームスのこれまでの3楽章は間奏曲風の比較的穏やかなものが多かったが、初めてスケルツォ的で、なおかつ2/4拍子の楽章とした。第1主題が豪快、快活にややせわしなく始まり、第2主題はト長調でヴァイオリンによる落ち着いた表情になる。展開部ではホルンが嬰ハ長調で第1主題を変奏し途中から回帰して再現部となる。コーダでは各楽器が第1主題の掛け合いをして振幅の大きな最高潮をむかえる。

Brahms Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 堂々 優雅 (Release:2014/02、Update:2014/02)

 ▶︎試聴するブラームス:ホルントリオ 第2楽章 スケルツォ アレグロ

ブラームス Trio for Horn, Violin and Piano 2. Scherzo Allegro

Brahms(1833〜1897)

ドイツ

変ホ長調、4分の3拍子。 軽快なスケルツォで、楽しげなアンサンブルを聴かせる哀愁漂うトリオ。 ピアニストのアシュケナージは、この曲がお気に入りだったようで、いろいろなホルン奏者を招いて何度も録音している。

Brahms Germany ロマン派音楽 室内楽 三重奏曲(トリオ) (Release:2008/06、Update:2022/09)

 ▶︎試聴するブラームス:ハンガリア舞曲 第5番 ト短調

ブラームス Hungarian Dance No5 g moll

Brahms(1833〜1897)

ドイツ

ブラームスのハンガリー舞曲は、ジプシー音楽の特徴が取り入れられており、ハンガリー民謡の「チャルダッシュ」的なリズムの緩急や変化が織り込まれている。この第5番は、流麗さと歯切れ良 さを併せもった、同曲集の代名詞ともいえる1曲。

Brahms Germany ロマン派音楽 舞曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/02、Update:2020/11)

 ▶︎試聴するブラームス:クラリネット五重奏曲 第一楽章

ブラームス Clarinet Quintet 1st Mov. op.115

Brahms(1833〜1897)

ドイツ

ブラームスの晩年に完成された、代表的な室内楽曲の1つ。歌曲的な雰囲気に満ちたハーモニーとメロディ、柔軟な旋律線のすべてをクラリネットが担当し、これが橋渡しとなって展開部へ進む。

Brahms Germany ロマン派音楽 室内楽 クラリネットと弦楽 牧歌的 優雅 甘美 落ち着き (Release:2013/12、Update:2013/12)

 ▶︎試聴するショパン:ノクターン第2番

ショパン Nocturne No2. Op.9-2

Chopin(1810〜1849)

ポーランド

ショパンが生涯愛用していたピアノのメーカーである「プレイエル社」社長カミーユ・プレイエルの妻マリーに献呈。ショパンのノクターンとしては最もよく知られた曲である。 浅田真央のソチ五輪のショートプログラムのテーマ曲。 2006-2007シーズンのショートプログラム及び2013-2014シーズンのショートプログラムでも使用。

Chopin Poland ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 美しい ロマンチック 卒業式 (Release:2007/03、Update:2007/03)

 ▶︎試聴するショパン:幻想即興曲

ショパン Fantaisie-Impromptu Op.66

Chopin(1810〜1849)

ポーランド

ショパンの4曲の即興曲のうち最初に作曲された曲。ショパンの死後1855年、友人のユリアン・フォンタナの手により『幻想即興曲』(Fantaisie-Impromptu)と題して出版された。映画やドラマ、アニメ、さらにはゲームでもよく使われ、フィギュアスケートでは、荒川静香、浅田真央、中野友加里らがプログラムで使用した。

Chopin Poland ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2007/04、Update:2020/12)

 ▶︎試聴するショパン:24の前奏曲集より 第15番「雨だれ」

ショパン 24 Preludes Op.28 15. Sostenuto in Db Raindrop

Chopin(1810〜1849)

ポーランド

24の前奏曲集の中でも、最も有名な曲のひとつで「ショパン名曲集」の定番、この曲は24曲中最も演奏時間が長い。全曲を通して一定のリズムで刻まれる 音から、「雨だれの前奏曲」として知られている。 変ニ長調、ソステヌート、4分の4拍子。

Chopin Poland ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2011/09、Update:2021/06)

 ▶︎試聴するショパン:バラード第一番 ト短調 作品23

ショパン Ballade No. 1 Op.23 g moll

Chopin(1810〜1849)

ポーランド

ショパン最初のバラードで、初期の代表作。 「バラード」は、ショパンがピアノ作品に初めて用いた名称、序奏・主題の拍子は4分の6拍子、形式はソナタ形式の自由な変形。 フィギュアスケートの羽生結弦選手が2014年のプログラムでこの曲をジェフリー・バトルの振り付けで使用した。

Chopin Poland ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 甘美 気品 落ち着き 不安 (Release:2014/12、Update:2014/12)

 ▶︎試聴するショパン:ピアノ協奏曲第1番 第1楽章 Allegro maestoso

ショパン Piano Concert No1-1 Op.11

Chopin(1810〜1849)

ポーランド

ショパンは、この曲を自信作だとみなし実際は2番目に作られたが、第1番とした。番号付けが廃され、単に『協奏曲ホ短調』とする事もある。現在の楽譜は出版社が複数の音楽家にオーケストレーションされた可能性が高いと言われている。第1楽章は、ホ短調 4/3拍子。マズルカ風の第1主題とポロネーズ風の副主題、第2主題が奏された後、独奏ピアノが登場する。コーダで技巧上クライマックスとなる。

Chopin Poland ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ (Release:2007/09、Update:2007/09)

 ▶︎試聴するエリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴー ヴァイオリンとピアノ

エリック・サティ Je te veux Violin and piano

Erik Satie(1866〜1925)

フランス

メロディーをヴァイオリンの音色で演奏しています。 「ジュ・トゥ・ヴー」は、英語では「I Want You」、日本語では「あなたが欲しい」のタイトルで紹介されていることもある。 3拍子のワルツの曲。サティの曲では、ジムノペディと共に人気のある曲で、もともとは、シャンソン歌手ポーレット・ダルティのために書かれたと言われている。 スタンリー・キューブリックが監督をした「シャイニング」という映画でも使用されていた。

Erik Satie France ロマン派音楽 ワルツ バイオリンとピアノ ほのぼの かわいい (Release:2013/07、Update:2023/10)

 ▶︎試聴するエリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴー ピアノ独奏バージョン

エリック・サティ Je te veux Piano solo version

Erik Satie(1866〜1925)

フランス

ピアノ独奏ヴァージョン。歌詞はアンリ・パコーリによる。歌曲集『ワルツと喫茶店の音楽』のうちの1曲とされている。 I want Jesus to walk with me all along my pilgrim journey. I want Jesus to walk with me. when my heart within is aching. I want Jesus to walk with me.

Erik Satie France ロマン派音楽 ワルツ ピアノ独奏 のどか 甘美 ロマンチック (Release:2013/07、Update:2013/07)

 ▶︎試聴するフランツ・リスト:愛の夢 第3番

フランツ・リスト Liebestraume No.3 S541

Liszt(1811〜1886)

ハンガリー

女子フィギュアスケート浅田真央選手の2011-2012シーズン フリープログラム曲として、前シーズンに引き続き使用された。 もともと歌曲だった3つの曲を1850年に作曲者自身がピアノ独奏版に編曲した作品。副題は「3つの夜想曲」 変イ長調『おお、愛しうる限り愛せ O lieb so lang du lieben kannst』S.298は、1845年作曲。歌詞はドイツの詩人フェルディナント・フライリヒラートの作品。

Liszt Hungary ロマン派音楽 室内楽 ピアノ独奏 やさしい xmas クリスマス 入学式 卒業式 (Release:2008/03、Update:2008/03)

 ▶︎試聴するフランツ・リスト:ピアノ協奏曲第1番 第1楽章 変ホ長調

フランツ・リスト Piano Concerto No.1-1 Es-dur、 S.124

Liszt(1811〜1886)

ハンガリー

本来は全体が1つの部分(曲)として構成されているが、古典的ソナタや交響曲のような4楽章の構成を持つ協奏曲とみなし、ここには1楽章「アレグロ・マエストーゾ Allegro maestoso」として掲載します。

Liszt Hungary ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ (Release:2010/12、Update:2010/12)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:交響曲2番 第2楽章 Andante

ラフマニノフ Symphony No. 2-2 op.27

Rachmaninov(1873〜1943)

ロシア

Allegro molto イ短調、2/2拍子、複合三部形式のスケルツォ。 ラフマニノフが気に入っていたグレゴリオ聖歌の「怒りの日」のモチーフが、冒頭のリズムに乗ってホルンによって示され、その主題を中心に曲は盛り上がり金管群によって高まるがクラリネットのソロをきっかけにモデラート部ではヴァイオリンを中心に民謡風の柔和なメロディーを歌う。中間部では曲想が大きく変わり、せわしないスケルツォ主題へと戻って、曲は再び盛り上がり、コーダでは金管のコラールによる旋律が交錯し、弱々しく楽章を閉じる。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2012/08、Update:2012/08)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 1楽章 Moderat

ラフマニノフ Piano Concert No2-1

Rachmaninov(1873〜1943)

ロシア

楽器編成は、伝統的な2管編成、Moderato ハ短調 2分の2拍子 自由なソナタ形式。 主題呈示部に先駆けて、オーケストラのトゥッティがロシア的な性格の旋律を歌い上げピアノ独奏がロシア正教の鐘を模したゆっくりとした和音連打をクレシェンドし続けながら打ち鳴らす。抒情的な第2主題は、まずピアノに登場し、劇的で目まぐるしい展開部は、楽器法や調性を変えながら両方の主題がクライマックスを迎える。 聴き手にピアノの超絶技巧の存在を感付かせない音楽的・情緒的な必要性が時には室内楽的な、時には交響的な印象を生み出している。 浅田真央選手の2013-2014シーズンとソチ五輪のフリーで使用する曲、伊藤みどりが1992年のアルベールビル冬季五輪で銀メダルを獲得した際のフリーの曲でもある。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ (Release:2007/12、Update:2008/12)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:前奏曲 Op.3-2 「鐘」

ラフマニノフ Prelude Op.3-2 cis moll

Rachmaninov(1873〜1943)

ロシア

クレムリン宮殿の鐘の音にインスピレーションを受けた作品とされ、「鐘」または「モスクワの鐘」などの愛称で親しまれている。フィギュアスケート浅田真央の2009-2010シーズンのフリー曲として決定された。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2009/10、Update:2009/10)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏

ラフマニノフ Rhapsody on a Theme by Paganini Op.43 Variation 18 -Andante Cantabiler

Rachmaninov(1873〜1943)

ロシア

主題と24の変奏から成る曲の第18番目の変奏曲、この曲の中で特に有名な部分であるこのアンダンテ・カンタービレは、映画やTV、CMなどでもよく使われている。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 狂詩曲 ピアノとオーケストラ (Release:2010/07、Update:2010/07)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:管弦楽のためのスケルツォ ニ短調

ラフマニノフ Scherzo for Orchestra in D minor

Rachmaninov(1873〜1943)

ロシア

ラフマニノフの現存する作品の中で、最も初期の管弦楽曲 まだ14歳の少年であった1887年頃書かれた。その頃彼はピアノクラスで勉強していて、和声と管弦楽の課程はまだ修了していなかった。素朴なあじわいで、どことなく東洋風であり、まるでロシア国民楽派の作品のようである。譜面には「第3楽章」と記入されていることから、より大規模な作品にするつもりだったことが伺われる。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 管弦楽 シンフォニックオーケストラ 楽しい 気まぐれ 不安 (Release:2013/08、Update:2013/08)

 ▶︎試聴するシューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54 第1楽章 Allegro affettuoso

シューマン Piano Concerto Op.54 1. Allegro affettuoso

Schumann(1810〜1856)

ドイツ

1841年に作曲された「ピアノと管弦楽のための幻想曲」を1845年に改作し、完成したシューマンの遺した唯一のピアノ協奏曲。 冒頭はイ短調属調長調のホ長調の強奏、この部分は「ウルトラセブン」第49話(最終回)「史上最大の侵略 後編」のBGMとして使用された。

Schumann Germany ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ 情熱 甘美 落ち着き (Release:2015/08、Update:2015/08)

 ▶︎試聴するシューマン:4本のホルンのためのコンツェルトシュテュック ヘ長調 op.86

シューマン Konzertstueck for Four Horns and Orchestra Op.86

Schumann(1810〜1856)

ドイツ

このホルンの極端な高音域のメロディーは、現在ではトリプル・ホルン(ハイF管など)でないと対応できないなど、シューマンの活躍した時代は管楽器の性能の向上が著しかった時期であり、転調進行に伴う効果的な音色や音量バランスなど、作曲家にとっても演奏家にとっても見つけづらい時代でもあった。

Schumann Germany ロマン派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ 躍動 軽快 重厚 華麗 祝典 (Release:2008/07、Update:2020/08)

 ▶︎試聴するシューマン:交響曲4番 第1楽章

シューマン Symphony No.4 in D minor Op.120 1st Movement

Schumann(1810〜1856)

ドイツ

ニ短調:かなり緩やかに (Ziemlich langsam) − 生き生きと (Lebhaft) 妻クララの22歳の誕生日1841年9月13日に、誕生日プレゼントとして彼女に贈られた。作曲はその直前3か月間で行われた。 この曲は実は最後の曲ではなく、第2番として作曲されたようだが、出版順ということで4番ということになっている。

Schumann Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 重厚 情熱 (Release:2014/07、Update:2014/07)

 ▶︎試聴するシューマン:交響曲四番 第二楽章 ロマンツェ

シューマン Symphony No.4 2nd. Mov. Ziemlich langsam

Schumann(1810〜1856)

ドイツ

ロマンツェ かなり緩やかに。イ短調、3/4拍子、三部形式。 オーボエとチェロのソロにより、第一楽章の第一主題に基づく中世ロマンス的な旋律と序奏の主題を示す。中間部はソロヴァイオリンが3連符で流れるような旋律を奏で、静かに終わる。

Schumann Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 繊細 ゆったり ロマンチック (Release:2014/08、Update:2014/08)

 ▶︎試聴するマスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲

マスカーニ Cavalleria Rusticana Intermezzo

Mascagni(1863〜1945)

イタリア

1890年初演の歌劇、タイトルは「田舎の騎士道」を意味する。 劇中で演奏される楽曲の中でも、この『間奏曲』が特に有名で、単独での演奏機会も多い。

Mascagni Italy ロマン派音楽 歌劇 シンフォニックオーケストラ せつない やさしい ロマンチック 優雅 卒業式 (Release:2010/09、Update:2010/09)

 ▶︎試聴するケテルビー:ペルシャの市場にて

ケテルビー In a Persian market

ketelbey(1875〜1959)

イングランド

ケテルビーの作品中でも最も有名な曲で、情感あふれる曲想はクラシック音楽入門の情景音楽作品として多くの人に親しまれる。もともと男声合唱が含まれるが、オーケストラ楽員が歌って演奏されることもある。

ketelbey England ロマン派音楽 情景音楽 合唱とオーケストラ 楽しい 明るい (Release:2011/03、Update:2011/03)

 ▶︎試聴するフォーレ:シシリアーノ (シシリエンヌ)

フォーレ Siciliano (Sicilienne)

Faure(1845〜1924)

フランス

フォーレ作品の中でも最もよく知られた曲の一つで1898年作曲の室内楽曲。「シチリアーノ」というのは、地中海のシチリア島が起源の独特のリズムを持った民族舞曲の名称。 原曲はチェロとピアノのために書かれたが、その後フォーレの弟子のシャルル・ケックランによってオーケストラのために編曲され、旋律がフルートで奏されるようになり、それ以来、フルート奏者のレパートリーとしてポピュラーになった。

Faure France ロマン派音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ せつない 気品 美しい 入学式 卒業式 (Release:2011/06、Update:2019/07)

 ▶︎試聴するフォーレ:パヴァーヌ 作品50

フォーレ Pavane op.50

Faure(1845〜1924)

フランス

小規模な編成で、曲の最初は室内楽的な響きが特徴的。甘美で崇高、清楚な旋律美で知られフォーレの他の管弦楽作品と同様、木管楽器、特にフルートに重点が置かれている。フォーレの中期を代表する傑作。

Faure France ロマン派音楽 管弦楽 シンフォニックオーケストラ 素朴 情熱 繊細 卒業式 (Release:2013/10、Update:2016/10)

 ▶︎試聴するポンキエルリ:歌劇ジョコンダより「時の踊り」 前半

ポンキエルリ Dance Of The Hours (first half)

Ponchielli(1834〜1886)

イタリア

「時の踊り」はディズニー映画「ファンタジア」(1940年)に流用されて有名となった。その後1962年にナンシー・シナトラが「レモンのキッス」としてポピュラー・ソングにアレンジして歌った。この歌はアメリカ本国より日本で人気が出て、ザ・ピーナッツをはじめ多くの歌手がカバーした。2002年には小柳ゆきが「Lovin’ You」の題でアレンジを行いカバーした。

Ponchielli Italy ロマン派音楽 オペラ シンフォニックオーケストラ 幻想的 かわいい xmas クリスマス 卒業式 (Release:2011/09、Update:2009/09)

 ▶︎試聴するスコット・ジョプリン:ジ・エンターテイナー

スコット・ジョプリン The Entertainer

Scott Joplin(1869〜1917)

アメリカ

「ラグタイム・トゥー・ステップ」(A rag time two step)という副題がつけられている。これは1911年頃に流行したダンスの一種で、当時作られたラグタイム曲に良く用いられていた。 1973年のアカデミー賞受賞映画『スティング』のテーマ曲として使用されたことをきっかけに、1970年代のラグタイム復興の一端を担うこととなった。

Scott Joplin USA ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 軽快 xmas クリスマス (Release:2011/12、Update:2011/12)

 ▶︎試聴するスコット・ジョプリン:パイナップル・ラグ (パイン・アップル・ラグ)

スコット・ジョプリン Pine Apple Rag

Scott Joplin(1869〜1917)

アメリカ

「パイナップル・ラグ(パイン・アップル・ラグ)」(Pine Apple Rag)は、1908年に作曲されたピアノのためのラグタイム。彼の曲の中でも有名のひとつである。サーカスのピエロのBGMなどによく登場し、自動車のラパンのCM曲などで使われたことで耳にした人も多いと思う。

Scott Joplin USA ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2011/11、Update:2011/11)

 ▶︎試聴するレオ・ドリーブ:バレエ「コッペリア」より スワニルダのワルツ

レオ・ドリーブ COPPelIA Balleti in Two Acts - Valse

Delibes(1836〜1891)

フランス

コッペリア(Coppelia)は、1867年作曲。オペラ座で1870年5月25日初演された。 「コッペリア」とは、動く人形を題材としたバレエ作品、およびその人形の名前。 村の娘、スワニルダ(フランツの恋人)の第二幕でのワルツ。

Delibes France ロマン派音楽 バレエ音楽 シンフォニックオーケストラ かわいい xmas クリスマス 入学式 卒業式 (Release:2012/03、Update:2012/03)

 ▶︎試聴するレスピーギ:交響詩「ローマの松」から「アッピア街道の松」

レスピーギ The Pines of the Appian Way (Pini di Roma)

Respighi(1879〜1936)

イタリア

「アッピア街道の霧深い夜あけ。不思議な風景を見まもっている離れた松。果てしない足音の静かな休みないリズム。詩人は、過去の栄光の幻想的な姿を浮べる。トランペットがひびき、新しく昇る太陽の響きの中で、執政官の軍隊がサクラ街道を前進し、カピトレ丘へ勝ち誇って登ってゆく。」 ピアニッシモから「軍隊の行進」に伴い徐々に音強を増し、フォルティッシモに至る。舞台上の管弦楽に加え、バンダのファンファーレが加わり、勇壮に全曲を閉じる。舞台裏の金管楽器はしばしば客席の脇や後ろ、2階席などに置かれ、立体的な音響を響き渡らせることがある。

Respighi Italy ロマン派音楽 交響詩 シンフォニックオーケストラ 力強い 幻想的 (Release:2012/08、Update:2012/08)

 ▶︎試聴するグノー:マリオネットの葬送行進曲

グノー Funeral March of a Marionette

Gounod(1818〜1893)

フランス

この曲は元々は、ピアノ曲《マリオネットの葬送行進曲》、管弦楽曲『マリオネットの葬送行進曲』は、アルフレッド・ヒッチコックのテレビシリーズでテーマ音楽に用いられて有名になった。

Gounod France ロマン派音楽 管弦楽 シンフォニックオーケストラ (Release:2012/10、Update:2012/10)

 ▶︎試聴するマーラー:交響曲第5番 第4楽章 アダージェット

マーラー Symphony No.5 4th mov. Adagietto

Mahler(1860〜1911)

オーストリア

弦楽器とハープのみで演奏される情感のある表現に富む名曲、もともとはマーラーが当時恋愛関係にあったアルマにあてた、音楽によるラブレターである。別名「愛の楽章」とも呼ばれる。 映画『ベニスに死す』の曲としても有名。東京駅のリニューアルのCMで使われた。

Mahler Austria ロマン派音楽 交響曲 弦楽器とハープ 優雅 せつない 卒業式 入学式 (Release:2014/08、Update:2014/08)

 ▶︎試聴するマーラー:交響曲第5番 第5楽章

マーラー Symphony No.5 5th mov.

Mahler(1860〜1911)

オーストリア

ホルン、ファゴット、クラリネットの牧歌的な掛け合いから始まる。 第1主題はホルンによるなだらかな下降音型、第2主題は低弦による細かいフーガ的な展開、軽快に舞うような展開部に入り、次第に力を増してクライマックスに向かい再現部に入り、勝利のコラールが力強く演奏され華々しく終わる。

Mahler Austria ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 牧歌的 優雅 優しい (Release:2014/09、Update:2014/09)

 ▶︎試聴するマーラー:大地の歌 第3楽章 「青春について」

マーラー Das Lied von der Erde Mov.3 Von der jugend

Mahler(1860〜1911)

オーストリア

この曲は、交響曲9番にあたるが、一般的な交響曲の様式から大きく外れた作品であり、また『交響曲第9番』を最後の大作として亡くなる人が多かったため、そのジンクスを気にしてあえて番号無しの『大地の歌』という曲にしたと言われている。 詩は李白「宴陶家亭子」に基づく、漢詩のドイツ語訳を歌詞に用いたテノール独唱曲。

Mahler Austria ロマン派音楽 交響曲 歌とオーケストラ ほのぼの 素朴 かわいい 入学式 卒業式 (Release:2013/10、Update:2013/10)

 ▶︎試聴するマスネ:タイスの瞑想曲 歌劇「タイス」の第2幕第1場と第2場の間奏曲

マスネ Meditation from Thais

Massenet(1842〜1912)

フランス

歌劇「タイス」(1894年初演)の第2幕第1場と第2場の間の間奏曲。その甘美なメロディーによって広く知られている。 本来はオーケストラと独奏楽器(ヴァイオリン)の形であるが、室内楽編曲も多い。

Massenet France ロマン派音楽 歌劇 バイオリンとオーケストラ おごそか 美しい xmas クリスマス 卒業式 (Release:2013/12、Update:2013/12)

 ▶︎試聴するクライスラー:愛の喜び

クライスラー Liebesfreud

Kreisler(1875〜1962)

オーストリア

クライスラーの代名詞的に広く知られるヴァイオリンとピアノのための小作品。 単純かつ親しみやすい6度・3度の重音奏法の主和音で勢いよくはじまる、中間部はヘ長調の穏やかなメロディーと響きで愛がもたらす喜びや快活な気分を親しみやすい旋律で明朗に描いている。 「愛の悲しみ」と対で演奏会で取り上げられることが多い曲。

Kreisler Austria ロマン派音楽 室内楽 バイオリンとピアノ 明るい ロマンチック 入学式 結婚式 (Release:2014/01、Update:2014/01)

 ▶︎試聴するクライスラー:美しきロスマリン

クライスラー Schon Rosmarin

Kreisler(1875〜1962)

オーストリア

ヴァイオリンとピアノのための小作品。 甘美な旋律で始まり、中間部には愛らしい清楚なメロディー。主題は、主和音アルペジョと半音階のスピカートを組み合わせた軽快なもの。中間には、ヘミオラを活用してリズムに変化をつける。また、主題は、特段変奏もなく数回繰り返されており、時間調整も容易。リサイタル最後のアンコールピースとしてよく用いられる。 ※ロスマリンとは、ローズマリーの事で、愛や貞節を象徴し、愛らしい女性の愛称ともなっている。

Kreisler Austria ロマン派音楽 室内楽 バイオリンとピアノ 美しい xmas クリスマス 入学式 結婚式 (Release:2014/01、Update:2014/01)

 ▶︎試聴するクライスラー:愛の悲しみ

クライスラー Liebesleid

Kreisler(1875〜1962)

オーストリア

「愛の喜び」と対をなす、広く人気のヴァイオリンとピアノのため小品曲。 「愛の喜び」が長調で快活に喜びを表現しているのに対して、こちらは短調で文字通り悲しげであり独特の情感を発揮させている。レントラーの緩い三拍子に乗って、ヴァイオリンが五度音程の憂いを帯びた旋律を奏でる。中間部はイ長調。低音弦の高音ポジションで高い音を奏でることで渋い効果を上げている。

Kreisler Austria ロマン派音楽 室内楽 バイオリンとピアノ 気まぐれ 甘美 せつない ロマンチック (Release:2014/01、Update:2014/01)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 2. 火の鳥とその踊り

ストラヴィンスキー The Firebird (1919 edition) 2. Its Dance

Stravinsky(1882〜1971)

ロシア

ヴァイオリンとヴィオラのスフォルツァート(sfz)で雰囲気は一変する。木管郡が細かい動きで跳ね回るヴァリアシオン(ソロの踊り)となる。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 (Release:2014/03、Update:2022/09)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 3.火の鳥の踊り ヴァリアシオン

ストラヴィンスキー The Firebird (1919 edition) 3. Variation des Feuervogels

Stravinsky(1882〜1971)

ロシア

ヴァリアシオンはソロの踊りを表す用語(仏)、英語でのヴァリエーション。 火の鳥の踊りを男性・女性ともに全てのダンサーが同じ振付で踊る。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 繊細 (Release:2014/03、Update:2022/09)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 4.王女たちのロンド(ホロヴォード舞曲)

ストラヴィンスキー The Firebird (1919 edition) 4. Round Dance of the Princesses

Stravinsky(1882〜1971)

ロシア

魔王に捕らわれた王女たちが、黄金のリンゴの木の周りで踊っている。 王女の1人、ツァレーヴナと恋に落ちたイワンは、魔王に捕まると石にされてしまう事、夜明けまでに宮殿に帰らねばならない事を告げられる。そして夜が明け始め、女たちの姿は遠ざかりイワンは宮殿への潜入を試みる。 曲中、オーボエで演奏されるメロディーは、ホロヴォードと呼ばれる古いロシア舞曲。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 牧歌的 せつない 神秘的 (Release:2014/02、Update:2022/11)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 5.魔王カスチェイの凶悪な踊り

ストラヴィンスキー The Firebird 5. Hollentanz des Konigs Kastschei

Stravinsky(1882〜1971)

ロシア

魔王カスチェイがやってきて王子の尋問をはじめる、王女達は魔王カスチェイに王子の身の上を懇願するが、魔王カスチェイはそれをはねのける。 やがて魔王カスチェイが王子に魔法をかけようとしたとき、王子は羽をかざす。 すると火の鳥が現れ、魔王カスチェイがかけた魔法が跳ね返され、手下どもは魔法の影響で踊りだし、ついには魔王カスチェイも踊りだし凶悪な舞踏が繰り広げられる。 ソチ五輪、町田樹選手のフィギュアプログラム曲

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 重厚 神秘的 (Release:2014/03、Update:2014/03)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 6.子守歌

ストラヴィンスキー The Firebird 6. Lullaby (Berceuse)

Stravinsky(1882〜1971)

ロシア

踊り疲れた魔物に火の鳥が歌って聴かせるファンタスティックな「子守唄」 子守唄のファゴットとオーボエのソロ掛け合いは、テンポをおさえた暖かいメロディーではじまり、際限まで弱音を意識したピアニッシモでフィナーレに進む。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ ゆったり おごそか (Release:2014/04、Update:2014/04)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 7. 終曲

ストラヴィンスキー The Firebird 7. Finale

Stravinsky(1882〜1971)

ロシア

「子守歌」と「終曲」の間は切れ目無く演奏される事が多い。切れ目無く演奏する方法と、1曲ずつ区切って演奏する方法とがあり、どちらの方法もスコアに印刷されている。 終曲は、コラールが繰り返され、輝かしく全てが収まる大団円へと高まっていく。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 雄大 力強い 情熱 (Release:2014/04、Update:2014/04)

 ▶︎試聴するリヒャルト・シュトラウス:あしたには! 作品27-4

リヒャルト・シュトラウス Morgen!

Strauss-R(1864〜1949)

ドイツ連邦

新婚の妻パウリーネのために、1894年に書かれた4つの歌曲の締めくくりに位置する。シュトラウスの作品のなかでも特にロマンティックなものの一つとされ、知名度も高い。簡素ながら、非常に繊細な美しさを持った作品。

Strauss-R Deutscher Bund ロマン派音楽 歌曲 シンフォニックオーケストラ 繊細 美しい 入学式 卒業式 (Release:2014/05、Update:2014/05)

 ▶︎試聴するリヒャルト・シュトラウス:『2001年宇宙の旅』冒頭 (「ツァラトゥストラはかく語りき」導入部)

リヒャルト・シュトラウス Also sprach Zarathustra Einleitung (Richard Georg Strauss)

Strauss-R(1864〜1949)

ドイツ連邦

映画『2001年宇宙の旅』冒頭でこの第1部「導入部」の部分が使われている。 曲は『ツァラトゥストラはこう語った』(Also sprach Zarathustra)作品30。リヒャルト・シュトラウスが1896年に作曲した交響詩。

Strauss-R Deutscher Bund ロマン派音楽 交響詩 シンフォニックオーケストラ (Release:2010/02、Update:2010/02)

 ▶︎試聴するウェーバー:歌劇「魔弾の射手」より 序曲 J.277

ウェーバー Overture From Der Freischutz

Weber(1786〜1826)

ドイツ

「魔弾の射手」とは、意のままに命中する弾を所持する射撃手。伝説では7発中6発は射手の望むところに必ず命中するが、残りの1発は悪魔の望む箇所へ命中するとされる。この序曲は特に有名であり、その冒頭部分のホルン四重奏のメロディーは賛美歌『主よ御手もて引かせ給え』としても知られている。

Weber Germany ロマン派音楽 歌劇 シンフォニックオーケストラ (Release:2020/12、Update:2020/12)

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