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全楽曲一覧(MIDI Orchestra 全530曲)

 ▶︎試聴するアルビノーニ:アルビノーニのアダージョ

アルビノーニ Adagio in G minor

Albinoni(1671〜1751)
イタリア

弦楽合奏とオルガンのための楽曲、弦楽合奏のみでも演奏される。 この作品は、トマゾ・アルビノーニの『ソナタ ト短調』の断片に基づく編曲と推測され、イタリアの音楽学者、レモ・ジャゾットが、アルビノーニの自筆譜の断片を編曲したと称して出版した。ジャゾットは、自分は編曲したのであって、作曲したのではないと言い張ったが、現在では完全なジャゾットの創作であると言われている。

Albinoni italy バロック音楽 室内楽 弦楽とオルガン やさしい 祈り 繊細 (Release:2013/08、Update:2013/08)

 ▶︎試聴するバーバー:弦楽のためのアダージオ

バーバー Adagio for Strings Op.11

Barber(1910〜1981)
アメリカ

バーバーのアダージョ(ないしバーバーのアダージオ)とも呼ばれる。アダージョは、楽曲に付けられた速度記号(ゆるやかに)である。この曲が有名になったのはジョン・F・ケネディの葬儀で使用されてからである。その後、映画やテレビドラマで使われることも多く、映画では「プラトーン」「エレファント・マン」、ドラマでは「冬のソナタ」「蘇える金狼」「のだめカンタービレ」、また、アメリカ同時多発テロから一年後に行われたニューヨーク世界貿易センタービル跡地での慰霊祭などでも使用された。

Barber USA 近代音楽 弦楽 チェンバーオーケストラ 神秘的 素朴 不安 繊細 静寂 (Release:2009/05、Update:2020/05)

 ▶︎試聴するバルトーク:6つのルーマニア民族舞曲より 5. ルーマニア風ポルカ

バルトーク 6 Romanian Folk Dances 5. Poarga Romaneasca - Allegro

Bartok(1881〜1945)
ハンガリー

Allegro ニ調。元は村の青年によるフィドラの演奏である。 8拍を一単位とする独特なポルカのフレーズで、2拍子と3拍子に交互に入れ替わる。チェコの影響を感じさせるリズム的には面白い楽章。

Bartok Hungary 国民楽派 組曲 ピアノ独奏 軽快 気まぐれ 繊細 かわいい エキゾチック (Release:2014/05、Update:2014/05)

 ▶︎試聴するバルトーク:6つのルーマニア民族舞曲 全曲

バルトーク 6 Romanian Folk Dances Sz.56

Bartok(1881〜1945)
ハンガリー

1909年から1915年にかけて作られた6曲からなるピアノの小品の組曲。 全曲が民族的な素材によるリズムとモード(旋法=古い教会旋法と同じ)で作られている。 小管弦楽のための編曲や、弦楽合奏版、オルガン版などがある。 親しみやすい旋律と手ごろな長さから彼の小品の中では人気が高く、コンサートにはしばしば取り上げられる。

Bartok Hungary 国民楽派 組曲 ピアノ独奏 繊細 せつない (Release:2014/05、Update:2014/05)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第1番 第1楽章 Adagio molto - Allegro con brio

ベートーヴェン Symphony No1-1

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

古典派の作曲家の作曲技法(ハイドン、モーツァルト的)を踏襲していた初期の代表作。いわゆるベートーヴェンの強い個性は少なく、後期の大作群と比べると相対的に人気はないが、古典派の交響曲としては十分な完成度を誇っている。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2013/01、Update:2013/01)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第1番 第2楽章

ベートーヴェン Symphony No1-2 Andante cantabile con moto. F Dur

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

ハイドン・モーツアルトの古典派の交響曲の作曲技法を吸収し、自らの技術に準じて作曲した規模は小さいが随所に新しい工夫が施されている意欲作。 ソナタ形式の緩徐楽章。冒頭はフーガ風に開始される。ヘ長調 8分の3拍子。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 素朴 軽快 やさしい ゆったり 落ち着き (Release:2020/07、Update:2020/07)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第1番 第3楽章

ベートーヴェン Symphony No1-3 Menuetto: Allegro molto e vivace

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

メヌエットと言うよりも「Allegro molto e vivace」とあることからスケルツォの性格のある、後の大作に見出されるような革新性のある複合三部形式の曲。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 明るい 楽しい 牧歌的 軽快 華麗 (Release:2020/07、Update:2020/07)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第1番 第4楽章

ベートーヴェン Symphony No1-4 Adagio - Allegro molto e vivace.

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

始まりの全楽器によるTutti、序奏の秀逸なバイオリンの旋律。後の力強い序曲を予言させる。G音からの上行フレーズが繰り返し提示され、それに続く旋律が第1主題として提示され、それら断片的な動機が発展して主題が生まれる。これは後の交響曲第5番や交響曲第9番の第1楽章冒頭でも見られる。序奏の後の主部はロンド風で、ハイドン的な楽しさに満ちている。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 堂々 素朴 軽快 繊細 華麗 (Release:2020/07、Update:2020/07)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第2番 第1楽章

ベートーヴェン Symphony No2-1 Adagio molto - Allegro con brio

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

第1楽章 Adagio molto ニ長調 3/4拍子 - Allegro con brio ニ長調 4/4拍子 随所に、後の交響曲第9番を思わせるパッセージが登場する。 交響曲第9番、交響曲第1番と同じく、ハイドン、モーツァルトといった古典派の作曲家の作曲技法を踏襲していた時期の作品であり、中期、後期の大作群と比べると相対的に人気はないが、古典派の交響曲としては十分な完成度を誇っている。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2013/03、Update:2013/03)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第2番 第2楽章

ベートーヴェン Symphony No2-2 Larghetto

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

第2楽章 Larghetto イ長調 3/8拍子、ソナタ形式。 旋律の美しさによって有名で、第1主題部は長めで弦楽部に始まり、木管で繰り返される。第2主題も第1ヴァイオリンで導かれる。コデッタの後、反復なしで第1主題を主とした展開部に入る。再現部は対位法を効果的に使ったものとなっているが、流れ自体は提示部と変わらない。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2020/09、Update:2020/09)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 第1楽章

ベートーヴェン Symphony No.3 Eroica Op.55 1st mov.

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

原題:伊: Sinfonia eroica、 composta per festeggiare il sovvenire d’un grand’uomo 英雄交響曲、「ある偉大なる人の思い出に捧ぐ」は、ベートーヴェンが作曲した3番目の交響曲である。1804年に完成された。「英雄」のほか、イタリア語の原題に由来する「エロイカ」の名で呼ばれることも多い。ベートーヴェンの最も重要な作品のひとつ。 第1楽章 Allegro con brio 変ホ長調 3/4拍子

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2012/03、Update:2021/08)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 第3楽章

ベートーヴェン Symphony No3 eroica Op.55、 Mvt.3 Scherzo: Allegro vivace

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

複合三部形式のトリオ(中間部)に有名なホルン三重奏がある。当時のホルンでは、ストップ奏法で演奏する難しい緊張感のある部分であったが、現在のバルブホルンではその効果は得にくい。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2012/04、Update:2012/04)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第4番 第1楽章

ベートーヴェン Symphony No. 4 1st Mov.

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

交響曲第4番変ロ長調 作品60(in B-flat major, Opus 60) ベートーベンの9つの交響曲には、表題がついているものが多いが、交響曲第3番「英雄」と交響曲第5番「運命」の間にあるこの4番は、有名な名前もなく目立たないが、「運命」オペラ「フィデリオ」・ラズモフスキー弦楽四重奏曲集・ピアノ協奏曲第4番などと同時期に作られた意欲的な作品である。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 躍動 軽快 情熱 (Release:2017/05、Update:2017/05)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 第1楽章

ベートーヴェン Symphony No.5 mv.1 Allegro con brio

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

この楽章は荘厳な序奏から始まります。運命を象徴する有名な「ダ・ダ・ダ・ダーン」という四音符のモチーフが登場します。このモチーフは楽章全体を通じて繰り返し現れ、強い印象を残します。 その後、力強い情熱的な主題が提示され、強い印象を与えます。続いて、静かで神秘的な雰囲気の中で第二主題が現れます。これは穏やかな響きを持ち、前の主題との対比を生み出します。展開部では、主題がさまざまな形で現れ、盛り上がりを見せます。 最後に、力強いコーダによって主題が力強く再び提示され、壮大なフィナーレを迎えます。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 力強い 情熱 (Release:2004/12、Update:2024/03)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第2楽章 変イ⾧調

ベートーヴェン Symphony No.5-2 Andante con moto

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

この楽章は、主要なテーマがいくつかの異なる形で繰り返され、発展していきます。この章の主なテーマは優美で穏やかなメロディーであり、第1楽章の激しさと対照的です。弦楽器と木管楽器が交互に主旋律を担当し、ハーモニーが豊かに展開されます。全体の構成において感情的な休息を提供し、第3楽章と第4楽章への架け橋となります。この楽章の静かで優雅な性質は、ベートーヴェンの作曲技術の高さと、交響曲全体のドラマティックな対比を際立たせるものです。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2006/10、Update:2024/06)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第3楽章 Allegro

ベートーヴェン Symphony No.5-3 Op.67

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

複合三部形式。スケルツォ - トリオ - スケルツォ - コーダという構成。「運命の主題」の冒頭の休符を取り去り、スケルツォの3拍にうまく当てはめている。トリオのあと再びスケルツォに戻り、本来の演奏ではコーダから、アタッカで(間を取らず)4楽章に繋がる。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/08、Update:2005/08)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第4楽章 Allegro

ベートーヴェン Symphony No.5-4 Op.67

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

第3楽章から続けて演奏される。楽器編成にピッコロ、コントラファゴット、トロンボーンが加わり、色彩的な管楽器が増強され他の楽章に比べて響きが非常に華やかである。コーダでは加速し「暗から明へ」における「明」の絶頂で華やかに曲を閉じる。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/08、Update:2005/08)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第6番「田園」第1楽章 「田園に到着した歓び」

ベートーヴェン Symphony No.6-1:Op.68 Allegro ma non troppo

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

ロマン派以降の標題音楽の作曲家に大きく影響を与えたベートーヴェンの9つの交響曲の中においては、唯一の5楽章で構成されている交響曲。各楽章に表題がつけられている。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2006/10、Update:2006/10)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第6番「田園」第2楽章 「小川のほとりの情景」

ベートーヴェン Symphony No.6-2 Andante molto mosso:12/8

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

流麗で長閑なメロディーにより小川のほとりの情景が表現される。楽章を通して小川のせせらぎの音が弦楽合奏で奏でられ、曲の終結部では夜鶯や鶉、カッコウの鳴き声が木管楽器で模倣される。原題はSzene am Bach. ソナタ形式。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2011/05、Update:2011/05)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第6番「田園」第4楽章 「雷雨、嵐」

ベートーヴェン Symphony No.6-4 Allegro

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

原題はGewitter und Sturm、特に決まった形式はない。この楽章のみピッコロとティンパニが加わり、楽しい村民の集いを突然襲った昼下がりの激しい驟雨の様子を活写する。低弦が遠雷の様子を、中高弦・木管が怪しい風音・閃光と雨足を、全管とティンパニが激しい雷鳴と大地の鳴動を表現し、最終部では雨足が遠のき雷雲が去って晴れ間が差した清々しい麗らかな田舎の情景が奏でられる。第2のスケルツォと位置付けることもできる。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2011/05、Update:2011/05)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第6番「田園」第5楽章 「牧人の歌−嵐の後の喜ばしい感謝の感情」

ベートーヴェン Symphony No. 6-5 Allegretto Hirtengesange. Frohe und dankbare Gefuhle nach dem Sturm.

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

雨が上がり、日が差し、自然への畏敬と感謝の牧歌が歌い上げられる長閑で穏やかな牧歌の印象。牧笛を模したクラリネットとホルンによる導入句が象徴的。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2011/09、Update:2011/09)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第7番 第1楽章

ベートーヴェン Symphony No7 Op.92, Mvt.1 Poco sostenuto-Vivace

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

この楽章は、アレグロ・コン・ブリオのテンポで始まり、強烈なリズムと高揚感を持っています。 冒頭の弦楽器によるリズミカルな音形は、楽曲全体の基盤を築き、後に管楽器や打楽器が加わることで一層の迫力を生み出します。このリズムは「舞踏」の感覚を強く持ち、聴衆を引き込む要素となっています。第1テーマはシンプルでありながら力強く、2つの主要なテーマが明確に対比されることで、楽章に動的な展開が生まれます。 楽章全体を通じて、ベートーヴェンはオーケストラの多様な音色を巧みに使い、緊張感と解放感のバランスを取りながら、聴く者に感情の高まりを感じさせます。この楽章は、ベートーヴェンの革新性と感情表現の豊かさを示す重要な作品であり、演奏会でもしばしば取り上げられる人気の高い楽曲です。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 力強い 軽快 (Release:2004/09、Update:2024/10)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第7番 第2楽章 不滅のアレグレット

ベートーヴェン Symphony No.7-2 Immortal Allegretto

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

初演時に聴衆から特に支持された楽章。「不滅のアレグレット」と呼ばれている。アレグレットは、「少し速く」と言う速度記号であるが、ベートーヴェンは、ゆっくり、しかし普通のアンダンテやアダージョよりは速くしてほしい、という意味で、この設定にしたと言われている。この楽章は非常に美しいメロディと重厚な管弦楽の響きが特徴です。主題はしばしば独特なリズムと躍動感に満ちており、静かな部分と情熱的な部分が交互に現れます。全体的に穏やかな雰囲気を持ちつつも、力強く感情豊かな音楽で聴衆を引き込むような魅力があります。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 神秘的 ゆったり 厳粛 落ち着き (Release:2004/09、Update:2023/12)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第7番 第4楽章 Allegro con brio

ベートーヴェン Symphony No.7-4 Op.92

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

熱狂的なフィナーレ。古典音楽では普通4/4拍子の1拍めと3拍めに強拍画来るが、アウフタクトである2拍目、4拍目にアクセントが置かれ、現代のポップスのリズムに通ずるものがあり、ベートーヴェンの交響曲中でも、最もリズミカルな曲である。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/08、Update:2020/11)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第8番 第1楽章

ベートーヴェン Symphony No.8 1. Allegro vivace e con brio

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

ヘ長調 作品93 1. Allegro vivace e con brio 4分の3拍子 比較的小規模で古典的な印象を受けるが、従来の古典的な形式に則っていて、独創的で工夫と表現にあふれた傑作。 スフォルツァンドを多用し音のバランスをとるのが難しい。第2主題がニ長調を通り、ワルツ調に提示される。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 力強い 優雅 (Release:2017/06、Update:2017/06)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第9番 第1楽章

ベートーヴェン Symphony No.9 Op.125 1. Allegro ma non troppo、 un poco maestoso

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

ニ短調 2/4拍子、ソナタ形式。第九 冒頭の弦楽器のトレモロにのせて第1主題の断片的な動機が提示される。第1主題は、ニ音とイ音による完全五度を骨格とした力強い主題であり、音楽に大きな律動感を与えている。第2主題部の導入部は、第4楽章で現れる「歓喜」の主題を予め暗示させるような効果を持つ。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 年末年始 (Release:2012/10、Update:2012/10)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第9番 第2楽章

ベートーヴェン Symphony No9-2 Molto vivace - Presto

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

ニ短調 3/8拍子 - ニ長調 2/2拍子、複合三部形式をとるスケルツォ楽章 弦楽器のユニゾンとティンパニで始まる序奏に続き提示部ではフーガのようにテーマが絡み合い、展開部ではティンパニが活躍する。中間部の旋律は、歓喜の主題に似ている。オーボエによる主題提示の後、弦楽器群のフーガ風旋律を経てホルンが同じ主題を提示し、木管楽器群の主題提示の後、今度は全合奏で主題を演奏する。(第九)

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 気品 繊細 年末年始 (Release:2012/11、Update:2012/11)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第9番 第3楽章

ベートーヴェン Symphony No.9-3 Adagio molto e cantabile - Andante maestoso

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

第九の中で瞑想的な緩徐楽章。木管パートとホルンのハーモニーが美しい。当時のホルンはまだナチュラルホルンが主流で、4番ホルンの独奏は、微妙なゲシュトプフト奏法を駆使しなければ演奏することができなかった。 2つの主題が交互に現れる一種のロンド形式で、やはり最終楽章が有名で人気があるが、この楽章のファンも多い。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ ゆったり 繊細 華麗 年末年始 (Release:2015/12、Update:2015/12)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:交響曲第9番 第4楽章 合唱付

ベートーヴェン Symphony No.9-4 in D minor, Op.125, Choral

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

O Freunde、 nicht diese Tone!Sondern laBt uns angenehmere anstimmen und freudenvollere. おお友よ、このような音ではない!我々はもっと心地よいもっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか… 日本では、年末になると各地で第九のコンサートが開かれ、単に演奏を聴くだけではなく、合唱に参加型のコンサートも増えている。日本で年末に『第九』が頻繁に演奏されるのは、戦後オーケストラの収入が少なく、楽団員の年末年始の生活状況を改善するため、「必ず客が入る曲目」であった『第九』を日本交響楽団(今のN響)が年末に演奏するようになり、それが定着したと言われている。

Beethoven Germany 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 荘厳 躍動 年末年始 (Release:2006/12、Update:2024/01)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番 第3楽章《ラズモフスキー第3番》

ベートーヴェン String Quartet No. 9 No.3(Rasumovsky)Op. 59

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

Menuetto、Grazioso ラズモフスキー伯爵の依頼によって弦楽四重奏曲の依頼を受け作曲された弦楽四重奏曲は、 ラズモフスキー四重奏曲としてOp.59として出版された。 この曲はその3曲のうちの3番目の曲の3楽章。

Beethoven Germany 古典派音楽 室内楽 弦楽四重奏 甘美 気品 美しい やさしい 落ち着き (Release:2013/09、Update:2013/09)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:ホルンソナタ ピアノとホルン

ベートーヴェン Horn Sonata F-Dur Op.17

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

この曲は、ベートーヴェン自身がピアノを弾き、当時のホルンの名手として広く知られたジョヴァンニ・プントと共演するために書かれた。ホルンとピアノのための作品としては史上初ではないかと言われている。当時のナチュラルホルンの特性を最大限に引き出し、ピアノパートも技巧的に書かれている。

Beethoven Germany 古典派音楽 室内楽 ホルンとピアノ (Release:2008/10、Update:2008/10)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:エグモント序曲

ベートーヴェン Egmont Overture Op.84

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

Sostenuto, ma non troppo - Allegro、ヘ短調→ヘ長調。 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの1787年の同名の戯曲のための劇付随音楽。現在ではこの序曲のみが単独で演奏される事が多いが、全10曲の構成である(この序曲は1番目)。力強く雄渾多感な序曲は、ベートーヴェン中期の終わりに位置する作品で、「交響曲 第5番」と同じくらいに有名。

Beethoven Germany 古典派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/02、Update:2008/01)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:歌劇 フィデリオ 序曲

ベートーヴェン Fidelio Overture Op.72

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

「フィデリオ」は、ベートーヴェンの唯一のオペラである。「フィデリオ」の序曲をは何度も改訂を重ねられたため、「フィデリオ序曲」あるいは「レオノーレ序曲」として4曲が書かれている。三度目の公演のため台本を改訂した際に作られたのがこの曲で、今日では、「フィデリオ」序曲として一般的になっている。

Beethoven Germany 古典派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2011/02、Update:2011/02)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:ピアノソナタ第20番 第1楽章 Allegro ma non troppo

ベートーヴェン Piano Sonata No20 1st Mvmt. Allegro ma non troppo

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

元々の題名は「2つのやさしいソナタ」で、2楽章の形式から、しばしばソナチネとされる。 この作品は弟子のために書かれ、それを経済面などやむを得ない事情により出版したものと考えられる。題名通り演奏も容易であり、日本でも初歩の教材として頻繁に取り上げられ、有名である。

Beethoven Germany 古典派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 軽快 ほのぼの かわいい (Release:2013/12、Update:2013/12)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番《大公》作品97 第一楽章

ベートーヴェン Trio for Piano, Violin and Cello No. 7 in B Major Archduke mov.1

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

ピアノとヴァイオリン、チェロの為の三重奏曲、変ロ長調、ソナタ形式、4分の4拍子。 優雅さと堂々とした気品がある曲想で、ピアノ三重奏団には必須のレパートリーとなっている。 アマチュア・ピアニストとしては相当の腕前の「ルドルフ大公」に1811年に献呈された曲。

Beethoven Germany 古典派音楽 室内楽 三重奏曲(トリオ) 堂々 優雅 気品 繊細 (Release:2014/08、Update:2014/08)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:ピアノソナタ第14番 月光 第1楽章

ベートーヴェン Piano Sonata14-1(op.27-2) Adagio sostenuto

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

ベートーヴェンが16番目に作曲した番号付きピアノソナタ。『幻想曲風に』 (Quasi una Fantasia:cis-moll)一般には『月光ソナタ』として知られており、ベートーヴェンの三大ピアノソナタのひとつ。 第1楽章 Adagio sostenuto(attacca)嬰ハ短調。

Beethoven Germany 古典派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2011/07、Update:2011/07)

 ▶︎試聴するベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番ヘ長調 作品50

ベートーヴェン Romance for Violin and Orchestra in F Major Op.50

Beethoven(1770〜1827)
ドイツ

1798年に作曲されたヴァイオリンと管弦楽のための楽曲。 楽器編成は、独奏ヴァイオリン、フルート1、オーボエ2、ファゴット2、ホルン(F管)2、弦五部。 ロンド形式による優美な小品

Beethoven Germany 古典派音楽 管弦楽 バイオリンとオーケストラ 繊細 美しい 入学式 卒業式 (Release:2018/12、Update:2018/12)

 ▶︎試聴するベルリオーズ:幻想交響曲 第4楽章 断頭台への行進

ベルリオーズ Symphonie fantastique 4.Marche au Supplice.

Berlioz(1803〜1869)
フランス

彼は夢の中で愛していた彼女を殺し、死刑を宣告され、断頭台へ引かれていく。行列は行進曲にあわせて前進し、その行進曲は時に暗く荒々しく、時に華やかに厳かになる。その中で鈍く重い足音に切れ目なく続くより騒々しい轟音。ついに、固定観念が再び一瞬現われるが、それはあたかも最後の愛の思いのように死の一撃によって遮られる。

Berlioz France ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 幻想的 せつない 不気味 (Release:2004/11、Update:2016/11)

 ▶︎試聴するベルリオーズ:幻想交響曲第5楽章 ワルプルギスの夜の夢

ベルリオーズ Symphonie fantastique 5.Songe d’une nuit du Sabbat

Berlioz(1803〜1869)
フランス

「ワルプルギスの夜の夢」と訳される事もある。グレゴリオ聖歌『怒りの日』(Dies Irae)が主題に用いられ(Tubaのソロ)、全管弦楽の咆哮のうちに圧倒的なクライマックスを築いて曲が閉じられる。曲の終結部近くでは弓の木部で弦を叩くコル・レーニョ奏法が用いられている(高価な弓を使う奏者はそれを嫌い、スペアの安い弓をこの演奏で使うこともある)

Berlioz France ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2007/10、Update:2008/01)

 ▶︎試聴するビゼー:カルメン組曲1より フィナーレ「闘牛士」

ビゼー Carmen Suite No.1 Final.Les Toreadors

Bizet(1838〜1875)
フランス

カルメンの護送役を命じられたホセは,カルメンに逃がしてくれとささやかれる。紐を緩めたホセは,カルメンに突き倒され,カルメンは高笑いを残して逃げ去る。第一幕の終了。 この曲はカルメンの中でも特に有名で人気があり、誰もが一回はきいた事のあるクラシックで、テレビ番組やCMでよく使われる便利な曲でもある。 「たけしのTVタックルのテーマ曲」としても有名。

Bizet France ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 軽快 (Release:1994/08、Update:2016/10)

 ▶︎試聴するビゼー:カルメン組曲2より 闘牛士の歌

ビゼー Chanson du Toreador Carmen Suite No.2-3

Bizet(1838〜1875)
フランス

題名の「闘牛士の歌」は通称、「友よ、祝いの酒を」(Votre toast、 je peux vous le rendre)でも知られている。 第2幕でエスカミーリョ(バリトン)が歌い、酒場の客たちの男声合唱が加わる。

Bizet France ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2012/12)

 ▶︎試聴するビゼー:アルルの女 第2組曲 第4曲 ファランドール

ビゼー L’arlesienne Suite No.2 Farandole

Bizet(1838〜1875)
フランス

フランス南部のプロヴァンス地方で踊られる舞曲『三人の王の行進』と『馬のダンス』種類の民謡をもとに作られている。 特に冒頭の主題は広く知られており、人気が高い曲のひとつ。

Bizet France ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 躍動 力強い (Release:1992/02、Update:2019/01)

 ▶︎試聴するボロディン:中央アジアの高原にて

ボロディン In the Steppes of Central Asia

Borodin(1833〜1887)
ロシア

ロシアの歌とアジアの旋律が溶け合って、不思議なハーモニーを作る。 ロシア人とアラビア人との中央アジア草原での交流を音楽化したもので、この情景はボロディンの想像であり、実際に行ったわけでは無いとされる。

Borodin Russia 国民楽派 交響詩 シンフォニックオーケストラ 牧歌的 のどか 甘美 美しい ゆったり (Release:2005/02、Update:2019/01)

 ▶︎試聴するボロディン:歌劇イーゴリ公より 「ダッタン人の踊り」

ボロディン Polovtsian Dances From PRINCE IGOR

Borodin(1833〜1887)
ロシア

オペラ『イーゴリ公』の第2幕の曲(韃靼人の踊り)。この曲は独立で演奏される事も多い。オペラでは合唱を伴うが、演奏会では合唱のパートを省略することもある。序曲や「ポロヴェツ人の行進」などと併せて『イーゴリ公組曲』とすることもある。JR東海の「うまし うるわし奈良」で使用されている。 【構成】 1.序奏: Andantino 4/4、イ長調、2.娘達の踊り: Andantino 4/4 イ長調、3.男達の踊り: Allegro vivo 4/4 ヘ長調、4.全員の踊り: Allegro 3/4 ニ長調、5.少年達の踊りと、男達の踊り: Presto 6/8 ニ短調、6.娘達の踊りと少年達の踊り Moderato alla breve 2/2、7.少年達の踊りと男達の踊り: Presto 6/8 ニ短調、8.全員の踊り: Allegro con spirito 4/4 イ長調

Borodin Russia 国民楽派 舞曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 軽快 優雅 (Release:2005/02、Update:2022/11)

 ▶︎試聴するブラームス:大学祝典序曲 ハ短調(ハ長調) Op.80

ブラームス Academic Festival Introduction (Akademische Festouvertüre)

Brahms(1833〜1897)
ドイツ

学生歌から適切な旋律を選択し、洗練された対位法や主題労作の技法、緻密に構成された音色を用いて、創意ある洗練された構成と音楽技法的に評価されるこの曲は、ブラームスが得意な毒舌やブラック・ユーモアで、「学生の酔いどれ歌のひどくがさつなメドレー」を作って『大学祝典序曲』と名づけたと語った。

Brahms Germany ロマン派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 雄大 躍動 力強い 卒業式 入学式 (Release:2010/10、Update:2022/03)

 ▶︎試聴するブラームス:交響曲第1番 第1楽章 Un poco sostenuto - Allegro

ブラームス Symphony No.1-1 Op.68

Brahms(1833〜1897)
ドイツ

ブラームスの交響曲第1番の第1楽章は、力強く荘厳な序奏から始まります。ホルンによる堂々とした旋律が印象的で、その後、木管楽器や弦楽器による美しい旋律が続きます。楽章全体を通して、情熱的で劇的な展開が広がり、荘重なクライマックスに至ります。ブラームスの特徴である豊かな旋律と堂々たるオーケストレーションが際立つ、壮大で感動的な楽章です。 1876年から1877年にかけて作曲され、初演は1876年11月4日にカラヤンの指揮で行われました。 小澤征爾指揮のサイトウ・キネン・オーケストラによるブラームスの交響曲第1番は、名演として知られています。

Brahms Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2006/11、Update:2006/11)

 ▶︎試聴するブラームス:交響曲第1番 第4楽章 Adagio - Piu andante -Allegro non troppo、 ma con brio

ブラームス Symphony No.1-4

Brahms(1833〜1897)
ドイツ

序奏部は堂々と威厳あふれ、木管楽器などを中心とした高揚感のある部分の後、有名なアルペン・ホルン的なホルンのソロの部分になる、このメロディは,ブラームスがクララ・シューマンに贈った情熱的な歌曲の一部。その後,トロンボーンにコラール風の美しい印象的なフレーズが出てくる。再現部を経てクライマックスであるコーダはリズム感ある晴れ晴れとした盛り上がりを見せながら力強く終わる。

Brahms Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2010/12、Update:2010/12)

 ▶︎試聴するブラームス:交響曲第4番 第1楽章 Allegro non troppo

ブラームス Symphony No.4-1 Op.98

Brahms(1833〜1897)
ドイツ

ホ短調。2/2拍子。ソナタ形式 哀切な表情を持ったヴァイオリンの旋律と、管楽器の三連音を含むリズミックな楽句に続いてチェロとホルンが伸びやかに第2主題的なメロディーを歌う、後に三連音の動機を繰り返しながら悲劇的に第1主題がカノン風に現れ、アーメン終止的に終わる。

Brahms Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 情熱 甘美 美しい せつない ロマンチック (Release:2013/11、Update:2013/11)

 ▶︎試聴するブラームス:交響曲第4番 第3楽章 Allegro giocoso

ブラームス Symphony No.4-3

Brahms(1833〜1897)
ドイツ

ハ長調。2/4拍子。ソナタ形式。 ブラームスのこれまでの3楽章は間奏曲風の比較的穏やかなものが多かったが、初めてスケルツォ的で、なおかつ2/4拍子の楽章とした。第1主題が豪快、快活にややせわしなく始まり、第2主題はト長調でヴァイオリンによる落ち着いた表情になる。展開部ではホルンが嬰ハ長調で第1主題を変奏し途中から回帰して再現部となる。コーダでは各楽器が第1主題の掛け合いをして振幅の大きな最高潮をむかえる。

Brahms Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 堂々 優雅 (Release:2014/02、Update:2014/02)

 ▶︎試聴するブラームス:ホルントリオ 第2楽章 スケルツォ アレグロ

ブラームス Trio for Horn, Violin and Piano 2. Scherzo Allegro

Brahms(1833〜1897)
ドイツ

変ホ長調、4分の3拍子。 軽快なスケルツォで、楽しげなアンサンブルを聴かせる哀愁漂うトリオ。 ピアニストのアシュケナージは、この曲がお気に入りだったようで、いろいろなホルン奏者を招いて何度も録音している。

Brahms Germany ロマン派音楽 室内楽 三重奏曲(トリオ) (Release:2008/06、Update:2022/09)

 ▶︎試聴するブラームス:ハンガリア舞曲 第5番 ト短調

ブラームス Hungarian Dance No5 g moll

Brahms(1833〜1897)
ドイツ

ブラームスのハンガリー舞曲は、ジプシー音楽の特徴が取り入れられており、ハンガリー民謡の「チャルダッシュ」的なリズムの緩急や変化が織り込まれている。この第5番は、流麗さと歯切れ良 さを併せもった、同曲集の代名詞ともいえる1曲。

Brahms Germany ロマン派音楽 舞曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/02、Update:2020/11)

 ▶︎試聴するブラームス:クラリネット五重奏曲 第一楽章

ブラームス Clarinet Quintet 1st Mov. op.115

Brahms(1833〜1897)
ドイツ

ブラームスの晩年に完成された、代表的な室内楽曲の1つ。歌曲的な雰囲気に満ちたハーモニーとメロディ、柔軟な旋律線のすべてをクラリネットが担当し、これが橋渡しとなって展開部へ進む。

Brahms Germany ロマン派音楽 室内楽 クラリネットと弦楽 牧歌的 優雅 甘美 落ち着き (Release:2013/12、Update:2013/12)

 ▶︎試聴するカッチーニ:アヴェ・マリア

カッチーニ Ave Maria

Caccini(1545〜1618)
イタリア

この曲は、出典が明らかではなく、録音も楽譜も90年代前半まで知られていなかった。 バロックの様式とは相容れない歌詞(”Ave Maria”を繰り返すだけという内容)などから、本当の作曲者は現代の匿名の人物ではないかとの憶測がある。

Caccini Italy ルネサンス音楽 歌曲 チェンバーオーケストラ ロマンチック 甘美 xmas クリスマス 卒業式 (Release:2012/01、Update:2012/05)

 ▶︎試聴するショパン:ノクターン第2番

ショパン Nocturne No2. Op.9-2

Chopin(1810〜1849)
ポーランド

ショパンが生涯愛用していたピアノのメーカーである「プレイエル社」社長カミーユ・プレイエルの妻マリーに献呈。ショパンのノクターンとしては最もよく知られた曲である。 浅田真央のソチ五輪のショートプログラムのテーマ曲。 2006-2007シーズンのショートプログラム及び2013-2014シーズンのショートプログラムでも使用。

Chopin Poland ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 美しい ロマンチック 卒業式 (Release:2007/03、Update:2007/03)

 ▶︎試聴するショパン:幻想即興曲

ショパン Fantaisie-Impromptu Op.66

Chopin(1810〜1849)
ポーランド

ショパンの4曲の即興曲のうち最初に作曲された曲。ショパンの死後1855年、友人のユリアン・フォンタナの手により『幻想即興曲』(Fantaisie-Impromptu)と題して出版された。映画やドラマ、アニメ、さらにはゲームでもよく使われ、フィギュアスケートでは、荒川静香、浅田真央、中野友加里らがプログラムで使用した。

Chopin Poland ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2007/04、Update:2020/12)

 ▶︎試聴するショパン:24の前奏曲集より 第15番「雨だれ」

ショパン 24 Preludes Op.28 15. Sostenuto in Db Raindrop

Chopin(1810〜1849)
ポーランド

24の前奏曲集の中でも、最も有名な曲のひとつで「ショパン名曲集」の定番、この曲は24曲中最も演奏時間が長い。全曲を通して一定のリズムで刻まれる 音から、「雨だれの前奏曲」として知られている。 変ニ長調、ソステヌート、4分の4拍子。

Chopin Poland ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2011/09、Update:2021/06)

 ▶︎試聴するショパン:バラード第一番 ト短調 作品23

ショパン Ballade No. 1 Op.23 g moll

Chopin(1810〜1849)
ポーランド

ショパン最初のバラードで、初期の代表作。 「バラード」は、ショパンがピアノ作品に初めて用いた名称、序奏・主題の拍子は4分の6拍子、形式はソナタ形式の自由な変形。 フィギュアスケートの羽生結弦選手が2014年のプログラムでこの曲をジェフリー・バトルの振り付けで使用した。

Chopin Poland ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 甘美 気品 落ち着き 不安 (Release:2014/12、Update:2014/12)

 ▶︎試聴するショパン:ピアノ協奏曲第1番 第1楽章 Allegro maestoso

ショパン Piano Concert No1-1 Op.11

Chopin(1810〜1849)
ポーランド

ショパンは、この曲を自信作だとみなし実際は2番目に作られたが、第1番とした。番号付けが廃され、単に『協奏曲ホ短調』とする事もある。現在の楽譜は出版社が複数の音楽家にオーケストレーションされた可能性が高いと言われている。第1楽章は、ホ短調 4/3拍子。マズルカ風の第1主題とポロネーズ風の副主題、第2主題が奏された後、独奏ピアノが登場する。コーダで技巧上クライマックスとなる。

Chopin Poland ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ (Release:2007/09、Update:2007/09)

 ▶︎試聴するドビュッシー:月の光 ベルガマスク組曲より第3曲

ドビュッシー Moonlight from Suite Bergamasque (Clair_de_Lune)

Debussy(1862〜1918)
フランス

ピアノ組曲「水の戯れ」(Suite bergamasque)の一部として、1890年に作曲された「月の光」は、美しい旋律が特徴で、静かな雰囲気の中で静かに広がってい行く。その旋律は、まるで月明かりの下で静かに流れる光景を思わせるようで、静寂や寂寥感、ロマンチックな情感を表現している。聴く人々にさまざまな感情やイメージを呼び起こす力を持っており、抒情的で優美な旋律と、色彩豊かなハーモニーを特徴としている。

Debussy France 印象派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 ロマンチック 卒業式 入学式 (Release:2007/10、Update:2023/09)

 ▶︎試聴するレオ・ドリーブ:バレエ「コッペリア」より スワニルダのワルツ

レオ・ドリーブ COPPelIA Balleti in Two Acts - Valse

Delibes(1836〜1891)
フランス

コッペリア(Coppelia)は、1867年作曲。オペラ座で1870年5月25日初演された。 「コッペリア」とは、動く人形を題材としたバレエ作品、およびその人形の名前。 村の娘、スワニルダ(フランツの恋人)の第二幕でのワルツ。

Delibes France ロマン派音楽 バレエ音楽 シンフォニックオーケストラ かわいい xmas クリスマス 入学式 卒業式 (Release:2012/03、Update:2012/03)

 ▶︎試聴するデュカス:交響詩「魔法使いの弟子」

デュカス L’Apprenti Sorcier Scherzo

Dukas(1865〜1935)
フランス

老いた魔法使いが若い見習いに雑用を言い残し、自分の工房を旅立つところから物語が始まる。 ディズニーのアニメ映画「ファンタジア」に転用され、ミッキーマウスが「魔法使いの弟子」役を演技したことにより、いっそう有名になった。

Dukas France ロマン派音楽 交響詩 シンフォニックオーケストラ 躍動 にぎやか 楽しい 気まぐれ かわいい (Release:2005/09、Update:2019/10)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:交響曲第8番 第3楽章

ドヴォルザーク Symphony No.8 3. Allegro grazioso-Molto vivace

Dvorak(1841〜1904)
チェコ共和国

この楽章は、軽やかでリズミカルな雰囲気で美しいワルツのリズムが特徴的です。冒頭の主題は明るく優雅なメロディーで、ホルンや弦楽器がそれを彩るように奏でます。明るい田園風のメロディーが、チェコの自然や民俗的な要素を感じさせます。 この楽章は、「8番」の他の楽章に比べて優美で穏やかな雰囲気を持ち、牧歌的な情景が浮かびます。 冒頭の旋律は、管楽器と弦楽器が交互にリードし、しなやかに展開されます。リズムとメロディーが徐々に変化し、時には悲しげな雰囲気も漂いますが、最終的には再び穏やかなトーンで収束していきます。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 優雅 甘美 気品 繊細 美しい (Release:2007/03、Update:2024/11)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:交響曲第8番 第4楽章

ドヴォルザーク Symphony No.8 4.Allegro ma non troppo

Dvorak(1841〜1904)
チェコ共和国

トランペットによるファンファーレの導入のあと、チェロによって主題が静かにゆっくりと提示される。次は力強く速く変奏され、主題を元に激しく展開し、輝かしいコーダに入る。通常の二管編成:Fl.2、Ob.2、Cla.2、Fg.2、Hr.4、Tp.2、Tb.3、Tu1、Timp、Str5

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2009/11、Update:2009/11)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調「新世界より」第1楽章 Adagio-Allegro molto op95

ドヴォルザーク Symphony No.9-1 From the New World

Dvorak(1841〜1904)
チェコ共和国

1893年に作曲された曲で、ドヴォルザークが、アメリカのナショナル音楽院の院長時代を代表する作品。最初は第5番と呼ばれていたが、その後作曲順に番号が整理され、現在では第9番で定着している。親しみやすいこの作品はクラシック音楽有数の人気曲となっている。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/04、Update:2021/03)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:弦楽四重奏曲アメリカ 第1楽章

ドヴォルザーク String Quartet No.12 AMERICAN op.96

Dvorak(1841〜1904)
チェコ共和国

1893年5月に交響曲第9番「新世界より」を書き上げ、アメリカでの最初の夏期休暇中に、友人一家が演奏するために、わずかな期間(2週間程度)で完成させた曲。ドヴォルザークの室内楽作品中最も親しまれている作品のひとつである。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 室内楽 弦楽四重奏 (Release:2010/11、Update:2010/11)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:スラヴ舞曲 10番 ホ短調

ドヴォルザーク Slavic dance No.10

Dvorak(1841〜1904)
チェコ共和国

元はピアノ連弾のために書かれたが、ドヴォルザーク自身によって全曲が管弦楽用に編曲された。各8曲からなる第1集作品46と第2集作品72がある。この第10番は第2集の2曲目で、アレグレット・グラツィオーソ ホ短調 8分の3拍子。哀愁を帯びたメロディーが魅力的。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 舞曲 シンフォニックオーケストラ 優雅 美しい やさしい せつない ロマンチック (Release:2013/09、Update:2013/09)

 ▶︎試聴するドヴォルザーク:母が教えてくれた歌 《ジプシー歌曲集》作品55の第4曲

ドヴォルザーク Songs My Mother Taught Me

Dvorak(1841〜1904)
チェコ共和国

ドヴォルジャークの歌曲の中では最も有名で、フリッツ・クライスラーが、《ユーモレスク 変ト長調》《遠き山に日は落ちて》《スラヴ舞曲 ホ短調》と同じくヴァイオリンとピアノのために編曲したことによって、いっそう有名になった。 歌詞 母がこの歌を教えてくれたあの日、 母は涙を浮かべていた。 今、子供にこの歌を教える私の目から、 涙が溢れ出す。

Dvorak Czech Republic ロマン派音楽 歌曲 バイオリンとピアノ せつない やさしい 懐かしい 卒業式 結婚式 (Release:2013/10、Update:2013/10)

 ▶︎試聴するエルガー:行進曲「威風堂々」 March

エルガー Pomp and Circumstance March No.1 Op.39

Elger(1857〜1934)
イギリス

『威風堂々』の原題「Pomp and Circumstance」とは、シェイクスピアの戯曲「オセロ」第3幕第3場のセリフから取られたタイトル。中間部の旋律は特に有名であり、日本では単に『威風堂々』と言った場合は第1番あるいはその中間部の旋律を指すことが多い。イギリスでは、この中間部の旋律は『Land of Hope and Glory(希望と栄光の国)』と題され、第2の国歌として愛唱されている。

Elger United Kingdom ロマン派音楽 行進曲 シンフォニックオーケストラ 堂々 荘厳 雄大 入学式 卒業式 (Release:1994/12、Update:2020/09)

 ▶︎試聴するエルガー:愛のあいさつ Liebesgruss

エルガー Salut d’amour Op.12

Elger(1857〜1934)
イギリス

エルガーが、1888年にキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った曲。日本でも人気の高い小品の一つである。エルガーはピアノ独奏用、ピアノとヴァイオリン用、小編成の管弦楽などいくつかの版を残した。 エルガーの作品の中では『威風堂々』に次いで有名なものに入る。優美な曲想が幅広い支持を集めている。

Elger United Kingdom ロマン派音楽 室内楽 バイオリンとピアノ かわいい ロマンチック 暖かい 入学式 卒業式 (Release:2008/02、Update:2012/11)

 ▶︎試聴するエリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴー ヴァイオリンとピアノ

エリック・サティ Je te veux Violin and piano

Erik Satie(1866〜1925)
フランス

メロディーをヴァイオリンの音色で演奏しています。 「ジュ・トゥ・ヴー」は、英語では「I Want You」、日本語では「あなたが欲しい」のタイトルで紹介されていることもある。 3拍子のワルツの曲。サティの曲では、ジムノペディと共に人気のある曲で、もともとは、シャンソン歌手ポーレット・ダルティのために書かれたと言われている。 スタンリー・キューブリックが監督をした「シャイニング」という映画でも使用されていた。

Erik Satie France ロマン派音楽 ワルツ バイオリンとピアノ ほのぼの かわいい (Release:2013/07、Update:2023/10)

 ▶︎試聴するエリック・サティ:ジュ・トゥ・ヴー ピアノ独奏バージョン

エリック・サティ Je te veux Piano solo version

Erik Satie(1866〜1925)
フランス

ピアノ独奏ヴァージョン。歌詞はアンリ・パコーリによる。歌曲集『ワルツと喫茶店の音楽』のうちの1曲とされている。 I want Jesus to walk with me all along my pilgrim journey. I want Jesus to walk with me. when my heart within is aching. I want Jesus to walk with me.

Erik Satie France ロマン派音楽 ワルツ ピアノ独奏 のどか 甘美 ロマンチック (Release:2013/07、Update:2013/07)

 ▶︎試聴するフォーレ:シシリアーノ (シシリエンヌ)

フォーレ Siciliano (Sicilienne)

Faure(1845〜1924)
フランス

フォーレ作品の中でも最もよく知られた曲の一つで1898年作曲の室内楽曲。「シチリアーノ」というのは、地中海のシチリア島が起源の独特のリズムを持った民族舞曲の名称。 原曲はチェロとピアノのために書かれたが、その後フォーレの弟子のシャルル・ケックランによってオーケストラのために編曲され、旋律がフルートで奏されるようになり、それ以来、フルート奏者のレパートリーとしてポピュラーになった。

Faure France ロマン派音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ せつない 気品 美しい 入学式 卒業式 (Release:2011/06、Update:2019/07)

 ▶︎試聴するフォーレ:パヴァーヌ 作品50

フォーレ Pavane op.50

Faure(1845〜1924)
フランス

小規模な編成で、曲の最初は室内楽的な響きが特徴的。甘美で崇高、清楚な旋律美で知られフォーレの他の管弦楽作品と同様、木管楽器、特にフルートに重点が置かれている。フォーレの中期を代表する傑作。

Faure France ロマン派音楽 管弦楽 シンフォニックオーケストラ 素朴 情熱 繊細 卒業式 (Release:2013/10、Update:2016/10)

 ▶︎試聴するグレン ミラー:茶色の小瓶

グレン ミラー Little Brown Jug

Glenn Miller(1904〜1944)
アメリカ

ジャズのスタンダード・ナンバー、元は生活に困窮しても飲酒をやめないアルコール依存症の夫婦の様子を歌った歌であるが、その明るく陽気なメロディから子供向けに改作した歌詞でも歌われ幅広い層に親しまれている。

Glenn Miller USA その他・現在 ジャズ ビッグバンド (Release:2009/09、Update:2009/09)

 ▶︎試聴するグレン ミラー:真珠の首飾り

グレン ミラー String of Pearls

Glenn Miller(1904〜1944)
アメリカ

貧乏だったミラーは恋人のへレンに、イミテーションの「真珠の首飾り」を贈ります。 やがて彼の音楽が成功し、ミラーは結婚記念日に本物の「真珠の首飾り」とこの曲を、苦労をかけたヘレン夫人にプレゼントします。 (2010年、ローランドのSC-8850ヴァージョンです。)

Glenn Miller USA その他・現在 ジャズ ビッグバンド (Release:2010/02、Update:2010/02)

 ▶︎試聴するグレン ミラー:真珠の首飾り

グレン ミラー A String of Pearls

Glenn Miller(1904〜1944)
アメリカ

貧乏だったミラーは恋人のへレンに、初めての贈りものとして、イミテーションの80ドルで買った「真珠の首飾り」を贈ります。やがて彼の音楽が成功しミラーは結婚記念日に、本物の「真珠の首飾り」とこの曲を、苦労をかけたヘレン夫人にプレゼントします。この曲は「真珠の首飾り」と名付けられた。 (以前アップしたSC-8850ヴァージョンとは別に、今回はEastWestのSymphonic Orchestraで、SAXクァルテットの代わりにStringクァルテットでやってみました。)

Glenn Miller USA その他・現在 ジャズ ポップスオーケストラ (Release:2021/01、Update:2021/01)

 ▶︎試聴するグノー:マリオネットの葬送行進曲

グノー Funeral March of a Marionette

Gounod(1818〜1893)
フランス

この曲は元々は、ピアノ曲《マリオネットの葬送行進曲》、管弦楽曲『マリオネットの葬送行進曲』は、アルフレッド・ヒッチコックのテレビシリーズでテーマ音楽に用いられて有名になった。

Gounod France ロマン派音楽 管弦楽 シンフォニックオーケストラ (Release:2012/10、Update:2012/10)

 ▶︎試聴するバリー・グレイ:サンダーバードのテーマ

バリー・グレイ Thunderbirds Main Theme

Gray(1908〜1984)
イギリス

1965年から1966年にイギリスで放送されていた人形劇による1時間枠の特撮テレビ番組。日本っでは1966年にNHK総合で50分番組として初放送された。その後1970年から1981年にかけて、民放で再放送が繰り返される。

Gray United Kingdom その他・現在 ポップ ポップスオーケストラ 力強い 楽しい 軽快 雄大 懐かしい (Release:2009/07、Update:2022/04)

 ▶︎試聴するグリーグ:2つの悲しき旋律より 過ぎた春

グリーグ Two elegiac melodies、The Last Spring Op.34

Grieg(1843〜1907)
ノルウェー

メランコリックな美しいメロディーの曲。ヴァイオリンの美しく悲しげな旋律、ヴィオラ、チェロの哀愁をそそるハーモニーやオブリガート、コントラバスの支え、心を落ちつく音楽です。

Grieg Norway ロマン派音楽 弦楽 チェンバーオーケストラ (Release:2010/09、Update:2010/09)

 ▶︎試聴するグリーグ:ホルベルク組曲より前奏曲 Op.40

グリーグ Holberg Suite、Praeludium Allegro vivace

Grieg(1843〜1907)
ノルウェー

元はピアノ用に作曲された曲、グリーグ自信によって弦楽合奏に編曲された。 演奏は弦楽合奏の方が多い。リズミカルな印象を与えダイナミックで音の重なりがはつらつとした盛り上がりに富んでいる。

Grieg Norway ロマン派音楽 組曲 チェンバーオーケストラ (Release:2010/11、Update:2010/11)

 ▶︎試聴するヘンデル:ハレルヤ コーラス メサイアより

ヘンデル Hallelujah Chorus From The Messiah

Handel(1685〜1759)
ドイツ

「ハレルヤ」とは、ヘブライ語を由来とする言葉で「主をほめたたえよ」という意味。 『ハレルヤ!全能にして、私たちの主である神に、ハレルヤ! この世の国は、我らの主と、その子キリストのものとなった。 彼は世々限りなく治められる。ハレルヤ!王の中の王、主の中の主。 主は世々限りなく治められる。ハレルヤ!』 クリスマス・イブに演奏されることが多いが、とくにクリスマスと関係するわけではない。

Handel Germany バロック音楽 合唱曲 合唱とオーケストラ 明るい 楽しい xmas クリスマス (Release:2004/12、Update:2021/11)

 ▶︎試聴するヘンデル:オンブラ・マイ・フ ラルゴ

ヘンデル Ombra mai fu Largo

Handel(1685〜1759)
ドイツ

このアリアはオペラ「セルセ」の冒頭で歌われるもので、ペルシアの王「セルセ」がプラタノの木陰に向かって歌う場面で知られています。歌詞は木陰の美しさと涼しさを讃えるもので、セルセの愛情を表現するために使用されます。バロック音楽の名作の一つとして高く評価されており「ヘンデルのラルゴ」とも呼ばれ、「なつかしい木陰」とも訳されます。その美しい旋律と優雅なメロディは多くの人々に愛され、しばしば単独で演奏されることもあります。

Handel Germany バロック音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ 素朴 穏やか 癒し 落ち着き 祈り (Release:2005/08、Update:2023/10)

 ▶︎試聴するハイドン:弦楽四重奏曲第17番 第1楽章 ヘ長調

ハイドン Presto and Scherzando String Quartet in F、 Op. 3/5 Hob.III:17

Haydn(1732〜1809)
オーストリア

この弦楽四重奏曲第17番(Op.3)は、すべてロマン・ホフシュテッターの作曲ではないかという説が1964年に提議された。諸説があるが、何れも決定的な結論を見るに至っていない。

Haydn Austria 古典派音楽 室内楽 弦楽四重奏 (Release:2011/07、Update:2011/07)

 ▶︎試聴するハイドン:弦楽四重奏曲第17番 第2楽章 セレナード

ハイドン String Quartet Op.3 2.Andante Cantabile(Serenade)

Haydn(1732〜1809)
オーストリア

この曲は、「ハイドンのセレナード」、ハイドンの作曲としても、またOP.3が深くハイドン作曲として浸透しているが、Op.3の自筆原稿は紛失したか、書かれなかったか。発見はされていない。ロマン・ホフシュテッターの作曲ではないかという説もある。

Haydn Austria 古典派音楽 室内楽 弦楽四重奏 (Release:2011/06、Update:2011/06)

 ▶︎試聴するハイドン:オペラ「月の世界」 序曲

ハイドン Opera Mondo della Luna Overture

Haydn(1732〜1809)
オーストリア

3幕からなるオペラの序曲。 原作は喜劇作家カルロ・ゴルドーニのイタリア語の戯曲、上演やレコーディングがほとんどなされていない。 ハイドンは、この序曲を後に交響曲第63番の第1楽章に転用してている。

Haydn Austria 古典派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 軽快 明るい 気品 (Release:2014/06、Update:2014/06)

 ▶︎試聴するハイドン:交響曲第104番「ロンドン」 第1楽章 Adagio - Allegro

ハイドン Symphony No.104 (London) 1st mov

Haydn(1732〜1809)
オーストリア

ハイドンが作曲した最後の交響曲、ニ短調、4/4拍子 → ニ長調、2/2拍子。序奏付きのソナタ形式。 「ロンドン」の名称は、19世紀になってから付けられたもので特に意味はないとされている。

Haydn Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 重厚 素朴 華麗 (Release:2013/07、Update:2013/07)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「火星」 戦争(戦い)をもたらす者

ホルスト Mars, the Bringer of War. from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)
イギリス

「火星」は、戦争の恐怖と緊張感を表現することを意図して作曲された。この楽章は非常に重厚で力強く、軍隊の行進のようなリズムや緊迫した和音が特徴。ホルストは第一次世界大戦が勃発した時期にこの楽章を作曲し、当時の社会的な不安や不穏な雰囲気を音楽を通じて表現した。 「火星」は、宇宙の神秘的な側面と共に、戦争と破壊のテーマを探求する魅力的な作品として、ホルストの最も有名な楽曲の一つとなっている。その力強い音楽は、聴衆に深い感情と考えを呼び起こすことができる、印象的な作品である。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 力強い 不気味 (Release:2004/09、Update:2022/07)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「金星」 平和をもたらす者。

ホルスト Venus, the Bringer of Peace from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)
イギリス

第2曲「金星」。中間部には夜空を感じさせるヴァイオリンやチェロのソロもあり、ゆっくりと優しく、少しずつ展開していく。グロッケンシュピールの音が、効果的に使われている。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/01、Update:2022/07)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「水星 翼のある使者

ホルスト Mercury, the Winged Messenger from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)
イギリス

第3曲「水星」。ホルストは、この曲を「心の象徴」と述べている。フルスコアを書いたのはこの曲のみで、曲の調がホ長調と変ロ長調の復調が用いられていて、楽器の持ち変えや交代が多く、演奏者には技術が要求され、腕の見せ所である。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/01、Update:2022/07)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「木星」 ジュピター、快楽をもたらすもの

ホルスト Jupiter, the Bringer of Jollity from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)
イギリス

第4曲「木星」。組曲中、最もよく知られている曲。 特に中間部「Andante maestoso」のメロディーが非常に有名。様々なシーンで使用され、ダイアナ元皇太子妃の葬儀に教会オルガンアレンジでで演奏されり、平原綾香がデビュー曲で、吉元由美により歌詞が付けられたものを『Jupiter』としてリリースした曲が流行った事があった。また、組曲として、冨田勲の「惑星」は当時のアナログシンセサイザーの多重録音で仕上げた物であり、世界的に評価された。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 雄大 躍動 軽快 落ち着き (Release:2003/07、Update:2022/06)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「土星」 老いをもたらす者

ホルスト Saturn, the Bringer of old Age from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)
イギリス

組曲中で最も長い。ハ長調ではあるものの、第3音にフラットが付くなど調性は不安定である。ハ音上の付加六の和音や七度の和音が多用される。 ホルスト自身この曲が最も気に入っていたといわれ、組曲中でも中核をなす曲と考えられる。自身でも何度かこの作品を指揮し、録音も残している。 前半の美しいトロンボーンのコラールが印象深い。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2006/10、Update:2022/06)

 ▶︎試聴するホルスト:組曲「惑星」より「天王星」 魔術の神

ホルスト Uranus, the Magician from The Planets

Holst(1874〜1934)
イギリス

第6曲「天王星」。デュカスの『魔法使いの弟子』に影響を受けたといわれている。G、 Es、 A、 Hの4音が様々な形で執拗なまでに取り入れられているのは、ホルストの名前(「G」u「s」t「a」v 「H」olst)を表していると言われている。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ ほのぼの やさしい 気品 癒し (Release:2005/02、Update:2022/05)

 ▶︎試聴するホルスト:海王星-神秘なる者 組曲「惑星」より

ホルスト Neptune, The Mystic from The Planets, Op.32

Holst(1874〜1934)
イギリス

第7曲「海王星」。静かな曲、後半から女声合唱も演奏に加わり、消え入るように終わる。楽譜の最後の1小節に反復記号が記され、「この小節は音が静寂の中に消え入るまでリピートせよ」(This bar to be repeated until the sound is lost in the distance.)と書いてある。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 神秘的 せつない ゆったり 不気味 祈り (Release:2006/10、Update:2022/05)

 ▶︎試聴するホルスト:吹奏楽のための組曲 第一番 1 . シャコンヌ (Chaconne )

ホルスト First Suite No.1-1 Chaconne

Holst(1874〜1934)
イギリス

ホルストの吹奏楽曲の中でも初期の作品で、吹奏楽における古典的な演奏会用作品としてきわめて重要な位置を占める。オプションパートが多く設けられ、多様な編成に対応できるようになっている。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 吹奏楽 ブラスバンド (Release:2011/12、Update:2011/12)

 ▶︎試聴するホルスト:吹奏楽のための組曲第二番(イギリス民謡組曲) 1.行進曲 (March )

ホルスト Second Suite No.2-1 March Op.28b

Holst(1874〜1934)
イギリス

吹奏楽のオリジナル曲としては草分け的存在として知られる組曲。 イングランドの民謡や舞曲に基づいており、この第2組曲1楽章は、「グローリシャーズ」と呼ばれるモリス・ダンスの旋律、「スワンシー・タウン」と呼ばれる水夫の歌、「クローディ・バンクス」が用いられる。途中のソロはユーフォニアムが活躍することで有名な旋律。

Holst United Kingdom ロマン派音楽 吹奏楽 ブラスオーケストラ 明るい 楽しい 牧歌的 素朴 軽快 (Release:2007/04、Update:2020/06)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:美しき青きドナウ

ヨハン・シュトラウス2世 An der schonen blauen Donau Op.314

Johann Strauss II(1825〜1899)
オーストリア

1867年に作曲した有名なウィンナ・ワルツです。ゆったりとした美しいメロディーが特徴で、オーストリアのドナウ川の風景や文化を感じさせるものとなっています。 曲は、徐々に盛り上がる序奏から始まり、いくつかのワルツの部分が連続して演奏される構造を持っています。曲全体が流れるようなリズムで、華やかさと優雅さを持ち合わせています。ウィーンの音楽と文化の象徴となり、ウィンナ・ワルツの代表的な作品とされています。特に毎年1月1日にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が演奏するニューイヤーコンサートでの演奏が有名です。その美しいメロディーと優雅なリズムによって、今でも多くの人々に愛され続けています。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ワルツ シンフォニックオーケストラ 躍動 優雅 気品 NewYear 入学式 (Release:1994/05、Update:2024/07)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:ピッチカート ポルカ

ヨハン・シュトラウス2世 Pizzicato Polka

Johann Strauss II(1825〜1899)
オーストリア

ヨハン・シュトラウス2世とヨーゼフ・シュトラウス兄弟の2人によって作曲された。ロシア旅行の際、サンクトペテルブルクか、パヴロフスク駅舎でピアノの連弾をしてこの作品が生まれたとされている。 弦楽器のピツィカートだけで演奏されるユーモラスな曲で、ウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートでは、3番目に登場回数が多い作品。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ポルカ シンフォニックオーケストラ 軽快 楽しい かわいい やさしい NewYear (Release:1997/07、Update:2020/05)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:ウィーンの森の物語 Op.325

ヨハン・シュトラウス2世 Tales from the Vienna Woods G’schichten aus dem Wienerwald

Johann Strauss II(1825〜1899)
オーストリア

1868年作曲のウィンナワルツ。オーストリアの民族楽器チター(ツィター/Zither)が使用されている。 チターは映画「第三の男」のテーマソングをアントーン・カラスが弾いた楽器としても知られている。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ワルツ シンフォニックオーケストラ のどか 華麗 優雅 NewYear (Release:2011/01、Update:2021/09)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:皇帝円舞曲

ヨハン・シュトラウス2世 Kaiser-Walzer Op.437

Johann Strauss II(1825〜1899)
オーストリア

『皇帝円舞曲』は、1889年作曲のウィンナワルツ。シュトラウス2世晩年のワルツの中では最も人気のある楽曲だった。当時のオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が,ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世を表敬訪問した際に作曲された。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ワルツ シンフォニックオーケストラ 華麗 優雅 気品 NewYear (Release:2011/01、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:こうもり序曲 オペレッタ『こうもり』より

ヨハン・シュトラウス2世 Die Fledermaus Overture Op.367

Johann Strauss II(1825〜1899)
オーストリア

『こうもり序曲(Die Fledermaus Overture)』は、1874年に初演された全三幕のオペレッタ(喜歌劇)「こうもり(Die Fledermaus)」で用いられる楽曲。数あるウィンナ・オペレッタの中でも最高峰とされる作品で、「オペレッタの王様」とも称される。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 陽気 楽しい 優雅 NewYear (Release:2011/10、Update:2011/10)

 ▶︎試聴するヨハン・シュトラウス2世:ウィーン気質 Op. 354

ヨハン・シュトラウス2世 Wiener Blut

Johann Strauss II(1825〜1899)
オーストリア

オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の娘ギーゼラとバイエルン公との結婚を祝して作曲された。後に同名のオペレッタが製作されている。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートでしばしば演奏される。

Johann Strauss II Austria ロマン派音楽 ワルツ シンフォニックオーケストラ 陽気 楽しい 明るい 優雅 NewYear (Release:2013/01、Update:2013/01)

 ▶︎試聴するバッハ:ブランデンブルク協奏曲 第1番 第1楽章

バッハ Die Brandenburgischen Konzerte1-1 BWV1046

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

ブランデンブルグ協奏曲は、バッハ自身は「いくつもの楽器による協奏曲集」と記している、全部で66曲の協奏曲集、作曲の順番は実際には不同で、1番は実は3番目に作られた曲だと言われている。

JS.Bach Germany バロック音楽 協奏曲 チェンバーオーケストラ 明るい 軽快 気品 入学式 祝典 (Release:2005/12、Update:2016/12)

 ▶︎試聴するバッハ:ブランデンブルク協奏曲 第2番 第1楽章

バッハ Die Brandenburgischen Konzerte2-1 BWV1047

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

ヘ長調 2/2 バッハが当時仕えていたケーテンのレオポルト公のもとに非常に優秀な楽団があったことにより作曲された。 独奏楽器それぞれにソロが均等に与えられる。トランペット奏者には演奏が大変難しい。

JS.Bach Germany バロック音楽 協奏曲 チェンバーオーケストラ (Release:2006/07、Update:2006/07)

 ▶︎試聴するバッハ:ブランデンブルク協奏曲 第3番 第1楽章

バッハ Brandenburg Concerto No.3 BWV.1048 I. Allegro

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

この第1楽章は、活気に満ちたアレグロ(速いテンポ)で構成されています。この楽章は、オーケストラとソロ楽器との対話が特徴的で、バッハの音楽的な巧妙さが際立っています。ソロ楽器群(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)が鮮やかなテクニックで演奏し、独自の旋律を提示します。音楽は陽気で明るく、活力に満ちており、バッハの対位法的な技巧も見事に示されています。第1楽章は、ブランデンブルク協奏曲全体の素晴らしい始まりとなっており、聴衆に楽しい音楽体験を提供します。

JS.Bach Germany バロック音楽 協奏曲 チェンバーオーケストラ (Release:2005/06、Update:2023/10)

 ▶︎試聴するバッハ:ブランデンブルク協奏曲 第5番 第1楽章 ニ長調

バッハ Brandenburg Concerto No.5 1st mov. Allegro BWV1050

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

この楽章は、ヴァイオリン、フルート、ハープシコードのためのソロパートが特徴。活気に満ちたリズムや鮮やかな旋律が特徴であり、バッハの独創性と技巧が存分に発揮されている。

JS.Bach Germany バロック音楽 協奏曲 チェンバーオーケストラ (Release:2006/06、Update:2023/05)

 ▶︎試聴するバッハ:主よ、人の望みの喜びよ 教会カンタータ

バッハ Herz und Mund und Tat und Leben BWV147

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

1723年に作曲したとされる全10曲からなる教会カンタータの6番目と10番目に登場し、『主よ、人の望みの喜びよ』の題で広く親しまれているコラール「イエスこそわが喜び」。『主イエス・キリストこそわたしの喜び。私はこの方をだきしめる。主は、病と悲しみの中にある時に、私にいのちをくださる。イエス・キリストは私を愛し、ご自身のいのちを与えて下さった。どんな時もイエス・キリストから離れることは無い。』

JS.Bach Germany バロック音楽 管弦楽 チェンバーオーケストラ 気品 xmas クリスマス 卒業式 結婚式 (Release:2004/12、Update:2020/08)

 ▶︎試聴するバッハ:管弦楽組曲第3番 G線上のアリア

バッハ Air on G-String Suite No.3 II. Air BWV1068

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

G線上のアリアは、「管弦楽組曲第3番」のうち、「アリア」楽章に付けられた愛称、19世紀後半にアウグスト・ウィルヘルミが、ニ長調からハ長調に移調させた際、バイオリンのG線のみで演奏できることに気づいたことから付けられた。結婚式や卒業式、映像作品などのBGMとしてよく使われている。

JS.Bach Germany バロック音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ 美しい xmas クリスマス 入学式 卒業式 (Release:2003/06、Update:2023/09)

 ▶︎試聴するバッハ:ミサ曲ロ短調よりキリエ Messe h-moll:Kyrie eleison

バッハ Kyrie eleison BWV232

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

マタイ受難曲、ヨハネ受難曲と並び、バッハの作品の中でも最高峰に位置するとされている全曲は27曲から成る1曲目。フーガ様の対位法が基本で古風なモテットからロココ風のアリアまで多岐なスタイルで、ニ長調を基調とするが、最初の曲はロ短調である。 五部合唱(ソプラノ1、2、アルト、テナー、バス)。ロ短調、アダージョ、ラルゴ、 4/4

JS.Bach Germany バロック音楽 ミサ曲 シンフォニックオーケストラ 気品 繊細 祈り 神秘的 (Release:2005/02、Update:2005/02)

 ▶︎試聴するバッハ:ミサ曲ロ短調よりアリア(バス) 汝の望みなれば

バッハ Messe h-moll:Aria Quoniam tu solus sanctus

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

Quoniam tu solus sanctus.「汝の望みなれば」ラテン語。キリスト教ミサで唱えるグロリアの一節。 ホルンのオブリガートは、「コルノ・ダ・カッチャ」(Corno da caccia)という現在のフレンチ・ホルンの先祖であるナチュラルホルンで演奏された。 ニ長調、アンダンテ・レント、3/4拍子。

JS.Bach Germany バロック音楽 ミサ曲 合唱とオーケストラ 軽快 優雅 繊細 祈り (Release:2017/02、Update:2017/02)

 ▶︎試聴するバッハ:フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 第一楽章

バッハ Konzert a-Moll fur Flauto traverso, Violine und Cembalo bwv1044

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

チェンバロが休むこと無く主に3連音符のリズムを刻み続け、情熱的な主題をフルートとソロヴァイオリンが掛け合うように奏でる。

JS.Bach Germany バロック音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ 気品 甘美 入学式 卒業式 祝典 (Release:2014/07、Update:2014/07)

 ▶︎試聴するバッハ:フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 第二楽章

バッハ Konzert a-Moll fur Flauto traverso, Violine und Cembalo Adagio

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

アダージョ・マ・ノン・タント・エ・ドルチェ ハ長調、8分の6拍子。 オーケストラは休みで、3つの独奏楽器がカノンのように絡み合う。穏やかで慈しみに満ちた緩徐楽章。

JS.Bach Germany バロック音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ 牧歌的 気品 繊細 穏やか (Release:2014/07、Update:2014/07)

 ▶︎試聴するバッハ:フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲 第三楽章

バッハ Konzert a-Moll fur Flauto traverso, Violine und Cembalo 3. Alla breve

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

テンポ・ディ・アラ・ブレーヴェ イ短調、2分の2拍子。 緊張感のあるフィナーレ。BWV894のフーガの旋律に、弦楽合奏の前奏、間奏、後奏を新たに追加、挿入した形式。

JS.Bach Germany バロック音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ 気品 繊細 おごそか (Release:2014/08、Update:2014/08)

 ▶︎試聴するバッハ:音楽の捧げ物より 六声のリチェルカーレ

バッハ Ricercare a 6 from Musikalisches Opfer

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

1つの主題に基づく16の作品からなる曲集の中から六声のリチェルカーレ。 原曲は、楽器指定のない6段楽譜である。元々、鍵盤楽器での即興演奏のために王から与えられた課題であり、バッハの時代を考慮してチェンバロで演奏されることが多いが、ここではViolin2、Viola2、Cello2の編成でアレンジしてみました。

JS.Bach Germany バロック音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ 繊細 祈り おごそか (Release:2013/03、Update:2013/03)

 ▶︎試聴するバッハ:小フーガ ト短調 BWV578

バッハ Fugue in G minor BWV578

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

同じト短調である「幻想曲とフーガ ト短調」(BWV542)との混同をさけるため、楽曲の規模からこの曲を「小フーガ ト短調」と呼ばれている。この「小フーガ」「大フーガ」という呼称は、BWV番号が存在しなかった時代の名残りである。4声フーガとして、数学的に精密に構成され対主題(固定対位句)を伴う。 ※この曲は、オルガン曲ですが、ここでは「弦楽四重奏」にしてみました。

JS.Bach Germany バロック音楽 室内楽 弦楽四重奏 素朴 気品 繊細 (Release:2013/12、Update:2013/12)

 ▶︎試聴するバッハ:2声のインヴェンション 第1番 ハ長調 BWV 772

バッハ Inventionen No.1 C-Dur. BWV772

JS.Bach(1685〜1750)
ドイツ

主題はC-D-E-F-D-E-C(ドレミファレミド)の16分音符とG-C-H-C(ソドシド)の8分音符とからなる。 バッハのインベンションは、教育的な意図から練習曲として作曲され、あまり公開演奏されることはなく、ピアノの教材に利用されることが多いが、これらの芸術性を認めた多数のチェンバロ及びピアノ演奏家が様々なアプローチで録音を残している。

JS.Bach Germany バロック音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 かわいい 懐かしい (Release:2013/10、Update:2013/10)

 ▶︎試聴するケテルビー:ペルシャの市場にて

ケテルビー In a Persian market

ketelbey(1875〜1959)
イングランド

ケテルビーの作品中でも最も有名な曲で、情感あふれる曲想はクラシック音楽入門の情景音楽作品として多くの人に親しまれる。もともと男声合唱が含まれるが、オーケストラ楽員が歌って演奏されることもある。

ketelbey England ロマン派音楽 情景音楽 合唱とオーケストラ 楽しい 明るい (Release:2011/03、Update:2011/03)

 ▶︎試聴するクライスラー:愛の喜び

クライスラー Liebesfreud

Kreisler(1875〜1962)
オーストリア

クライスラーの代名詞的に広く知られるヴァイオリンとピアノのための小作品。 単純かつ親しみやすい6度・3度の重音奏法の主和音で勢いよくはじまる、中間部はヘ長調の穏やかなメロディーと響きで愛がもたらす喜びや快活な気分を親しみやすい旋律で明朗に描いている。 「愛の悲しみ」と対で演奏会で取り上げられることが多い曲。

Kreisler Austria ロマン派音楽 室内楽 バイオリンとピアノ 明るい ロマンチック 入学式 結婚式 (Release:2014/01、Update:2014/01)

 ▶︎試聴するクライスラー:美しきロスマリン

クライスラー Schon Rosmarin

Kreisler(1875〜1962)
オーストリア

ヴァイオリンとピアノのための小作品。 甘美な旋律で始まり、中間部には愛らしい清楚なメロディー。主題は、主和音アルペジョと半音階のスピカートを組み合わせた軽快なもの。中間には、ヘミオラを活用してリズムに変化をつける。また、主題は、特段変奏もなく数回繰り返されており、時間調整も容易。リサイタル最後のアンコールピースとしてよく用いられる。 ※ロスマリンとは、ローズマリーの事で、愛や貞節を象徴し、愛らしい女性の愛称ともなっている。

Kreisler Austria ロマン派音楽 室内楽 バイオリンとピアノ 美しい xmas クリスマス 入学式 結婚式 (Release:2014/01、Update:2014/01)

 ▶︎試聴するクライスラー:愛の悲しみ

クライスラー Liebesleid

Kreisler(1875〜1962)
オーストリア

「愛の喜び」と対をなす、広く人気のヴァイオリンとピアノのため小品曲。 「愛の喜び」が長調で快活に喜びを表現しているのに対して、こちらは短調で文字通り悲しげであり独特の情感を発揮させている。レントラーの緩い三拍子に乗って、ヴァイオリンが五度音程の憂いを帯びた旋律を奏でる。中間部はイ長調。低音弦の高音ポジションで高い音を奏でることで渋い効果を上げている。

Kreisler Austria ロマン派音楽 室内楽 バイオリンとピアノ 気まぐれ 甘美 せつない ロマンチック (Release:2014/01、Update:2014/01)

 ▶︎試聴するリロイ・アンダーソン:スレッジ・ライド そりすべり

リロイ・アンダーソン Sleigh Ride

Leroy Anderson(1908〜1975)
アメリカ

オリジナルのオーケストラ用編成のほか、吹奏楽やJAZZバンド用など様々な編曲版があり、クリスマスシーズンにはそれらによっても多く演奏される。米国の作詞家ミッチェル・パリッシュにより英語の歌詞がつけられて、アンドリュー・シスターズやビング・クロスビー、ロネッツ、カーペンターズ、ベイビーフェイスら多くの歌手によっても歌われている。

Leroy Anderson USA その他・現在 ポップ ポップスオーケストラ 楽しい 軽快 xmas クリスマス (Release:1994/09、Update:2020/12)

 ▶︎試聴するフランツ・リスト:愛の夢 第3番

フランツ・リスト Liebestraume No.3 S541

Liszt(1811〜1886)
ハンガリー

女子フィギュアスケート浅田真央選手の2011-2012シーズン フリープログラム曲として、前シーズンに引き続き使用された。 もともと歌曲だった3つの曲を1850年に作曲者自身がピアノ独奏版に編曲した作品。副題は「3つの夜想曲」 変イ長調『おお、愛しうる限り愛せ O lieb so lang du lieben kannst』S.298は、1845年作曲。歌詞はドイツの詩人フェルディナント・フライリヒラートの作品。

Liszt Hungary ロマン派音楽 室内楽 ピアノ独奏 やさしい xmas クリスマス 入学式 卒業式 (Release:2008/03、Update:2008/03)

 ▶︎試聴するフランツ・リスト:ピアノ協奏曲第1番 第1楽章 変ホ長調

フランツ・リスト Piano Concerto No.1-1 Es-dur、 S.124

Liszt(1811〜1886)
ハンガリー

本来は全体が1つの部分(曲)として構成されているが、古典的ソナタや交響曲のような4楽章の構成を持つ協奏曲とみなし、ここには1楽章「アレグロ・マエストーゾ Allegro maestoso」として掲載します。

Liszt Hungary ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ (Release:2010/12、Update:2010/12)

 ▶︎試聴するロイド・ウェバー:オペラ座の怪人

ロイド・ウェバー The Phantom of the Opera

Lloyd Webber(1948〜0)
イギリス

1909年に発表されたフランスの作家ガストン・ルルーによって書かれた小説。多数の映画、テレビ映画、ミュージカルなどが作られている。イギリスの作曲家「アンドリュー・ロイド・ウェバー」が作曲した曲のカバー、アレンジです。 最近のフィギュアスケートの競技で多くの選手達が採用している曲でもある。

Lloyd Webber United Kingdom その他・現在 管弦楽 ポップスオーケストラ 軽快 せつない (Release:2014/12、Update:2014/12)

 ▶︎試聴するマーラー:交響曲第5番 第4楽章 アダージェット

マーラー Symphony No.5 4th mov. Adagietto

Mahler(1860〜1911)
オーストリア

弦楽器とハープのみで演奏される情感のある表現に富む名曲、もともとはマーラーが当時恋愛関係にあったアルマにあてた、音楽によるラブレターである。別名「愛の楽章」とも呼ばれる。 映画『ベニスに死す』の曲としても有名。東京駅のリニューアルのCMで使われた。

Mahler Austria ロマン派音楽 交響曲 弦楽器とハープ 優雅 せつない 卒業式 入学式 (Release:2014/08、Update:2014/08)

 ▶︎試聴するマーラー:交響曲第5番 第5楽章

マーラー Symphony No.5 5th mov.

Mahler(1860〜1911)
オーストリア

ホルン、ファゴット、クラリネットの牧歌的な掛け合いから始まる。 第1主題はホルンによるなだらかな下降音型、第2主題は低弦による細かいフーガ的な展開、軽快に舞うような展開部に入り、次第に力を増してクライマックスに向かい再現部に入り、勝利のコラールが力強く演奏され華々しく終わる。

Mahler Austria ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 牧歌的 優雅 優しい (Release:2014/09、Update:2014/09)

 ▶︎試聴するマーラー:大地の歌 第3楽章 「青春について」

マーラー Das Lied von der Erde Mov.3 Von der jugend

Mahler(1860〜1911)
オーストリア

この曲は、交響曲9番にあたるが、一般的な交響曲の様式から大きく外れた作品であり、また『交響曲第9番』を最後の大作として亡くなる人が多かったため、そのジンクスを気にしてあえて番号無しの『大地の歌』という曲にしたと言われている。 詩は李白「宴陶家亭子」に基づく、漢詩のドイツ語訳を歌詞に用いたテノール独唱曲。

Mahler Austria ロマン派音楽 交響曲 歌とオーケストラ ほのぼの 素朴 かわいい 入学式 卒業式 (Release:2013/10、Update:2013/10)

 ▶︎試聴するマスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲

マスカーニ Cavalleria Rusticana Intermezzo

Mascagni(1863〜1945)
イタリア

1890年初演の歌劇、タイトルは「田舎の騎士道」を意味する。 劇中で演奏される楽曲の中でも、この『間奏曲』が特に有名で、単独での演奏機会も多い。

Mascagni Italy ロマン派音楽 歌劇 シンフォニックオーケストラ せつない やさしい ロマンチック 優雅 卒業式 (Release:2010/09、Update:2010/09)

 ▶︎試聴するマスネ:タイスの瞑想曲 歌劇「タイス」の第2幕第1場と第2場の間奏曲

マスネ Meditation from Thais

Massenet(1842〜1912)
フランス

歌劇「タイス」(1894年初演)の第2幕第1場と第2場の間の間奏曲。その甘美なメロディーによって広く知られている。 本来はオーケストラと独奏楽器(ヴァイオリン)の形であるが、室内楽編曲も多い。

Massenet France ロマン派音楽 歌劇 バイオリンとオーケストラ おごそか 美しい xmas クリスマス 卒業式 (Release:2013/12、Update:2013/12)

 ▶︎試聴するメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 第一楽章 ホ短調 Op.64

メンデルスゾーン Violin concerto 01 inE minor Op.64

Mendelssohn(1809〜1847)
ハンブルク

3大ヴァイオリン協奏曲と称されるこの曲は、「メン・コン」の愛称で親しまれている。オーケストラによる序奏が無く、ヴァイオリンが有名な哀愁を帯びた感傷的な美しい第1主題を奏で、続けて技巧的なパッセージ、力強い経過主題を奏で、オーケストラと対話しながら華麗に展開して行く。

Mendelssohn Hamburg ロマン派音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ (Release:2012/07、Update:2012/07)

 ▶︎試聴するモーツァルト父:おもちゃの交響曲 第1楽章 ハ長調

モーツァルト父 Toy Symphony C-Dur

Mozart (Leopold )(1719〜1787)
ドイツ

この曲は、レオポルトの作品ということが定着しているが、ハイドン説や、神父のエトムント・アンゲラー説もある。三楽章からなる小交響曲で、『こどもの交響曲』(Kindersymphonie)とも呼ばれる。第1楽章は、アレグロ、ハ長調、4/4拍子。簡単なソナタ形式。

Mozart (Leopold ) Germany 古典派音楽 交響曲 チェンバーオーケストラ (Release:2011/02、Update:2011/02)

 ▶︎試聴するモーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 K299 ハ長調

モーツァルト Concerto for Flute, Harp, and Orchestra K299 C-Dur

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

ハ長調、4分の4拍子、ソナタ形式。 独奏楽器を加えたオーケストラのトゥッティがハ長調の分散和音による華やかな第1主題を奏して始まり、pとfを交替させつつ次第に盛り上がって行くという、当時の協奏曲によく用いられた手法で続けられる。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 フルートとハープとオーケストラ (Release:2021/07、Update:2021/07)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第1番 第1楽章 Allegro ニ長調

モーツァルト Horn Concerto No.1-1 K.412

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

モーツァルトは、ホルンの曲を複数残しているが、この1番から4番の協奏曲は、友人のホルン奏者の「ロイトゲープ」(ヨーゼフ・ライトゲープ)のために作曲されたとされている。 作曲された順番も第2番、第4番、第3番、第1番の順で、演奏技術的に易しくなって行く傾向にある。第1番では、曲全体の調性が他の曲より半音下げてニ長調となっていて、高音はB4止まり。これはロイトゲープの加齢による技量の衰えをモーツァルトが配慮したものであろうという説がある。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ ほのぼの 優雅 気品 入学式 卒業式 (Release:1999/05、Update:2023/05)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第1番 第2楽章 Rondo

モーツァルト Horn Concerto No.1-2 K.412

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

このRondoは、3つの主要なテーマで構成されている。最初の主題は明るく陽気で、美しい旋律が特徴。この主題は繰り返し現れ、その間にホルンの技巧や表現力が発揮される。2番目の主題は、より柔らかな性格を持ち、ホルンの音色が幻想的に響く。3番目の主題は、活気に満ち、リズミカルな要素が強調され迫力がある。 各主題がホルンとオーケストラが対話するよう繰り返し現れる。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ (Release:1999/05、Update:2023/06)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第2番 第1楽章 Alleglo maestoso

モーツァルト Horn Concerto No.2-1 K.417

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

1783年に作曲されたホルン独奏と管弦楽のための作品。全体的に優雅で明るい雰囲気を持ち、ホルンの技巧と美しい旋律が特徴。ホルンの音域の広さや特殊な奏法(トリルや急速なスケールなど)が巧妙に組み込まれているが、技術的な難しさだけでなく、旋律の美しさと表現力も重要な要素である。楽章全体を通して、ホルンとオーケストラが対等なパートナーシップを形成し、互いに対話しながら音楽が進んでいき、高揚感に満ちた楽曲であり、ホルンの魅力を十分に味わえる。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ (Release:2009/03、Update:2023/06)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第2番 第2楽章 Andante

モーツァルト Horn Concerto No.2-2 K.417

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

第2楽章は穏やかで優雅なアンダンテ、ホルン奏者を特に輝かせる美しい作品。 ホルンが豊かな旋律を奏でる中、オーケストラが繊細な伴奏を奏でる。この楽章は、ホルンの柔らかな音色と技巧を楽しむための余韻に浸るような、静かで感情的な雰囲気を持っている。ホルン奏者の技巧と表現力が求められる一方、メロディが美しく流れるため、聴衆にとっても心地よい響きを提供する。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ (Release:2009/03、Update:2023/06)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第2番 第3楽章 Rondo Allegro

モーツァルト Horn Concerto No.2-3 K.417

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

華やかで楽しい雰囲気を持つ軽快なスケルツォ(三部形式)。 この楽章は、アレグロの速度で始まる。最初にホルンが明るく躍動感のある主題を奏で、オーケストラもそれに応じて応答する。この主題と応答は、楽章全体を通じて繰り返され、ホルンとオーケストラの間で活気に満ちた対話が続く。楽章の終わりには、速度を上げて盛り上がり、ホルンとオーケストラが息を合わせながら、躍動感と華やかさを増し最後は力強く終わりを迎え、短いが鮮やかな印象を残す。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ (Release:2009/03、Update:2023/07)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第3番 第1楽章 Allegro

モーツァルト Horn Concerto No.3-1 K.447

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

この楽章は、技術的な難易度も高く、ホルン奏者にとっては非常に要求の高いパートである。優雅な旋律がホルンの響きで情感豊かに表現され、オーケストラとの対話が始まりメロディやリズムを交互に奏でる構造が特徴。美しい旋律と技巧的な要素が見事に組み合わさった作品であり、ホルンの魅力を引き出す素晴らしい楽章となっている。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ (Release:2005/04、Update:2023/07)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第3番 第2楽章 Romanze Larghetto

モーツァルト Horn Concerto No.3-2 K.447

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

ホルン奏者に美しい旋律と感情豊かな演奏を要求する楽章。ホルンとオーケストラの絶妙な対話と、ホルン独自の響きを生かした装飾的な演奏技巧が光る。ロマンツァ・ラルゲットは、叙情的な旋律と技巧的な演奏が融合した優れた作品であり、ホルン奏者やクラシック音楽愛好家にとって重要な作品である。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ ほのぼの 明るい やさしい 優雅 美しい (Release:2009/03、Update:2023/07)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第3番 第3楽章 Rondo Allegro

モーツァルト Horn Concerto No.3-3 K.447

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

ロンド形式。軽快で踊りのようなリズムが特徴で、ホルン独特の美しい音色を活かしながら、明るく楽しい雰囲気を醸し出している。 ホルンのソロが華麗に奏でられる部分や、オーケストラとの対話が楽しい部分が含まれており、モーツァルトの楽曲の中でも魅力的な協奏曲の一つ。この楽章は、聴衆に楽しさと陽気さを提供すると同時に、ホルンの技巧と表現力を堪能させてくれる素晴らしい音楽である。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ (Release:2009/03、Update:2023/08)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルン協奏曲 第4番 第1楽章 アレグロ・モデラート

モーツァルト Horn Concerto No.4-1 K.495 Allegro moderato

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

この楽章は、ホルンの力強さと情熱を表現しつつ、同時にモーツァルト特有の洗練された美しさも感じさせる。穏やかなテンポの「アレグロ・モデラート」、美しいホルンの旋律が中心にあり、ホルン独奏とオーケストラが対話する構造。ホルンの旋律は力強さと優雅さを兼ね備え、オーケストラの音色と調和し、その調性の輝きと音楽の流れは、聴く人々に感情的な共鳴を呼び起こす。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ (Release:1999/05、Update:2023/08)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ホルンのためのコンチェルトロンド 変ホ長調 K.371

モーツァルト Concert Rondo Allegro

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

1781年に作曲された単一のロンド楽章。 独奏部分は完成しているが、伴奏部分のスコアは未完成部分が多い。1989年、長い間紛失していた中間部の60小節の自筆譜が発見され、この曲の本来の姿がようやく判明したが正式なスコアを見つけるのは難しい。それ以前は、この部分を欠落させたまま補筆・録音されていた。「協奏風ロンド」、「コンサートロンド」などと呼ぶ場合もある。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ホルンとピアノ 軽快 陽気 のどか 優雅 (Release:2014/05、Update:2014/05)

 ▶︎試聴するモーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622 第1楽章

モーツァルト Clarinet Concerto A Major K.622 1st. movement Allegro

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

モーツァルトの協奏曲最期の作品で、クラリネットのための唯一の協奏曲。 1楽章は12分以上あり、359小節に及ぶ長大なもの。オーケストラによる主題提示から始まり、存分に歌い上げられる。カデンツァは置かれてなく、第2主題の提示は省かれている。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 クラリネットとオーケストラ 楽しい 甘美 かわいい やさしい (Release:2005/09、Update:2021/04)

 ▶︎試聴するモーツァルト:クラリネット協奏曲 第3楽章 ロンド 新音源TEST

モーツァルト Clarinet Concerto1-3 Rondo Sound TEST

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

クラリネットと弦の一部に新しいソフト音源を使用したテストです。 バランスとコントローラーのカーブが異なるので調整中です。 慣れるまで時間がかかりそうです...

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 クラリネットとオーケストラ (Release:2012/05、Update:2012/05)

 ▶︎試聴するモーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲

モーツァルト The Marriage of Figaro Overture K.V.492 D-Dur

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

序曲の中で、様々な楽器が交互にメロディを奏で、楽曲は時折高揚し、時折穏やかになります。これは物語の中でのキャラクターや出来事の変遷を表現しています。序曲の終盤では、楽器の織りなす美しいハーモニーが聴かれ、オペラ全体の楽しさや興奮を予感させます。 「フィガロの結婚」序曲は、モーツァルトの才能と彼のオペラ作品の魅力を示す素晴らしい音楽の一例です。この序曲はオペラの開始前に観客を楽しませ、物語の舞台背景を伝えるために用いられることが多いです。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 軽快 楽しい 優雅 (Release:1994/07、Update:2023/09)

 ▶︎試聴するモーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 (ドン・ジョバンニ)

モーツァルト Don Giovanni Overture K.527

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

1787年に初演。序曲はわずか一晩で書かれたが、円熟した曲に仕上がっており、よく演奏会で独立して演奏される。騎士長の亡霊の場面の序奏と軽快なアレグロからなるソナタ形式。なお、この序曲ははっきりしたコーダを持たず、そのままオペラの導入曲につながるので、モーツァルト自身が、演奏会用の華々しいコーダを別に作曲している。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ (Release:1994/08、Update:2021/01)

 ▶︎試聴するモーツァルト:歌劇「魔笛」序曲

モーツァルト The Magic Flute Overture K.620

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

モーツァルトが最後に完成させたオペラ。台本は興業主・俳優・歌手のエマヌエル・シカネーダー。 序曲には、全曲を通じて大きな役割を果たす「フリーメイソンの三和音」が登場する。第1主題はクレメンティの『ピアノソナタ 変ロ長調』の第1楽章主題に酷似しており、モーツァルトがこの曲でクレメンティをからかったという見方がある。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ (Release:1994/08、Update:2004/10)

 ▶︎試聴するモーツァルト:「魔笛」より、アリア「私は鳥刺し」 パパゲーノ

モーツァルト Arie - Der Vogelfanger bin ich ja from Die Zauberflote

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

『魔笛』第1幕で、パパゲーノの初めての登場時にパンフルートを吹きながら愉快に歌う。 歌の内容はパパゲーノの職業である鳥刺しについて歌ったもの。パパゲーノの陽気さを率直に表したアリア。 アンダンテ、ト長調、2/4拍子。 歌詞: Der Vogelfanger bin ich ja Stets lustig、 heiBa、 hopsassa! Ich Vogelfanger bin bekannt Bei Alt und Jung im ganzen Land. WeiB mit dem Locken umzughen Und mich aufs Pfeifen zu verstehn. Drum kann ich froh und lustig sein、 Denn alle Vogel sind ja mein.

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 オペラ シンフォニックオーケストラ (Release:2012/01、Update:2012/01)

 ▶︎試聴するモーツァルト:魔笛より『夜の女王のアリア』 復讐の炎は地獄のように我が心に燃え

モーツァルト Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen The Magic Flute - Queen of the Night Aria

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

『魔笛』の登場人物「夜の女王」が、第2幕で歌う2番目のアリア、『魔笛』でもっとも有名。 夜の女王が娘パミーナにナイフを渡して、宿敵ザラストロを殺害するように命じる場面で歌われる。「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」復讐心の苛烈さを歌ったものである。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 オペラ 歌とオーケストラ 力強い 激しい 不安 情熱 (Release:2011/07、Update:2022/05)

 ▶︎試聴するモーツァルト:「魔笛」より、アリア「娘か可愛い女房が一人」 パパゲーノ

モーツァルト Arie - Ein Madchen oder Weibchen wunscht Papageno sich!

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

パパゲーノが、可愛い女の子か奥さんがいたら、この世は実に素晴らしいと歌う楽天的なアリア。 グロッケンシュピールの音が美しく響く。 モーツァルトは、2つのパパゲーノのアリアを、当時の流行歌から取ったという。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 オペラ シンフォニックオーケストラ (Release:2012/01、Update:2012/01)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 第2楽章 Andante

モーツァルト Piano Concert No.21-2 KV.467

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

ヘ長調 2/2拍子 三部形式 この楽章のメロディは、モーツァルトの曲の中でも最も有名なものの一つ。 1967年製作のスウェーデン映画「みじかくも美しく燃え」でこのメロディが使われ有名になった。 一度聞いたら忘れられない非常に美しいメロディである。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ (Release:2012/05、Update:2012/05)

 ▶︎試聴するモーツァルト:レクイエム イントロイトゥス【入祭唱】

モーツァルト Requiem Introitus K.626

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

レクイエムとは、死者の安息を神に願うミサ曲、典礼として死者のためのミサまたは死者を追悼する音楽。 モーツァルト自身が完成させたのは、この第1曲だけである。モーツァルトの死後、未完のまま残され、弟子のフランツ・クサーヴァー・ジュースマイヤーにより補筆完成された。ニ短調 アダージョ 4分の4拍子 合唱・ソプラノ独唱。ヴェルディ、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」の一つとされる。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 レクイエム 合唱とオーケストラ 祈り おごそか (Release:2011/03、Update:2011/03)

 ▶︎試聴するモーツァルト:交響曲 第25番 第1楽章 Allegro con brio

モーツァルト Symphony No.25-1 K.183

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

Allegro con brio ト短調、ソナタ形式 モーツァルトの交響曲のうち、短調で書かれているのはこの曲と第40番のみである。第40番のト短調交響曲に対して、小ト短調ともよばれる、わずか17歳の時に作曲された。 映画『アマデウス』の冒頭部分で使用されたことで有名。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2007/12、Update:2007/12)

 ▶︎試聴するモーツァルト:交響曲第25番 第3楽章 Menuetto / Trio

モーツァルト Symphony No.25-3 Menuetto / Trio

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

この時代にしては珍しくホルンを4本用いている、当時はバルブホルンが無く、ナチュラルホルンを使っていて、特に短調の場合は出せる音が限られてしまうので、G管とBb管を混ぜて4本にして使う事で補っている。このため中ほどの木管アンサンブルの所では不完全ながらも主題を奏でることが出来るようになっている。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 華麗 情熱 (Release:2013/05、Update:2013/05)

 ▶︎試聴するモーツァルト:交響曲第31番《パリ》 第一楽章

モーツァルト Symphony No. 31 Paris 1. Allegro assai

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

1778年、パリの演奏団体コンセール・スピリチュエルの支配人ジャン・ル・グロからの依頼によって作曲されたため『パリ』の愛称で呼ばれる。クラリネットを含む完全な2管編成。 第1楽章 アレグロ・アッサイ ニ長調 4分の4拍子 ソナタ形式

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 軽快 明るい 優雅 優しい (Release:2015/01、Update:2015/01)

 ▶︎試聴するモーツァルト:交響曲第31番《パリ》 第二楽章

モーツァルト Symphony No. 31 Paris 2. Andante

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

アンダンテ ト長調 8分の6拍子 パリの演奏団体コンセール・スピリチュエルの支配人ジャン・ル・グロの注文により第2楽章は書き直された。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 明るい かわいい ゆったり (Release:2015/02、Update:2015/02)

 ▶︎試聴するモーツァルト:交響曲第31番《パリ》 第三楽章

モーツァルト Symphony No. 31 Paris 3. Allegro grazioso-Molto vivac

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

終楽章はこの第三楽章。 アレグロ ニ長調 2分の2拍子 ソナタ形式。ピアニッシモで始まり、突然のフォルテで驚かせるような始まり方をするフィナーレ。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 軽快 楽しい 優雅 繊細 (Release:2015/02、Update:2015/02)

 ▶︎試聴するモーツァルト:交響曲 第39番 第1楽章 Adagio-Allegro

モーツァルト Symphony No.39-1 K.543

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

モーツァルト晩年の「3大交響曲」(第39番、第40番、第41番)の最初の曲。 モーツァルトは、交響曲第40番を除き、これらの曲の演奏を聴かずに世を去ったと推測されている。 変ホ長調 2/2拍子(序奏)3/4拍子

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2008/01、Update:2008/01)

 ▶︎試聴するモーツァルト:交響曲 第39番 第2楽章 Andante con moto

モーツァルト Symphony No.39 Andante con moto

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

編成: フルート1、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2 第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス (木管楽器群にオーボエを欠くのは、モーツァルトの作品では例外的な編成である。)

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2011/12、Update:2011/12)

 ▶︎試聴するモーツァルト:交響曲 第40番 第1楽章 ト短調 Molto Allegro

モーツァルト Symphony No.40-1 Molto Allegro g-minor K.550

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

この楽章はソナタ形式で、速いテンポでの導入部分から始まり、続いて主題が提示されます。その後、主題が展開され、さまざまな変奏が加えられます。最終的に、主題が再現され、楽章が締めくくられます。 情熱的で魅力的なメロディと複雑な対位法(声部同士の対立や対比)に富んでおり、モーツァルトの交響曲の中でも特に人気があります。その情熱的な性格と力強い音楽は、モーツァルトの作曲スタイルを象徴しています。 第40番の交響曲は、モーツァルトの最も印象的な作品の一つとして広く称賛され、クラシック音楽の愛好家によって高く評価されています。 この交響曲は、モーツァルトの楽曲の中で数少ない短調の曲の一つで、1788年に作曲したもので、彼の最晩年に書かれた交響曲の一つです。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 優雅 甘美 繊細 せつない (Release:1994/05、Update:2023/11)

 ▶︎試聴するモーツァルト:ピアノソナタ16番 第1楽章 Allegro

モーツァルト Piano Sonata16-1 KV545

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

モーツァルトは、この曲について「初心者のための小クラヴィーア・ソナタ」と書いている。このソナタは、今日でもピアノのレッスン教材として広く親しまれ、ソナチネアルバムにも収められており、ピアノのレッスンにはおなじみの曲となっている。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2011/02、Update:2011/02)

 ▶︎試聴するモーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ニ長調、K.618

モーツァルト Ave Verum Corpus

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

カトリックで用いられる聖体賛美歌、主に聖体祭のミサで用いられた。 歌詞 Ave verum corpus natum de Maria Virgine.  Vere passum immolatum in cruce pro homine cujus latus perforatum fluxit aqua et sanguine. Esto nobis praegustatum mortis in examine. O Iesu dulcis、O Iesu pie、O Iesu Fili Mariae. Amen.

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 ミサ曲 合唱とオーケストラ おごそか 祈り xmas クリスマス (Release:2013/01、Update:2013/01)

 ▶︎試聴するモーツァルト:音楽の冗談 K.522 第1楽章 ヘ長調

モーツァルト Ein Musikalischer Spaß (a musical Joke)

Mozart (W.A.)(1756〜1791)
オーストリア

同時代の下手な演奏家や稚拙な作曲家をからかうために作曲されたと言われている曲。 古典派音楽の慣例にない和声、不自然な7小節の主題、誤った音進行、禁則である平行5度進行、奇妙な転調など、笑いやユーモアのある音楽として、当時の聴衆へ届いていた。

Mozart (W.A.) Austria 古典派音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ (Release:2020/11、Update:2020/11)

 ▶︎試聴するムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」

ムソルグスキー Night on the Bare Mountain

Mussorgsky(1839〜1881)
ロシア

深夜になると闇の精霊たちが禿山に集い大宴会を開いて大騒ぎするが、やがて夜明けを告げる村の鐘の音で精霊たちは去り、禿山はいつもと変わらぬ静かな朝を迎えるというもの。この曲はディズニーが1940年に作ったアニメーション映画『ファンタジア』にも取り上げられているリムスキー=コルサコフが1886年に発表した改訂版。

Mussorgsky Russia 国民楽派 交響詩 シンフォニックオーケストラ 不安 不気味 (Release:1994/07、Update:2019/02)

 ▶︎試聴するムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」より 卵の殻をつけた雛の踊り

ムソルグスキー Ballet des poussins dans leurs coques from Pictures at an Exhibition.

Mussorgsky(1839〜1881)
ロシア

木管楽器の掛け合いのメロディーは、ひよこのさえずりなのか、はたまた“ピヨピヨ”と走り回る情景なのか? ピアノ曲とオーケストラ版ではイメージが違うのが面白い。

Mussorgsky Russia 国民楽派 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/07、Update:2021/05)

 ▶︎試聴するムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」より サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ

ムソルグスキー Samuel Goldenberg und Schmuyle from Pictures at an Exhibition

Mussorgsky(1839〜1881)
ロシア

3/4 - 4/4 変ロ短調 タイトルは、ムソルグスキーの元の原稿で使用されている個人名を説明しています。「2人のポーランド系ユダヤ人、金持ちと貧乏人(Samuel GoldenbergとSchmuyle)」この名前は、2つの別々の現存する肖像画に基づいていると考えられています。

Mussorgsky Russia 国民楽派 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/07、Update:2021/05)

 ▶︎試聴するムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」より リモージュの市場

ムソルグスキー Limoges, le marche from Pictures at an Exhibition.

Mussorgsky(1839〜1881)
ロシア

フランス南西部にある古い都市リモージュの市場で、フランスの女性たちが激しく言い争う様子を描いた絵の印象。スフォルツァンドの繰り返しが、市場の活気ある喧騒を伝えている。

Mussorgsky Russia 国民楽派 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/07、Update:2021/06)

 ▶︎試聴するムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」より 鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー

ムソルグスキー La Cabane sur des pattes de poule from Pictures at an Exhibition.

Mussorgsky(1839〜1881)
ロシア

2/4 - 4/4, 2/4 - 2/4 イ短調 (Baba Yagà) この曲のインスピレーションを得たと考えられているガルトマンのスケッチでは、にわとりの足の上に妖婆の小屋の形をした時計が描かれている。ムソルグスキーは、そこに臼の上に乗って進む「バーバ・ヤガー」を付け加えた。

Mussorgsky Russia 国民楽派 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2005/07、Update:2021/06)

 ▶︎試聴するムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」より キエフの大門

ムソルグスキー La Grande Porte de Kiev from Pictures at an Exhibition.

Mussorgsky(1839〜1881)
ロシア

「展覧会の絵」の終曲。ラヴェルの管弦楽編曲版。いまの「ウクライナ」当時は「キエフ公国」の首都にあった「黄金の門」が浮かんでくる。ナニコレ珍百景のBGMで後半のフレーズがリピートされて使われている。

Mussorgsky Russia 国民楽派 組曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 雄大 重厚 躍動 (Release:2005/07、Update:2021/06)

 ▶︎試聴するパッヘルベル:カノン ニ長調

パッヘルベル Canon in D

Pachelbel(1653〜1706)
ドイツ

この楽曲は、3つのバイオリンと通奏低音のために書かれたカノン形式の楽曲であり、カノンという同じメロディを繰り返し奏でる重要な特徴を持っている。この美しいメロディと複雑な対位法の技巧が、長い間多くの人々に愛され、さまざまな編曲やアレンジがされ、卒業式などのイベントでも多用される曲。特に、ウェディングやフォーマルなイベントでよく使用されるクラシック音楽の代表的な一曲として知られている。

Pachelbel Germany バロック音楽 室内楽 チェンバーオーケストラ xmas クリスマス 入学式 卒業式 祝典 (Release:2005/05、Update:2023/08)

 ▶︎試聴するポンキエルリ:歌劇ジョコンダより「時の踊り」 前半

ポンキエルリ Dance Of The Hours (first half)

Ponchielli(1834〜1886)
イタリア

「時の踊り」はディズニー映画「ファンタジア」(1940年)に流用されて有名となった。その後1962年にナンシー・シナトラが「レモンのキッス」としてポピュラー・ソングにアレンジして歌った。この歌はアメリカ本国より日本で人気が出て、ザ・ピーナッツをはじめ多くの歌手がカバーした。2002年には小柳ゆきが「Lovin’ You」の題でアレンジを行いカバーした。

Ponchielli Italy ロマン派音楽 オペラ シンフォニックオーケストラ 幻想的 かわいい xmas クリスマス 卒業式 (Release:2011/09、Update:2009/09)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:ピーターと狼(全曲) 子供のための交響的物語

プロコフィエフ Peter and Wolf Symphonic Tale for Children

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

この曲は1936年プロコフィエフ自身が書いた物語用に作曲され、その年の5月にモスコーの少年劇場で初演された。 子供たちにオーケストラの楽器を楽しく理解させ親しんでもらえるように登場する人物や動物たちを楽器で表した。 ピーターは弦楽器、小鳥はフルート、アヒルはオーボエ、猫はクラリネット、狩人と鉄砲の音はティンパニとグランカッサで表現されている。 (YouTubeに物語テキスト付きの簡易スコア動画をアップしてあります)

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2021/10、Update:2021/10)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より アヒルが来た

プロコフィエフ Peter and Wolf ducks came

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

そこへアヒルがよちよち歩いてきました。アヒルは野原の深い池で気持ちよく泳ぎをしようと思っています。 アヒルを見て小鳥は草の上に飛び降りアヒルのそばに来て肩をそびやかし...

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 小鳥とアヒルのけんか

プロコフィエフ Peter and Wolf birds and ducks Kano Ken

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

「君は鳥のくせに飛べないのかい」と言いました。アヒルは「君は鳥のくせに泳げないのかい」と答えて池の中に飛び込みました。アヒルは泳ぎながら、小鳥は岸を飛び回りながら言い争いました。 ふと、ピータが気づいたとき、一匹の猫が草の上を這って行きます。

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 猫に襲われる

プロコフィエフ Peter and Wolf attacked by a cat

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

「あぶない!」ピーターは叫びました。小鳥はすぐに木の上に飛び上がりました。池の中でアヒルが猫に向かってガアガア怒ります。猫は木の周りを回りながら考えました、「のぼって行っても無駄かな...」

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より ピーターと小鳥の作戦

プロコフィエフ Peter and Wolf Bird Peter and strategies

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

ピーターは、門の後ろで、この有様を見ていました。 ピーターは走って家から大きな縄を持って来て、高い石の塀に上りました。 狼のいる木の枝が一つ塀の上に届いています、その枝をつかまえてピーターは身軽に木に上り、小鳥に言いました。 「狼に捕まらないように頭の周りを飛び回りなさい」

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 罠にかかって、もがく狼

プロコフィエフ Peter and Wolf Trapped wolves struggle

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

狼のしっぽを引っ掛けて力一杯引きます。狼は罠から抜けようとして乱暴に飛び跳ねます。 狼が飛び跳ねると、ますます強くしっぽが締め付けられます。ちょうどその時.......

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 狼は狩人の手に

プロコフィエフ Peter and Wolf Wolf is in the hands of hunter

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

ピーターは、勝ちどきの行進曲を、思い浮かべました。 ピーターの後ろから、狩人達が狼を連れて歩いて行きます。行列の最後に、おじいさんと猫がいます。

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より アヒルが狼のお腹の中から...

プロコフィエフ Peter and Wolf ducks from the belly of a wolf ...

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

もしも誰かが注意深く聴くなら、狼の腹の中でアヒルが鳴くのが聞こえるだろう。 狼があわてて生きたまま飲み込んだのだから.......(終わり)

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ピーターと狼」より 楽器と登場人物の紹介

プロコフィエフ Peter and Wolf Introduction

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

ピーター(弦楽合奏)、お祖父さん(ファゴット)、小鳥(フルート)、アヒル(オーボエ)、猫(クラリネット)、狼(3本のホルン)、猟師の撃つ鉄砲(ティンパニやバスドラム)&ナレーター

Prokofiev Russia ロマン派音楽 交響的物語 シンフォニックオーケストラ (Release:2004/12、Update:2011/01)

 ▶︎試聴するプロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」第2組曲より モンタギュー家とキャピュレット家

プロコフィエフ Romeo and Juliet Op.64tar Montagues and Capulets

Prokofiev(1891〜1953)
ロシア

組曲第2番の1番目の曲。1937年4月15日、レニングラードで作曲者の指揮により初演され、現在でもこの第2番が一番多くコンサートで演奏される。ソフトバンクのCMなどで使われた。

Prokofiev Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2007/12、Update:2021/01)

 ▶︎試聴するプッチーニ:オペラ・トゥーランドットより 「誰も寝てはならぬ」

プッチーニ Nessun Dorma From the opera "Turandot"

Puccini(1858〜1924)
イタリア

歌劇『トゥーランドット』(伊:Turandot)のアリア。テノールのための名アリアとして有名。世界的には歌い始めの歌詞から『Nessun dorma』の題で親しまれている。日本でも「Nessun dorma」の和訳である『誰も寝てはならぬ』が通称となっている。フィギュアスケートの演技によく使用され、日本ではトリノオリンピックの演技で荒川静香が金メダルを獲得したことによりこの曲の人気が高くなった。

Puccini Italy ロマン派音楽 歌曲 シンフォニックオーケストラ 入学式 祝典 結婚式 (Release:2006/03、Update:2020/08)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:交響曲2番 第2楽章 Andante

ラフマニノフ Symphony No. 2-2 op.27

Rachmaninov(1873〜1943)
ロシア

Allegro molto イ短調、2/2拍子、複合三部形式のスケルツォ。 ラフマニノフが気に入っていたグレゴリオ聖歌の「怒りの日」のモチーフが、冒頭のリズムに乗ってホルンによって示され、その主題を中心に曲は盛り上がり金管群によって高まるがクラリネットのソロをきっかけにモデラート部ではヴァイオリンを中心に民謡風の柔和なメロディーを歌う。中間部では曲想が大きく変わり、せわしないスケルツォ主題へと戻って、曲は再び盛り上がり、コーダでは金管のコラールによる旋律が交錯し、弱々しく楽章を閉じる。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2012/08、Update:2012/08)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 1楽章 Moderat

ラフマニノフ Piano Concert No2-1

Rachmaninov(1873〜1943)
ロシア

楽器編成は、伝統的な2管編成、Moderato ハ短調 2分の2拍子 自由なソナタ形式。 主題呈示部に先駆けて、オーケストラのトゥッティがロシア的な性格の旋律を歌い上げピアノ独奏がロシア正教の鐘を模したゆっくりとした和音連打をクレシェンドし続けながら打ち鳴らす。抒情的な第2主題は、まずピアノに登場し、劇的で目まぐるしい展開部は、楽器法や調性を変えながら両方の主題がクライマックスを迎える。 聴き手にピアノの超絶技巧の存在を感付かせない音楽的・情緒的な必要性が時には室内楽的な、時には交響的な印象を生み出している。 浅田真央選手の2013-2014シーズンとソチ五輪のフリーで使用する曲、伊藤みどりが1992年のアルベールビル冬季五輪で銀メダルを獲得した際のフリーの曲でもある。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ (Release:2007/12、Update:2008/12)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:前奏曲 Op.3-2 「鐘」

ラフマニノフ Prelude Op.3-2 cis moll

Rachmaninov(1873〜1943)
ロシア

クレムリン宮殿の鐘の音にインスピレーションを受けた作品とされ、「鐘」または「モスクワの鐘」などの愛称で親しまれている。フィギュアスケート浅田真央の2009-2010シーズンのフリー曲として決定された。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2009/10、Update:2009/10)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 第18変奏

ラフマニノフ Rhapsody on a Theme by Paganini Op.43 Variation 18 -Andante Cantabiler

Rachmaninov(1873〜1943)
ロシア

主題と24の変奏から成る曲の第18番目の変奏曲、この曲の中で特に有名な部分であるこのアンダンテ・カンタービレは、映画やTV、CMなどでもよく使われている。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 狂詩曲 ピアノとオーケストラ (Release:2010/07、Update:2010/07)

 ▶︎試聴するラフマニノフ:管弦楽のためのスケルツォ ニ短調

ラフマニノフ Scherzo for Orchestra in D minor

Rachmaninov(1873〜1943)
ロシア

ラフマニノフの現存する作品の中で、最も初期の管弦楽曲 まだ14歳の少年であった1887年頃書かれた。その頃彼はピアノクラスで勉強していて、和声と管弦楽の課程はまだ修了していなかった。素朴なあじわいで、どことなく東洋風であり、まるでロシア国民楽派の作品のようである。譜面には「第3楽章」と記入されていることから、より大規模な作品にするつもりだったことが伺われる。

Rachmaninov Russia ロマン派音楽 管弦楽 シンフォニックオーケストラ 楽しい 気まぐれ 不安 (Release:2013/08、Update:2013/08)

 ▶︎試聴するラヴェル(ラベル):亡き王女のためのパヴァーヌ

ラヴェル(ラベル) Pavane pour une infante defunte

Ravel(1875〜1937)
フランス

1899年に作曲したピアノ曲を1910年に管弦楽曲に編曲。 弦楽器のピッチカートに乗り、ホルンのソロで始まるこの曲は優雅でラヴェルらしい繊細さを持つ美しい小品。 ラヴェルが晩年、自動車事故により記憶障害が発症してしまった際、この曲を聴いて「この曲はとてもすばらしい、誰が書いた曲だろう。」と言ったという逸話もある。

Ravel France 印象派音楽 管弦楽 シンフォニックオーケストラ せつない 甘美 祈り 卒業式 (Release:2003/06、Update:2023/04)

 ▶︎試聴するラヴェル(ラベル):ボレロ ハ長調

ラヴェル(ラベル) Bolero Tempo di Bolero moderato assai

Ravel(1875〜1937)
フランス

ボレロは一本のテーマを繰り返し演奏することで構成されています。そのテーマは、全曲を通じて約15回繰り返されますが、各回で編曲や楽器の組み合わせが変わるため、聴き手に新しい印象を与え続けます。 音量の増加: 演奏が進むにつれて、音量が徐々に増していくのもボレロの特徴です。静かなピアニッシモ(非常に小さな音)から始まり、曲の終わりにはフォルテッシモ(非常に大きな音)でクライマックスを迎えます。 巧みなオーケストレーションの技術が遺憾なく発揮されています。各楽器セクションが順番にテーマを演奏し、最終的には全楽器が一斉にテーマを奏でることで壮大なフィナーレを迎えます。 当初はバレエ音楽として考案されましたが、そのシンプルかつ魅惑的なリズムとメロディーが多くの聴衆に愛され、コンサートホールでも人気の曲となりました。

Ravel France 印象派音楽 バレエ音楽 シンフォニックオーケストラ 雄大 重厚 情熱 甘美 (Release:2004/10、Update:2024/05)

 ▶︎試聴するレスピーギ:交響詩「ローマの松」から「アッピア街道の松」

レスピーギ The Pines of the Appian Way (Pini di Roma)

Respighi(1879〜1936)
イタリア

「アッピア街道の霧深い夜あけ。不思議な風景を見まもっている離れた松。果てしない足音の静かな休みないリズム。詩人は、過去の栄光の幻想的な姿を浮べる。トランペットがひびき、新しく昇る太陽の響きの中で、執政官の軍隊がサクラ街道を前進し、カピトレ丘へ勝ち誇って登ってゆく。」 ピアニッシモから「軍隊の行進」に伴い徐々に音強を増し、フォルティッシモに至る。舞台上の管弦楽に加え、バンダのファンファーレが加わり、勇壮に全曲を閉じる。舞台裏の金管楽器はしばしば客席の脇や後ろ、2階席などに置かれ、立体的な音響を響き渡らせることがある。

Respighi Italy ロマン派音楽 交響詩 シンフォニックオーケストラ 力強い 幻想的 (Release:2012/08、Update:2012/08)

 ▶︎試聴するロッシーニ:セビリアの理髪師 序曲

ロッシーニ Barbiere di Siviglia Overture

Rossini(1792〜1868)
イタリア

カロン・ド・ボーマルシェ(フランスの劇作家)の書いた風刺的な戯曲を題材に作曲された2幕のオペラの序曲。この序曲は単独で演奏されることも多い。元々はオペラ『パルミーラのアウレリアーノ』(1813年作曲)の序曲として書かれたものである。喜劇『フィガロの結婚』、正劇『罪の母』とともに3部作と言われている。

Rossini Italy 古典派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2011/06、Update:2020/09)

 ▶︎試聴するサン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 (ヴァイオリン コンチェルト)

サン=サーンス Introduction and Rondo Capriccioso op.28

Saint-Saens(1835〜1921)
フランス

1863年に作曲され、当時の人気ヴァイオリニストであったサラサーテに献呈された曲。ソロと伴奏の役割がはっきりしており、ソロは常に伴奏の上に浮き立つようになっている。全日本フィギュア選手権2021で、フィギュアスケートの羽生結弦選手がショートプログラムで使用した曲としても有名。

Saint-Saens France ロマン派音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ (Release:2005/06、Update:2022/02)

 ▶︎試聴するサン=サーンス:「バッカナール」サムソンとデリラ

サン=サーンス Bacchanale - Samson et Dalila

Saint-Saens(1835〜1921)
フランス

バレエ音楽「バッカナール」サムソンとデリラは、現在でも上演されることの多いサン・サーンスを代表するオペラのひとつ。オリエンタルでエキゾチックな旋律が大きな特徴で、これを中心にたたみ掛けるように音楽が進行していく。 この曲は、フィギュアスケートの浅田真央選手や安藤美姫選手など、多くの選手がプログラム曲として使っている。

Saint-Saens France ロマン派音楽 バレエ音楽 シンフォニックオーケストラ (Release:2011/10、Update:2021/04)

 ▶︎試聴するサン=サーンス:動物の謝肉祭より 07.水族館

サン=サーンス Le carnaval des animaux Aquarium

Saint-Saens(1835〜1921)
フランス

この曲は、心を優しく包むような幻想的な曲です。静かに流れるピアノのアルペジオは、穏やかな水面をそっと揺らす波紋のよう。音の一つひとつが、透明な水の中を漂う光の粒や、気まぐれに泳ぐ魚たちの姿を思わせます。 日常の喧騒から心を解き放ち、時間がゆっくりと流れる場所へと導いてくれます。弦楽器の柔らかな透き通る響きが、深い静寂の中にも美しさと生命が息づいていることを教えてくれます。 「水族館」は、儚くも美しい感情を呼び起こします。それは、どこか懐かしい夢の断片に触れるような、そして現実からほんの少し逃避したくなるような、不思議な安心感。この曲を聴くと、そっと水のように浄化されていくのを感じるでしょう。

Saint-Saens France ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ せつない 不安 甘美 繊細 卒業式 (Release:2005/09、Update:2024/10)

 ▶︎試聴するシューベルト:交響曲第8番「未完成」 第1楽章

シューベルト Symphony No.8 Unfinished 1st. mov.

Schubert(1797〜1828)
オーストリア

交響曲第8番「未完成」は、1822年に作曲されましたが、2楽章までしか完成していないため「未完成交響曲」と言われています。 情緒的な表現と深い響きが特徴です。冒頭から重厚な響きが広がり、哀愁漂うメロディが聴衆を引き込みます。独特の旋律の展開や対位法的な技巧が際立ち、シューベルトの音楽的才能を示しています。楽章全体にわたって続く緊張感と神秘性は、作曲家の内面的な葛藤や情熱を反映しています。未完のままであるにもかかわらず、その豊かな表現力と深い感情は、聴衆に強い印象を残します。

Schubert Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 堂々 幻想的 せつない 甘美 (Release:2005/05、Update:2024/04)

 ▶︎試聴するシューベルト:交響曲第8番(7番)「未完成」 第2楽章 Andante con moto

シューベルト Symphony No.8-2 Unfinished

Schubert(1797〜1828)
オーストリア

ホ長調、8分の3拍子。三部形式。穏やかな下降音階の第1主題が提示される。コーダでは、シューベルトが好んで用いた三度転調により一時変イ長調に転調する。 この第2楽章まで完成させ、スケルツォ(第3楽章)をスケッチまでほぼ仕上げながら、そこで作曲を中止してしまった。このような経緯により交響曲ロ短調D759は、第2楽章までしかない未完成交響曲となってしまった。「シューベルトは、第2楽章までのままでも十分に芸術的であると判断し、それ以上のつけたしは蛇足に過ぎないと考えた」という説などがある。

Schubert Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 優雅 甘美 気品 美しい やさしい (Release:2013/06、Update:2013/06)

 ▶︎試聴するシューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」D 944 第1楽章 ハ長調

シューベルト Symphony No.9 The Great 1st movement

Schubert(1797〜1828)
オーストリア

通称「ザ・グレート」と呼ばれるこの曲は、同じく「ハ長調」の「第6番に比較して大きい」といった程度の意味合で「偉大な」という意味は持たなかったが、そのスケールや楽想、規模は「ザ・グレート」の名に相応しく、現在ではこの曲の通称として定着している。 第1楽章は、 序奏付きソナタ形式。ホルンの伴奏を伴うユニゾンでおおらかに始まり、この序奏部分が楽章全体を構成する主要なモチーフを提示している。

Schubert Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2012/06、Update:2012/06)

 ▶︎試聴するシューベルト:交響曲第9番「ザ・グレイト」D 944 第2楽章

シューベルト Symphony No.9 The Great 2nd Andante con moto

Schubert(1797〜1828)
オーストリア

Andante con moto イ短調、2/4拍子。 主としてオーボエの主旋律鼻便はスタッカートが特徴のリズミカルな動機を主体とし、かつ3つの異なる旋律から構成され、ピアノとフォルテシモの頻繁な交代を特徴としている。次にヘ長調になり、先ほどとは対照的に息の長いレガートを主体とした下降旋律を特徴とする。中間部のホルンと弦との対話はシューマンが絶賛したと言われている。

Schubert Austria 古典派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2021/05、Update:2021/05)

 ▶︎試聴するシューベルト:ピアノ五重奏曲 D667 第4楽章『鱒』による変奏曲

シューベルト Piano Quintet、 4.Andantino-Allegro Op.114

Schubert(1797〜1828)
オーストリア

ピアノ五重奏曲としては変則的な編成で、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロおよびコントラバスという編成。シューベルトの唯一のピアノ五重奏曲であり、第4楽章が歌曲「鱒 D550」の旋律による変奏曲であるために「鱒」という副題がついている。

Schubert Austria 古典派音楽 室内楽 ピアノと弦楽 ほのぼの 躍動 入学式 卒業式 (Release:2009/06、Update:2017/12)

 ▶︎試聴するシューマン:ピアノ協奏曲イ短調 作品54 第1楽章 Allegro affettuoso

シューマン Piano Concerto Op.54 1. Allegro affettuoso

Schumann(1810〜1856)
ドイツ

1841年に作曲された「ピアノと管弦楽のための幻想曲」を1845年に改作し、完成したシューマンの遺した唯一のピアノ協奏曲。 冒頭はイ短調属調長調のホ長調の強奏、この部分は「ウルトラセブン」第49話(最終回)「史上最大の侵略 後編」のBGMとして使用された。

Schumann Germany ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ 情熱 甘美 落ち着き (Release:2015/08、Update:2015/08)

 ▶︎試聴するシューマン:4本のホルンのためのコンツェルトシュテュック ヘ長調 op.86

シューマン Konzertstueck for Four Horns and Orchestra Op.86

Schumann(1810〜1856)
ドイツ

このホルンの極端な高音域のメロディーは、現在ではトリプル・ホルン(ハイF管など)でないと対応できないなど、シューマンの活躍した時代は管楽器の性能の向上が著しかった時期であり、転調進行に伴う効果的な音色や音量バランスなど、作曲家にとっても演奏家にとっても見つけづらい時代でもあった。

Schumann Germany ロマン派音楽 協奏曲 ホルンとオーケストラ 躍動 軽快 重厚 華麗 祝典 (Release:2008/07、Update:2020/08)

 ▶︎試聴するシューマン:交響曲4番 第1楽章

シューマン Symphony No.4 in D minor Op.120 1st Movement

Schumann(1810〜1856)
ドイツ

ニ短調:かなり緩やかに (Ziemlich langsam) − 生き生きと (Lebhaft) 妻クララの22歳の誕生日1841年9月13日に、誕生日プレゼントとして彼女に贈られた。作曲はその直前3か月間で行われた。 この曲は実は最後の曲ではなく、第2番として作曲されたようだが、出版順ということで4番ということになっている。

Schumann Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 重厚 情熱 (Release:2014/07、Update:2014/07)

 ▶︎試聴するシューマン:交響曲四番 第二楽章 ロマンツェ

シューマン Symphony No.4 2nd. Mov. Ziemlich langsam

Schumann(1810〜1856)
ドイツ

ロマンツェ かなり緩やかに。イ短調、3/4拍子、三部形式。 オーボエとチェロのソロにより、第一楽章の第一主題に基づく中世ロマンス的な旋律と序奏の主題を示す。中間部はソロヴァイオリンが3連符で流れるような旋律を奏で、静かに終わる。

Schumann Germany ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 繊細 ゆったり ロマンチック (Release:2014/08、Update:2014/08)

 ▶︎試聴するスコット・ジョプリン:ジ・エンターテイナー

スコット・ジョプリン The Entertainer

Scott Joplin(1869〜1917)
アメリカ

「ラグタイム・トゥー・ステップ」(A rag time two step)という副題がつけられている。これは1911年頃に流行したダンスの一種で、当時作られたラグタイム曲に良く用いられていた。 1973年のアカデミー賞受賞映画『スティング』のテーマ曲として使用されたことをきっかけに、1970年代のラグタイム復興の一端を担うこととなった。

Scott Joplin USA ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 軽快 xmas クリスマス (Release:2011/12、Update:2011/12)

 ▶︎試聴するスコット・ジョプリン:パイナップル・ラグ (パイン・アップル・ラグ)

スコット・ジョプリン Pine Apple Rag

Scott Joplin(1869〜1917)
アメリカ

「パイナップル・ラグ(パイン・アップル・ラグ)」(Pine Apple Rag)は、1908年に作曲されたピアノのためのラグタイム。彼の曲の中でも有名のひとつである。サーカスのピエロのBGMなどによく登場し、自動車のラパンのCM曲などで使われたことで耳にした人も多いと思う。

Scott Joplin USA ロマン派音楽 ピアノ曲 ピアノ独奏 (Release:2011/11、Update:2011/11)

 ▶︎試聴するショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96

ショスタコーヴィチ Festive Overture Op.96

Shostakovich(1906〜1975)
ソヴィエト

ロシア革命37周年記念という、中途半端な記念日に、大至急仕上げてほしいとの劇場からの依頼で、わずか3日で仕上げたと言われている。 トランペットの明るく華やかなファンファーレで始まり、軽快で早い旋律が、はじめクラリネットで主奏されヴァイオリンに引き継ぎ、次の主題をチェロとホルンが抒情的に歌い出す、やがてファンファーレが戻ると、賑々しいコーダに至る。吹奏楽用の編曲でも盛んに演奏されている。

Shostakovich Soviet 近代音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 楽しい 軽快 祝典 (Release:1999/09、Update:2020/03)

 ▶︎試聴するショスタコーヴィチ:交響曲第5番 革命 第4楽章

ショスタコーヴィチ Symphony No5 Movt.4 Allegro non troppo

Shostakovich(1906〜1975)
ソヴィエト

ソビエト連邦時代の1937年に作曲され、革命20周年に初演された。 「革命」という題名は、ベートーヴェンの「運命」と同様、正式な標題ではない。 この楽章は、テンポの解釈などに演奏上の問題となるところが多く諸説入り交じり、 真相の究明については、自筆譜の研究が進むことを待たざるを得ないのが現状。

Shostakovich Soviet 近代音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 重厚 躍動 (Release:2010/11、Update:2021/03)

 ▶︎試聴するシベリウス:フィンランディア 作品26

シベリウス Finlandia Op.26

Sibelius(1865〜1957)
フィンランド

フィンランドが帝政ロシアの圧政に苦しめられていた1900年当時、独立運動が起こっていた頃、フィンランドに対する熱い愛国心を込めて作曲された名曲。中間部に出てくる「フィンランディア讃歌」はフィンランドの「第2の国歌」として親しまれているメロディで、独立して唱が付け加えられ歌われることもある。フィンランドは、1917年にロシアからの独立を宣言した。 映画「ダイ・ハード2」のエンディングに、この曲が使用されている。

Sibelius Finland 国民楽派 交響詩 シンフォニックオーケストラ 堂々 力強い 情熱 (Release:2011/03、Update:2022/04)

 ▶︎試聴するスメタナ:交響詩「わが祖国」よりモルダウ Marche

スメタナ Die Moldau from Ma Vlast

Smetana(1824〜1884)
チェコ共和国

6つの交響詩から成る連作交響詩の第2曲。 言語では、「ヴルタヴァ(Vltava)」、モルダウはドイツ語。一連の交響詩群の中で最も知られた作品であり、単独で演奏される事も多い。源流近くからプラハを流れ、エルベ川へ合流するまでの様子が描かれている。 毎年行なわれるプラハの春音楽祭のオープニング曲として演奏されることが恒例になっている。

Smetana Czech Republic 国民楽派 交響詩 シンフォニックオーケストラ 牧歌的 荘厳 ゆったり 厳粛 落ち着き (Release:2008/03、Update:2020/04)

 ▶︎試聴するスーザ:自由の鐘 Marche

スーザ The Liberty Bell

Sousa(1854〜1932)
アメリカ

演奏機会の多い人気の曲で、ビル・クリントン大統領やブッシュ大統領、オバマ大統領などの就任式にもアメリカ海兵隊軍楽隊によって演奏されている。当初はオペレッタ「The Devils Deputy」のために作曲された楽曲だったが、オペレッタ自体が無くなりお蔵入りになったが、シカゴ・コロンブス万国博覧会で楽曲のタイトルを「自由の鐘」にする事を思いついた。 イギリスの伝説的コメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」でオープニング曲として使われた。

Sousa USA ロマン派音楽 行進曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 軽快 楽しい 明るい (Release:1998/11、Update:2019/05)

 ▶︎試聴するリヒャルト・シュトラウス:あしたには! 作品27-4

リヒャルト・シュトラウス Morgen!

Strauss-R(1864〜1949)
ドイツ連邦

新婚の妻パウリーネのために、1894年に書かれた4つの歌曲の締めくくりに位置する。シュトラウスの作品のなかでも特にロマンティックなものの一つとされ、知名度も高い。簡素ながら、非常に繊細な美しさを持った作品。

Strauss-R Deutscher Bund ロマン派音楽 歌曲 シンフォニックオーケストラ 繊細 美しい 入学式 卒業式 (Release:2014/05、Update:2014/05)

 ▶︎試聴するリヒャルト・シュトラウス:『2001年宇宙の旅』冒頭 (「ツァラトゥストラはかく語りき」導入部)

リヒャルト・シュトラウス Also sprach Zarathustra Einleitung (Richard Georg Strauss)

Strauss-R(1864〜1949)
ドイツ連邦

映画『2001年宇宙の旅』冒頭でこの第1部「導入部」の部分が使われている。 曲は『ツァラトゥストラはこう語った』(Also sprach Zarathustra)作品30。リヒャルト・シュトラウスが1896年に作曲した交響詩。

Strauss-R Deutscher Bund ロマン派音楽 交響詩 シンフォニックオーケストラ (Release:2010/02、Update:2010/02)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 2. 火の鳥とその踊り

ストラヴィンスキー The Firebird (1919 edition) 2. Its Dance

Stravinsky(1882〜1971)
ロシア

ヴァイオリンとヴィオラのスフォルツァート(sfz)で雰囲気は一変する。木管郡が細かい動きで跳ね回るヴァリアシオン(ソロの踊り)となる。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 躍動 (Release:2014/03、Update:2022/09)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 3.火の鳥の踊り ヴァリアシオン

ストラヴィンスキー The Firebird (1919 edition) 3. Variation des Feuervogels

Stravinsky(1882〜1971)
ロシア

ヴァリアシオンはソロの踊りを表す用語(仏)、英語でのヴァリエーション。 火の鳥の踊りを男性・女性ともに全てのダンサーが同じ振付で踊る。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 繊細 (Release:2014/03、Update:2022/09)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 4.王女たちのロンド(ホロヴォード舞曲)

ストラヴィンスキー The Firebird (1919 edition) 4. Round Dance of the Princesses

Stravinsky(1882〜1971)
ロシア

魔王に捕らわれた王女たちが、黄金のリンゴの木の周りで踊っている。 王女の1人、ツァレーヴナと恋に落ちたイワンは、魔王に捕まると石にされてしまう事、夜明けまでに宮殿に帰らねばならない事を告げられる。そして夜が明け始め、女たちの姿は遠ざかりイワンは宮殿への潜入を試みる。 曲中、オーボエで演奏されるメロディーは、ホロヴォードと呼ばれる古いロシア舞曲。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 牧歌的 せつない 神秘的 (Release:2014/02、Update:2022/11)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 5.魔王カスチェイの凶悪な踊り

ストラヴィンスキー The Firebird 5. Hollentanz des Konigs Kastschei

Stravinsky(1882〜1971)
ロシア

魔王カスチェイがやってきて王子の尋問をはじめる、王女達は魔王カスチェイに王子の身の上を懇願するが、魔王カスチェイはそれをはねのける。 やがて魔王カスチェイが王子に魔法をかけようとしたとき、王子は羽をかざす。 すると火の鳥が現れ、魔王カスチェイがかけた魔法が跳ね返され、手下どもは魔法の影響で踊りだし、ついには魔王カスチェイも踊りだし凶悪な舞踏が繰り広げられる。 ソチ五輪、町田樹選手のフィギュアプログラム曲

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 荘厳 重厚 神秘的 (Release:2014/03、Update:2014/03)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 6.子守歌

ストラヴィンスキー The Firebird 6. Lullaby (Berceuse)

Stravinsky(1882〜1971)
ロシア

踊り疲れた魔物に火の鳥が歌って聴かせるファンタスティックな「子守唄」 子守唄のファゴットとオーボエのソロ掛け合いは、テンポをおさえた暖かいメロディーではじまり、際限まで弱音を意識したピアニッシモでフィナーレに進む。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ ゆったり おごそか (Release:2014/04、Update:2014/04)

 ▶︎試聴するストラヴィンスキー:組曲「火の鳥」(1919年版)より 7. 終曲

ストラヴィンスキー The Firebird 7. Finale

Stravinsky(1882〜1971)
ロシア

「子守歌」と「終曲」の間は切れ目無く演奏される事が多い。切れ目無く演奏する方法と、1曲ずつ区切って演奏する方法とがあり、どちらの方法もスコアに印刷されている。 終曲は、コラールが繰り返され、輝かしく全てが収まる大団円へと高まっていく。

Stravinsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 雄大 力強い 情熱 (Release:2014/04、Update:2014/04)

 ▶︎試聴するティールマン・スザート:ルネサンスの6つの舞曲集より 1.La Mourisque

ティールマン・スザート Six Dances from The Danserye

Susato(1500〜1562)
フランドル

金管アンサンブルでよく演奏されるスザートの「ルネサンス舞曲集」 フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルが1976年に来日した時の第一曲目に演奏した曲だったと思う。

Susato Flandre ルネサンス音楽 舞曲 ブラスアンサンブル (Release:2010/12、Update:2010/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 1楽章 Allegro non troppo e molto maestoso - Allegro con spirito

チャイコフスキー Piano Concert No1-1 Op.23

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

チャイコフスキーの3曲のピアノ協奏曲中、あまりにも有名なこの曲は,他の2曲の存在を薄くしてしまった。 力強いホルンから始まる印象的な出だしは印象的で、壮麗な序奏は、だれでも一度は聴いたことのある非常に有名なモチーフだが、このモチーフは、なぜか以降二度と再現されない。第2主題はクラリネットに美しい旋律が現れ展開部ではこれらの第2主題がピアノを中心にと変転し、オーケストラで第3主題が奏され、そのまま短いコーダに入って雄大に曲が閉じられる。 最もポピュラーなピアノ協奏曲の一つとして、多くの人々に喜んで聴かれ、多くのピアニストによって好んで演奏されている。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 協奏曲 ピアノとオーケストラ 重厚 躍動 優雅 情熱 繊細 (Release:2008/02、Update:2017/01)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:弦楽セレナード ハ長調 Op.48 第1楽章

チャイコフスキー Serenade for Strings In C 1. Pezzo In Forma Di Sonatina

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

1880年に作曲した弦楽オーケストラのための作品。チャイコフスキーの代表作の一つ。モーツァルトへの敬愛から書いたもの。ドラマチックな冒頭部分が印象的で、TVやCMなどで使われたため多くの人の耳になじみがあると思う。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 弦楽 チェンバーオーケストラ 荘厳 躍動 軽快 重厚 華麗 (Release:2005/02、Update:2022/02)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:弦楽セレナード 第2楽章 Moderato、tempo di Valse

チャイコフスキー Serenade for Strings Op.48

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

ト長調 4分の3拍子、ワルツ、Moderato、tempo di Valse   第2楽章はワルツではあるが、普通のワルツ形式ではなくロンド形式をとっている。非常に優雅な主題と中間部の少し翳りをもった部分の対比が美しい楽章である。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 弦楽 チェンバーオーケストラ (Release:2005/03、Update:2012/04)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:クルミ割人形組曲より 第8曲 花のワルツ

チャイコフスキー The Nutcracker Suite Op.71a Valse des fleurs

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

Tempo di Valse、ニ長調、4分の3拍子(複合三部形式)。クラシック音楽の中でも非常にポピュラーな曲であり、単独で演奏されることも多い。ホルンによる主題、弦による有名なワルツの旋律、そして情熱的な旋律がヴィオラ・チェロに続き、クライマックスでまとめられ、大交響楽的に終わる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 組曲 シンフォニックオーケストラ 雄大 優雅 華麗 xmas クリスマス (Release:1994/08、Update:2022/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番 第2楽章 アンダンテ・カンタービレ

チャイコフスキー Andante cantabile Op.11

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

冒頭の有名な旋律は、チャイコフスキーがウクライナで聴いた民謡に題材を得ている。 そのテンポを指示する速度用語である「アンダンテ・カンタービレ(歩く速さで歌うように)」がそのまま愛称として親しまれている。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 室内楽 弦楽四重奏 牧歌的 懐かしい 暖かい 甘美 卒業式 (Release:2011/06、Update:2014/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」より ワルツ

チャイコフスキー Sleeping Beauty Op.66 Waltz

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

チャイコフスキーのバレエ音楽の中で最も演奏時間が長い。ディズニー映画としても有名。 ヨーロッパの古い民話・童話、さまざまなストーリーパターンがある。 「眠れる森の美女」オーロラ姫に呪いをかけた邪悪な妖精マレフィセントを主人公とするダークファンタジー。 2014年7月5日公開予定のディズニーアニメの実写版ではマレフィセントをアンジェリーナ・ジョリーが演じ、彼女の封印された過去とオーロラ姫を永遠の眠りにつかせる呪いをかけた理由が明かされる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 バレエ音楽 シンフォニックオーケストラ 雄大 優雅 甘美 華麗 入学式 (Release:2005/04、Update:2014/06)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第4番 第3楽章 Scherzo Allegro

チャイコフスキー Symphony No.4-3

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

弦楽器は終始弓を持つことなくピチカートで演奏する。 木管楽器のアンサンブルは非常に演奏の難しい旋律の掛け合いで中間部主題が演奏される、主題の断片と金管楽器の行進曲の断片が絡まりながら静かに消えるように終わる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2010/07、Update:2010/07)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第5番 第2楽章 Andante cantabile, con alcuna licenza

チャイコフスキー Symphony No.5-2 Op.64

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

静かな弦の序奏から始まり、主要主題である旋律が、ホルンの美しい調べによって歌われる。 美しくもどこか悲しい主題と副主題、2つの主題が反復された後、中間部では、クラリネットが哀愁を帯びた旋律を奏で、「運命の動機」は、中間部のクライマックスと、主部が復帰してコーダに入る直前に激しく出て、やがて静かに終わる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2008/05、Update:2021/02)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第5番 第4楽章 フィナーレ

チャイコフスキー Andante maestoso-Allegro vivace op.64

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

序奏部の、「運命の動機」、ティンパニのロールのあと第一主題、さらに第二主題は木管楽器から弦楽器に移行され、コーダは再び運命の動機が堂々と演奏され終結していく。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2010/09、Update:2020/10)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第6番 「悲愴」第2楽章 Allegro con grazia

チャイコフスキー Symphony No.6-2 op.74

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

複合三部形式、ニ長調 4分の5拍子という混合拍子によるワルツ。スラブの音楽によく見られる拍子で、優雅でありながらも不安定な暗さと慰めのようなメロディーが交差する。中間部はロ短調に転調し、一層暗さに支配され、終楽章のフィナーレと同様の主題が現れる。 5拍子の曲と言えば、Jazzのテイク・ファイヴ、映画音楽のMission Impossibleのテーマ、「マルサの女」のテーマ。 小生はこの「マルサの女」のサウンドトラックのシンセサウンドと打ち込みの担当をやらせていただきました。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 軽快 優雅 気品 美しい せつない (Release:2008/06、Update:2019/05)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:交響曲 第6番 「悲愴」第4楽章 Finale.

チャイコフスキー Symphony No.6-4 op.74

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

Adagio lamentoso - Andante - Andante non tanto。ソナタ形式的な構成を持つ複合三部形式、ロ短調。 冒頭のメロディーは第1バイオリンと第2バイオリンが主旋律を1音ごとに交互に弾く独創的なオーケストレーションが面白い。曲は次第に高潮し、情熱的なクライマックスを経て曲は消えるように終わる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 交響曲 シンフォニックオーケストラ 重厚 繊細 静寂 落ち着き おごそか (Release:2008/10、Update:2019/05)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:イタリア奇想曲

チャイコフスキー Capriccio Italien op.45

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

イタリア様式の伝統的な奇想曲(カプリッチョ)スタイルの作品。 チャイコフスキーがイタリアに滞在していたとき、そこで見聞した様々な祭りや民謡、舞曲などのテーマがこの曲に盛り込まれている。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 奇想曲 シンフォニックオーケストラ (Release:2009/02、Update:2009/02)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 第一楽章 アレグロ・モデラート - アッサイ ニ長調

チャイコフスキー Violin Concerto D-Dur Op.35 Allegro moderato - assai

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

メンデルスゾーン、ベートーヴェン、ブラームスの3大ヴァイオリン協奏曲にこの曲を加えて4大ヴァイオリン協奏曲と称されることもある。悠々とした第1主題、抒情的な第2主題、独奏ヴァイオリンは華やかな技巧で演奏を続け、カデンツァの後、オーケストラの重厚な響きと激しいリズムで楽章を閉じる。 ニ調(D-dur、d-moll)のヴァイオリン協奏曲が多い理由は、楽器の特性としてニ調(D)が一番よく鳴る構造を持っていることが考慮されていると言われている。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ 躍動 華麗 情熱 繊細 (Release:2013/11、Update:2013/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 第2楽章 カンツォネッタ アンダンテ

チャイコフスキー Violin Concerto 2nd mov. Canzonet Andante

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

序奏は、管楽器だけで始まり、ソロヴァイオリンが愁いに満ちた美しい第1主題を演奏する。第2主題は明るく動きのある主題で独奏が行われ第1主題に回帰し、最後はオーケストラだけになり、第3楽章に切れ目なく進む。 使用された主題にはロシア風のものが多く、特に第2楽章カンツォネッタの旋律は、彼の真骨頂ともいえる美しさだと思う。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ 華麗 情熱 甘美 美しい やさしい (Release:2013/11、Update:2013/11)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:大序曲1812年

チャイコフスキー Overture Solennelle 1812 op.49

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

タイトルの「1812年」はナポレオンのロシア遠征が行われた年。チャイコフスキーは特に精魂を込めて書き上げた作品ではなかったものの、歴史的事件を通俗的に表現したわかりやすさによって人気のある作品でTVやCMなどでもよく使われる。クライマックス付近では楽譜上に大砲 (cannon) の指定がある。この曲は「ラ・マルセイエーズ」と「神よツァーリを護り給え」を使用しているが、1812年にはどちらも、まだ国歌ではなかった。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 序曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 戦い 荘厳 躍動 重厚 (Release:2004/12、Update:2019/12)

 ▶︎試聴するチャイコフスキー:スラブ行進曲 変ロ短調 作品31

チャイコフスキー Slavonian March Bb minor op.31

Tchaikovsky(1840〜1893)
ロシア

セルビア民謡『太陽は明るく輝かず』の旋律から、か弱く悲しげに始まる。 中間部は、同じくセルビア民謡の『懐かしいセルビアの戸口』からの快活なメロディ、続いて同じくセルビア民謡の『セルビア人は敵の銃を恐れない』からの勇壮なメロディが繰り出される。その後、主題が情熱的に再現され、終盤では帝政ロシア国歌『神よ、皇帝を護りたまえ』が力強く奏でられ、祝祭的な響きののち、曲が締めくくられる。

Tchaikovsky Russia ロマン派音楽 行進曲 シンフォニックオーケストラ 力強い 戦い 荘厳 軽快 重厚 (Release:2003/01、Update:2019/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:賛美歌103番 牧人羊を

伝統的な音楽 The First Noel

Traditional(1501〜1700)
*

賛美歌103番の「The First Noel」は、クリスマスに歌われるイギリスのクリスマスキャロルです。日本語では「牧人ひつじを」と呼ばれています。 この曲は、近世初期かそれ以前のもので、古フランス語の「ノエル」が使われています。プロテスタント系の教会では、クリスマスにこの曲を歌います。

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール やさしい 癒し 穏やか xmas クリスマス (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:賛美歌106番 荒野の果てに

伝統的な音楽 Les anges dans nos campagnes

Traditional(1501〜1700)
*

賛美歌106番「荒野の果てに」は、フランス民謡で作曲されたクリスマス・キャロルです。キリスト教の教会では聖歌や讃美歌としても歌われています。この曲は、アニメ「のだめカンタービレ巴里編」の劇中曲としても使用されていました。

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール おごそか 癒し 穏やか xmas クリスマス (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:賛美歌108番 いざ歌え

伝統的な音楽 O Sanctissima

Traditional(1501〜1700)
*

讃美歌108番「いざ歌え」は、ルカの福音書2章10-11節を採用した曲です。作詞はJohannes D. Falk、Heinrich Holzschuher、作曲はシチリア民謡です。この曲は、クリスマス、イースター、ペンテコステに歌われていた「三大節のための讃歌」と題されています。

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール 明るい 楽しい やさしい xmas クリスマス (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:賛美歌109番 きよしこの夜

伝統的な音楽 Silent Night Holy Night

Traditional(1501〜1700)
*

「きよしこの夜」は、明治時代にアメリカ人宣教師によって日本に伝わったと考えられています。1909年に出版された「讃美歌 第二編」に初めて収録されました。 「きよしこの夜」は、キリスト教の宗派によって歌詞が異なります。最も知られている「きよしこの夜 星は光り」の歌詞は、プロテスタントの賛美歌として歌い継がれてきました。一方、カトリックの聖歌では「しずけき真夜中 貧しうまや」という別の歌詞で歌われます。

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール おごそか やさしい 癒し xmas クリスマス (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:賛美歌112番 諸人こぞりて

伝統的な音楽 Joy to the World

Traditional(1501〜1700)
*

賛美歌112番「もろびとこぞりて」は、主イエス・キリストの降誕を歌ったクリスマスソングです。歌詞は次のとおりです。 諸人(もろびと)こぞりて むかえまつれ 久しく待ちにし 主はきませり 主はきませり 主は 主はきませり 悪魔のひとや

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:賛美歌129番 ひいらぎ飾ろう

伝統的な音楽 Deck the Hall

Traditional(1501〜1700)
*

賛美歌129番「ひいらぎ飾ろう」は、クリスマスに歌われる賛美歌です。原曲はウェールズの世俗的な新年のカロル「Nos galan」です。 「ひいらぎ飾ろう」は、英語では「Deck the hall with boughs of holly」または「Deck the halls With boughs of holly」と呼ばれます。

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:賛美歌216番 御使い歌いて

伝統的な音楽 Greensleeves What Child Is This

Traditional(1501〜1700)
*

讃美歌216番「御使いうたいて」は、キリスト降誕を祝うクリスマス・キャロルです。英語の題は「What Child Is This?」です。 この曲は、1865年にウィリアム・チャタートン・ディックスがイングランド民謡「グリーンスリーブス」の旋律に合わせて作詞しました。

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール おごそか 祈り xmas クリスマス (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:楽しいクリスマスを イギリス民謡

伝統的な音楽 We Wish You a Merry Christmas

Traditional(1501〜1700)
*

「We Wish You a Merry Christmas」は、16世紀のイングランド西部地方に起源を持つ英語のキャロルです。イギリスの伝統的な民謡で、クリスマス・キャロルの定番曲として親しまれています。曲中で「もろびとこぞりて」(George Frederick Handel, arranged by Lowell Mason) のメロディーを使用しています。。

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール 明るい やさしい xmas クリスマス (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:ジングルベル (馬ゾリ:ベルをリンリン鳴らせ!)

伝統的な音楽 Jingle Bells

Traditional(1501〜1700)
*

「ジングルベル」は、クリスマスによく歌われるアメリカの歌です。1858年に牧師兼作曲家のジェームス・ピアポントが感謝祭(11月)のために作った歌で、本来のタイトルは「馬ゾリ」です。 「ジングルベル」は、動詞の「Jingle」と、名詞複数形の「Bells」から成っています。「Jingle」とは、「○○をリンリンと鳴らす」という意味があります。つまり「ベルをリンリン鳴らせ!」という意味があります。 「ジングルベル」の原曲の歌詞ではクリスマスについて一切言及されていません。

Traditional * 伝統的な音楽 ポップ ハンドベル・オルゴール 明るい 楽しい 軽快 xmas クリスマス (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴する伝統的な音楽:賛美歌098番 天には栄え

伝統的な音楽 Hark the Herald Angels Sing

Traditional(1501〜1700)
*

讃美歌98番「天には栄え」は、クリスマスの讃美歌として有名な曲です。 歌詞は、イエス・キリストの誕生を讃える言葉「いと高き所には栄光、神にあれ。 地には平和、主の悦び給ふ人にあれ。」が元になっています。この曲は、1840年に発表されました。作曲者はフェリックス・メンデルスゾーンと言われています。

Traditional * 伝統的な音楽 賛美歌 ハンドベル・オルゴール おごそか 癒し 祈り xmas クリスマス (Release:2007/11、Update:2000/10)

 ▶︎試聴するベルディー(ヴェルディ):オペラ「運命の力」 序曲

ベルディー(ヴェルディ) La Forza del Destino Overture

Verdi(1813〜1901)
イタリア

「運命の力」は、ヴェルディが作曲した全4幕からなるオペラの有名な「序曲」は1869年に補作されたもので、それまでの原典版ではもっと短い「前奏曲」が用いられていた。それに対してこの序曲は7分を超える。現在ではこの序曲だけが単独で演奏される機会も多い。吹奏楽でもよく演奏される。

Verdi Italy ロマン派音楽 オペラ シンフォニックオーケストラ (Release:2012/11、Update:2012/11)

 ▶︎試聴するベルディー(ヴェルディ):レクイエムから 「怒りの日」冒頭

ベルディー(ヴェルディ) Dies Irae for Requiem

Verdi(1813〜1901)
イタリア

『怒りの日:Dies Irae(ディエス・イレ)』は、原題、Messa da Requiem per l anniversario della morte di Manzoni 「マンゾーニの命日を記念するためのレクイエム」の中の一曲、このレクイエム中最も有名な旋律。 モーツァルト、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられると共に、「最も華麗なレクイエム」と評される。 怒りの日とは、キリスト教の終末思想の一つで、世界の終末の日に過去の全ての人間を地上に復活させ、天国に行けるか地獄に落とされるか、その生前の行いに審判が下される日。 テレビのCMや、バラエティー番組などでこの冒頭部分は盛んに使用されている。

Verdi Italy ロマン派音楽 レクイエム 合唱とオーケストラ 力強い 華麗 厳粛 (Release:2014/11、Update:2014/11)

 ▶︎試聴するヴィヴァルディ:協奏曲「四季」第1番「春」1 Allegro

ヴィヴァルディ The Four Seasons-spring-1 RV.269

Vivaldi(1678〜1741)
イタリア

春がやってきた、小鳥は喜び囀りながら祝っている。小川のせせらぎ、風が優しく撫でる。 春を告げる雷が轟音を立て黒い雲が空を覆う、そして嵐は去り小鳥は素晴らしい声で歌う。 鳥の声をソロヴァイオリンが高らかにそして華やかにうたいあげる。

Vivaldi Italy バロック音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ 軽快 優雅 NewYear 入学式 (Release:2006/02、Update:2006/02)

 ▶︎試聴するヴィヴァルディ:協奏曲「四季」第1番「春」2 Largo

ヴィヴァルディ The Four Seasons-spring-2 RV.269

Vivaldi(1678〜1741)
イタリア

牧草地に花は咲き乱れ、空に伸びた枝の茂った葉はガサガサ音を立てる。羊飼は眠り、忠実な猟犬は(私の)そばにいる。 弦楽器の静かな旋律にソロヴァイオリンがのどかなメロディを奏でる。ヴィオラの低いCis音が吠える犬を表現している。

Vivaldi Italy バロック音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ NewYear (Release:2006/02、Update:2006/02)

 ▶︎試聴するヴィヴァルディ:合奏協奏曲集「四季」より「冬」 I. Allegro non molto

ヴィヴァルディ Violin Concerto No.4 Winter RV.297

Vivaldi(1678〜1741)
イタリア

冷たい雪にガタガタふるえ激しい風の吹く中を ひっきりなしに足ぶみしながら駆けている。あんまり寒くて歯の根が合わずカタカタ鳴る... 速いテンポで始まり、シャープな音符とリズムが雪や寒さをイメージさせます。

Vivaldi Italy バロック音楽 協奏曲 バイオリンとオーケストラ (Release:2006/03、Update:2022/11)

 ▶︎試聴するヴィヴァルディ:調和の霊感 第6番イ短調 ヴァイオリン協奏曲 第1楽章

ヴィヴァルディ L’estro armonico a moll 1st movement

Vivaldi(1678〜1741)
イタリア

この曲はコンチェルト・グロッソへと発展した古典的な独奏楽器と合奏のための協奏曲の中で最も古い。この曲は少し難しく編曲されて、主要ヴァイオリン学習教本に載っており、特に一楽章はヴァイオリンを学ぶ上で重要な曲目となっている。

Vivaldi Italy バロック音楽 弦楽 チェンバーオーケストラ (Release:2011/06、Update:2011/06)

 ▶︎試聴するワーグナー:歌劇ローエングリーンより大聖堂へのエルザの行列

ワーグナー elsa’s Procession to the Cathedral

Wagner(1813〜1883)
ドイツ

白鳥の騎士(ローエングリーン)がエルザと婚礼の式の為に礼拝堂へ向かう時の入場の音楽。 木管の清楚な旋律が次第に高揚していく、吹奏楽による演奏がよく知られる。 ここではブラスバンド風に組み立ててみました。

Wagner Germany ロマン派音楽 歌劇 シンフォニックオーケストラ 荘厳 入学式 卒業式 結婚式 (Release:2004/12、Update:2014/06)

 ▶︎試聴するワーグナー:楽劇 ワルキューレの騎行 (第三幕の前奏曲)

ワーグナー Ride of the Valkyries

Wagner(1813〜1883)
ドイツ

楽劇 「ニーベルングの指輪」の第一夜 楽劇「ワルキューレ」の第三幕の前奏曲。 「ワルキューレ」とは、北欧神話に登場する「戦死者を選ぶ者」という意味(戦乙女、戦女神など)を持つ。 フランシス・コッポラ監督による映画「地獄の黙示録」でアメリカ軍のヘリコプター部隊が兵士の士気を高め、住民の恐怖心を煽るために、ヘリコプターに積んだスピーカーから大音量で流される場面は有名。

Wagner Germany ロマン派音楽 歌劇 シンフォニックオーケストラ 力強い 幻想的 荘厳 重厚 雄大 (Release:2005/01、Update:2020/05)

 ▶︎試聴するウェーバー:歌劇「魔弾の射手」より 序曲 J.277

ウェーバー Overture From Der Freischutz

Weber(1786〜1826)
ドイツ

「魔弾の射手」とは、意のままに命中する弾を所持する射撃手。伝説では7発中6発は射手の望むところに必ず命中するが、残りの1発は悪魔の望む箇所へ命中するとされる。この序曲は特に有名であり、その冒頭部分のホルン四重奏のメロディーは賛美歌『主よ御手もて引かせ給え』としても知られている。

Weber Germany ロマン派音楽 歌劇 シンフォニックオーケストラ (Release:2020/12、Update:2020/12)

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