Andante con moto イ短調、2/4拍子。
主としてオーボエの主旋律鼻便はスタッカートが特徴のリズミカルな動機を主体とし、かつ3つの異なる旋律から構成され、ピアノとフォルテシモの頻繁な交代を特徴としている。次にヘ長調になり、先ほどとは対照的に息の長いレガートを主体とした下降旋律を特徴とする。中間部のホルンと弦との対話はシューマンが絶賛したと言われている。
O Freunde、 nicht diese Tone!Sondern laBt uns angenehmere anstimmen und freudenvollere.
おお友よ、このような音ではない!我々はもっと心地よいもっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか…
日本では、年末になると各地で第九のコンサートが開かれ、単に演奏を聴くだけではなく、合唱に参加型のコンサートも増えている。日本で年末に『第九』が頻繁に演奏されるのは、戦後オーケストラの収入が少なく、楽団員の年末年始の生活状況を改善するため、「必ず客が入る曲目」であった『第九』を日本交響楽団(今のN響)が年末に演奏するようになり、それが定着したと言われている。
第7曲「海王星」。静かな曲、後半から女声合唱も演奏に加わり、消え入るように終わる。楽譜の最後の1小節に反復記号が記され、「この小節は音が静寂の中に消え入るまでリピートせよ」(This bar to be repeated until the sound is lost in the distance.)と書いてある。
「We Wish You a Merry Christmas」は、16世紀のイングランド西部地方に起源を持つ英語のキャロルです。イギリスの伝統的な民謡で、クリスマス・キャロルの定番曲として親しまれています。曲中で「もろびとこぞりて」(George Frederick Handel, arranged by Lowell Mason) のメロディーを使用しています。。
原題はGewitter und Sturm、特に決まった形式はない。この楽章のみピッコロとティンパニが加わり、楽しい村民の集いを突然襲った昼下がりの激しい驟雨の様子を活写する。低弦が遠雷の様子を、中高弦・木管が怪しい風音・閃光と雨足を、全管とティンパニが激しい雷鳴と大地の鳴動を表現し、最終部では雨足が遠のき雷雲が去って晴れ間が差した清々しい麗らかな田舎の情景が奏でられる。第2のスケルツォと位置付けることもできる。
カトリックで用いられる聖体賛美歌、主に聖体祭のミサで用いられた。
歌詞
Ave verum corpus natum de Maria Virgine.
Vere passum immolatum in cruce pro homine cujus latus perforatum fluxit aqua et sanguine.
Esto nobis praegustatum mortis in examine.
O Iesu dulcis、O Iesu pie、O Iesu Fili Mariae. Amen.
ピアノ独奏ヴァージョン。歌詞はアンリ・パコーリによる。歌曲集『ワルツと喫茶店の音楽』のうちの1曲とされている。
I want Jesus to walk with me
all along my pilgrim journey.
I want Jesus to walk with me.
when my heart within is aching.
I want Jesus to walk with me.
「ラグタイム・トゥー・ステップ」(A rag time two step)という副題がつけられている。これは1911年頃に流行したダンスの一種で、当時作られたラグタイム曲に良く用いられていた。
1973年のアカデミー賞受賞映画『スティング』のテーマ曲として使用されたことをきっかけに、1970年代のラグタイム復興の一端を担うこととなった。
Sostenuto, ma non troppo - Allegro、ヘ短調→ヘ長調。
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの1787年の同名の戯曲のための劇付随音楽。現在ではこの序曲のみが単独で演奏される事が多いが、全10曲の構成である(この序曲は1番目)。力強く雄渾多感な序曲は、ベートーヴェン中期の終わりに位置する作品で、「交響曲 第5番」と同じくらいに有名。
『怒りの日:Dies Irae(ディエス・イレ)』は、原題、Messa da Requiem per l anniversario della morte di Manzoni 「マンゾーニの命日を記念するためのレクイエム」の中の一曲、このレクイエム中最も有名な旋律。
モーツァルト、フォーレの作品とともに「三大レクイエム」の一つに数えられると共に、「最も華麗なレクイエム」と評される。
怒りの日とは、キリスト教の終末思想の一つで、世界の終末の日に過去の全ての人間を地上に復活させ、天国に行けるか地獄に落とされるか、その生前の行いに審判が下される日。
テレビのCMや、バラエティー番組などでこの冒頭部分は盛んに使用されている。
Allegro molto イ短調、2/2拍子、複合三部形式のスケルツォ。
ラフマニノフが気に入っていたグレゴリオ聖歌の「怒りの日」のモチーフが、冒頭のリズムに乗ってホルンによって示され、その主題を中心に曲は盛り上がり金管群によって高まるがクラリネットのソロをきっかけにモデラート部ではヴァイオリンを中心に民謡風の柔和なメロディーを歌う。中間部では曲想が大きく変わり、せわしないスケルツォ主題へと戻って、曲は再び盛り上がり、コーダでは金管のコラールによる旋律が交錯し、弱々しく楽章を閉じる。
女子フィギュアスケート浅田真央選手の2011-2012シーズン フリープログラム曲として、前シーズンに引き続き使用された。
もともと歌曲だった3つの曲を1850年に作曲者自身がピアノ独奏版に編曲した作品。副題は「3つの夜想曲」
変イ長調『おお、愛しうる限り愛せ O lieb so lang du lieben kannst』S.298は、1845年作曲。歌詞はドイツの詩人フェルディナント・フライリヒラートの作品。
Arie - Der Vogelfanger bin ich ja from Die Zauberflote
Mozart (W.A.)(1756〜1791) オーストリア
『魔笛』第1幕で、パパゲーノの初めての登場時にパンフルートを吹きながら愉快に歌う。
歌の内容はパパゲーノの職業である鳥刺しについて歌ったもの。パパゲーノの陽気さを率直に表したアリア。
アンダンテ、ト長調、2/4拍子。
歌詞:
Der Vogelfanger bin ich ja Stets lustig、 heiBa、 hopsassa!
Ich Vogelfanger bin bekannt Bei Alt und Jung im ganzen Land.
WeiB mit dem Locken umzughen Und mich aufs Pfeifen zu verstehn.
Drum kann ich froh und lustig sein、 Denn alle Vogel sind ja mein.
Quoniam tu solus sanctus.「汝の望みなれば」ラテン語。キリスト教ミサで唱えるグロリアの一節。
ホルンのオブリガートは、「コルノ・ダ・カッチャ」(Corno da caccia)という現在のフレンチ・ホルンの先祖であるナチュラルホルンで演奏された。
ニ長調、アンダンテ・レント、3/4拍子。
原題:伊: Sinfonia eroica、 composta per festeggiare il sovvenire d’un grand’uomo 英雄交響曲、「ある偉大なる人の思い出に捧ぐ」は、ベートーヴェンが作曲した3番目の交響曲である。1804年に完成された。「英雄」のほか、イタリア語の原題に由来する「エロイカ」の名で呼ばれることも多い。ベートーヴェンの最も重要な作品のひとつ。
第1楽章 Allegro con brio 変ホ長調 3/4拍子
『威風堂々』の原題「Pomp and Circumstance」とは、シェイクスピアの戯曲「オセロ」第3幕第3場のセリフから取られたタイトル。中間部の旋律は特に有名であり、日本では単に『威風堂々』と言った場合は第1番あるいはその中間部の旋律を指すことが多い。イギリスでは、この中間部の旋律は『Land of Hope and Glory(希望と栄光の国)』と題され、第2の国歌として愛唱されている。
賛美歌129番「ひいらぎ飾ろう」は、クリスマスに歌われる賛美歌です。原曲はウェールズの世俗的な新年のカロル「Nos galan」です。
「ひいらぎ飾ろう」は、英語では「Deck the hall with boughs of holly」または「Deck the halls With boughs of holly」と呼ばれます。